ジロ・デル・エミリア
ジロ・デル・エミリア
クラス:HC ワンデーレース
開催国:イタリア
距離:200km
天候:雨
ボローニャからサン・ルカへ途中で1周の小さい周回コースを挟みながら進み、サン・ルカで9.3kmの周回コースを4周するコース。
スタートとゴールが近いため大きな周回のようなコース。
途中の周回コース手前から登りが始まり下った後に再び登り、そして最後の周回は登りと下りだけというコース。
途中の周回の89.6kmと134.8km、最後の周回コースの1、2、3周目のゴール地点に山岳ポイントが設定されており、24.1kmと26.0kmと46.3km、52.4km地点に中間スプリントが設定されていた。
レース前のミーティング
スタートからのアタック合戦に参加していけという指示。
ロータリーでは全力で踏まずにペースに気を付けろと言われる。
逃げれなければクネゴとデネグリの側で指示に従って動くようにという指示。
レースレポート
ほとんど降っていないと思えるくらいの小雨の中スタート地点に並ぶ。
今回のレースにはスタートのサインボードで見たところ250人ほどが出走するようだった。
かなりの大人数でのレースになる。
スタート位置には結構前方で並べていた。
パレード開始。
開始直後に道路中央にポールが現れる。
集団中盤でそれに突っ込んだ選手がいたようで落車が発生していた。
その影響か0kmのスタート地点で少しの間止まる。
その後レース開始。
激しいアタック合戦が始まる。
スタート直後は前に上がれず参加するのに一瞬遅れるが集団先頭に上がることが出来た。
他の選手の動きを見て。
アタックに行っているNIPPOの選手と被らないように気を付けて、他の選手のアタックに合わせて自分も飛び出す。
アタックの飛び出しが半端無く速く完全には付けない。
少し離れてしまうが頑張って追いかける。
追いついて後ろを確認すると集団から少し飛び出せていたのでローテーションで逃げようとするが捕まる。
集団20番手以内に合流し再び様子を見る。
NIPPOのグロスやマラグッティもアタックに行っている。
他のNIPPOのメンバーが吸収された後や誰も乗っていない逃げに反応してアタックする。
しかし中々決まらない。
ずっとアタック合戦が続いている。
結構な回数動いている上に、1回1回の消耗も半端ないため吸収された後の集団への合流位置が徐々に後ろになっていく。
集団中盤まで下がった際にベルラートから「調子はどうだ?」と聞かれ「キツイけどいい感じ」と言うと「じゃあ一緒に前に上がるぞ」と言って前に上がっていく。
前に上がっている途中で中間スプリントを通過する。
その後、再びアタックに反応。
後ろに付いて追いかけるだけでもかなりキツイ。
先頭に出ると若干ペースを落としてしまう。
その飛び出しも結局捕まる。
吸収されて集団中盤まで下がる。
集団のペースのアップダウンが激しく伸び縮みを繰り返している。
左側から前に上がろうとスペースを探して前に上がっていく。
先頭が見える位置まで上がって来た。
そのタイムミングで右前のバルディアーニの選手が急に左に寄る。
その選手のペダルと自分の前輪が接触。
かなりの衝撃で落車が頭をよぎるがギリギリ耐えた。
しかし、前輪のスポークが数本折れたようで、思いっきり左右に振れている。
とても走行できる状態ではないので集団最後尾まで下がり右によって止まる。
集団が通過した後、中々チームカーの車列すら来ないので自分で前輪を外して待つ。
千切れたらしい6人の選手が通過後、チームカーの車列が来る。
前輪を外して持ち上げて分かりやすいようにして待っている。
他のチームカーを爆速で抜かしてきたNIPPOのチームカーが自分の少し前に停車。
急いで前輪を交換してもらいレースに復帰。
チームカーの車列まで戻る。
徐々に前に上がっていくが集団は見えない。
原因は先ほど通過した6人の選手のせいだろう。
その6人のところでチームカーの車列が止まってしまっている。
6人が見えるところまで上がって来る。
集団はかなり遠い。
ここで6人に合流してしまっては集団への復帰は絶望的。
チームカーが前の6人を抜くのに便乗してチームカーの車列を利用して集団に復帰するしかないだろう。
チームカーの車列の中で待っていると、とうとう6人を抜き出す。
自分も合わせて踏み出すが、速すぎて千切れる。
それでも諦めず踏み続けていると、NIPPOのチームカーから抜かれざまに「後ろの6人に合流しろ」と伝えられる。
6人に合流して7人になるが、2人いるバルディアーニの内1人は後ろに付いているだけで実質6人。
6人でローテーションして一生懸命前を追いかけるがチームカーにドンドン抜かれていく。
最後尾のチームカーにも抜かれ、途中まで見えていた集団も完全に見失った。
最後に車列の最後尾を走る救急車に抜かれる。
その際に「次のロータリーを左に曲がるとショートカットしてゴールに到着できる」と伝えられる。
わずか43kmでレース終了。
感想
初端から全力でアタックに行っていたので相当きつかった。
今回のような平坦で集団のペースが落ち着きにくい上に中間スプリントまで設定されているレースでは簡単なことでは逃げが決まらないのだろうと思った。
前輪が接触により破損したのは本当にタイミングが悪かったと思う。
少しでも走れる状態であれば集団の後方で粘るということも出来たが走行不能に近いレベルで破損していたのでどうしようも無かった。
6人に合流してしまった時点で自分のレースが終わるとは分かっていたものの抵抗する社団が無かったとも思う。
運が悪いことも時にはあるので切り替えて次のレースに集中したい。
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