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ツール・ド・台湾 3日目

ツール・ド・台湾 3日目

 

クラス:1クラス ステージレース 

開催国:台湾

日程:3月8日

距離:118.9km




天候:曇り(光化学スモッグ)

出場チームメイト:ジャンフランコ・ジリオーリ、山本元喜、石橋学、小石祐馬

 

タオユアンシティホールを出発し海岸線に出た後山岳地帯に入っていき、ジャオバンシャンパークにゴールするコース。

50.4kmにスプリントポイント、88.75kmと100.17kmに2級山岳ポイント、118.88kmのゴール地点に1級山岳ポイント地点が設定されていた。
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レース前のミーティング

 

少数の飛び出しが有った際には自分か石橋が反応し、危険な人数の飛び出しにはジリオーリと小石も反応するという感じ。

序盤から危険な逃げが発生する可能性が有るので気を付けるようにとも言われる。

 

 

レースレポート

 

いつもより少し長めのパレードスタートを経てレース開始。

昨日の反省を生かしてアタックに行きすぎないように気を付ける。

基本的に自分からは飛び出さず、集団の様子を見続ける。

アタックに反応するというよりは集団前方をキープし続けるという感じ。

集団の動きを利用して楽に前方を維持できるように工夫する。

そろそろ決まりそうか?というタイミングで動き出す。

アタックに反応して飛び出すがヘルスケアやドラパックの選手も追って来て集団に追いつかれる。

そこからしばらくアタックの掛け合いが続く。

平坦区間という事もありかなりのハイペースで進む中でのアタック合戦。

山岳ポイント2位の選手やカザフスタン、ヘルスケアの選手が積極的に動いている様子。

自分も逃げる為に動いていたが集団の雰囲気から逃げることは厳しいと判断。

有力なチームのアタックに反応して潰して行くことに作戦変更。

総合に関係ないアジアのコンチネンタルチーム2人くらいが逃げるのが理想ではあるが、そういう状況になるとカザフスタンがアタックしていくため逃げが決まらない。

延々とアタックの仕掛け合いと潰し合いが続く。

状況が変わったのが50km地点のスプリントポイント手前。

コーナーを利用して9名程の選手が飛び出す。

少し遅れて自分も反応したが追いつけず。

50m程の差を詰めきれない。

後ろから単独で逃げ集団に追いつこうとする選手に何人か抜かれる。

そのたびに後ろに付いて行こうとするが、単独で追いかけ出した事とそれまでに集団前方で動き続けていたダメージで付けずに離れてしまう。

その内集団に吸収される。

集団と飛び出したメンバーとの距離は結構離れている。

かなりマズイと思っていると、集団もさすがに10人以上になった飛び出しを逃がしたくは無かったようで加速して吸収に動く。

飛び出したメンバーもかなり良いペースで逃げようとしていたようだったが集団にはかなわず吸収される。

この直後に50kmの中間スプリント地点を通過。

自分は足にかなりの疲労感を感じていたので、今日はもう前で動かないことにする。

それ以降も集団前方ではアタック合戦が続き、ゴチャゴチャした様子を集団内から見守った。

最終的に60km辺りで逃げが決まり、その後に意味の無いアタックが数回かかってから集団のペースが落ちて安定した。

60km地点までの平均時速46.6km。

50kmからは緩やかに登っていたので50kmまでの平均時速はもう少し速いはず。

一旦落ち着いた集団ではあったがすぐにペースを上げて逃げを追い始める。

レースの残りの距離が半分を切っているのでそこまでタイム差を広げないつもりだろう。

良いペースのまま88kmの2級山岳へ。

2級山岳とは言っても昨日程では無く1kmぐらいの急な坂のみで山岳ポイントが終了。

遅れた選手も少なく、自分も集団に残る事ができた。

そして100kmの山岳ポイントへ。

ハイペースな下りから登りに入ったことで位置取りに失敗。

集団のほぼほぼ最後尾から登る事になる。

今回の登りは1回目よりは長そう。

集団もペースが上がり縦に伸びる。

遅れだす選手を抜いて行き、集団に残ろうと頑張る。

集団から50m程離れた位置で粘る。

登りの残りの距離を予想して頂上付近でギリギリ追いつけるようにペースを上げる。

しかし頂上まで耐えきれずに燃え尽きて追いつけずに頂上通過。

平坦区間に入り集団のペースが上がり置いて行かれる。

そこからは遅れたメンバーで集まってゴールした。

 

 

感想

 

アタック合戦の前半はある程度冷静に動けていたと思うが疲れてくるとともに冷静さを失ってしまったようにも思う。

アタックの距離当たりの回数は昨日よりも抑えていたとは思うがアタック合戦の距離が昨日の2倍以上だったので総数的には昨日よりも仕掛けている気がする。

それだけアタックした中で2回目の2級山岳であと一歩というところまで残れたというのは良かったと思う。

残るのがベストではあったが、心拍のデータ的にも限界突破レベルで追い込んでいたのでしょうが無かったと思う。

総合で大きく遅れてしまっている以上、トップ集団でゴールするだけという事に意味は無いので、無理な日には諦めて次のステージでの1勝やアシストする為に足を温存&回復させていきたい。

調子も良くなってきているようなので明日以降も頑張りたい。

 

 

キツさレベル

 

前半はアタック合戦を諦めてしまうくらいにはしんどかった。

中盤からは回復させていくことができたが登りで付いて行けるまで足を回復させることは出来なかった。

千切れてからは比較的楽なペースでゴールすることができたので昨日よりは楽と感じることができたレースだった。

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