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ツール・ド・台湾 5日目

ツール・ド・台湾 5日目

 

クラス:1クラス ステージレース 

開催国:台湾

日程:3月10日

距離:146.26km


天候:雨

出場チームメイト:ジャンフランコ・ジリオーリ、山本元喜、小石祐馬

 

ジアンシャンピリゾートを出発し山岳を繰り返しながらウタイルカイミュージアムにゴールするコース。

45.43kmにスプリントポイント、24.15kmと68.93kmに2級山岳ポイント、146.24kmのゴール地点に1級山岳ポイント地点が設定されていた。

20160312_212645  

 

 

レース前のミーティング

 

小石が総合順位で5位に付けているので総合優勝できるように残っているジリオーリと自分でアシストするという作戦。

ラスト20kmの山岳に小石が良い状態で入れるようにそこまでを全力でアシストするという指示。

 

 

レースレポート

 

パレードを終えてレース開始。

今日はアタック合戦に参加する必要が無いため小石の側で待機。

スタート前から降っていた雨が本格的に強くなりかなり視界が悪い。

スタート直後から登りに入り、アタック合戦が続いているためペースも速く結構キツイ。

しかし、昨日休みつつ走れていたこともあり比較的楽。

今日は足の調子が良さそう。

いつの間にか10人ほどの逃げが決まり24km地点の山岳ポイント通過。

下りに入る。

雨だけでなく霧も発生してきてかなり危険。

100m程先がぼんやりとしか見えないレベルで霧が濃いため相当怖い。

正直レースを止めたくなるレベルに怖い。

しかし、今日は終盤にかけて自分の仕事が有るはずなので止める訳にはいかない。

その後、徐々に霧が晴れていき走りやすくはなっていた。

しばらく集団内で様子見。

ブリッツェンから集団の先頭を一緒に引かないかと聞かれる。

NIPPOとしては小石の総合順位を上げたい日なので先頭でローテーションする意味はある。

しかし、昨日に石橋がDNFになったこともありNIPPOは最終日を3人で迎えている。

山岳手前までのNIPPOのアシストは自分1人である。

あまり早いタイミングで先頭のローテーションに入り自分が途中で力尽きるとジリオーリが動かないといけなくなり都合が悪い。

その為ローテーションの誘いは一旦断る。

そもそも小石は総合5位なのでNIPPOが先頭でローテーションに入る必要性は低い。

小石よりも上位の総合4位以上に入っている選手の所属しているチームの方が先頭のローテーションに入る義務が高いと考えられる。

その後しばらくしてからチームカーに下がりどうした方が良いか指示を聞く。

タイム差が結構開いているためブリッツェンがローテーションを始めたタイミングで一緒にローテーションに入った方が良いという指示。

集団に戻りブリッツェンと話しをするとローテーションを始めるという事で一緒に回ることになる。

だいたい50km地点。

ローテーションに入っているのは自分、ブリッツェンの阿部さん、ピシュガマンの3人。

あまり良い状況ではない。

他のチームが先頭でペースをコントロールしていない状況において先頭でローテーションを開始してしまうと「今ローテーションをしているチームに先頭を引かせていればいい」という状況になり集団のペースのコントロールを丸投げされるからである。

今は登りの区間に入っていることもあり先頭を自分のペースで登っている方が自分的には楽であるため問題は無い。

しかし平坦や下りの区間に入ると先頭の方が圧倒的にしんどいため先頭を引かせられ続けるとかなり消耗してしまう。

登りの区間だけ先頭のローテーションに入り、下りや平坦に入った際にはさりげなくローテーションから抜けてしまった方が良いだろう。

ローテーションから途中で抜けてしまう事で「NIPPOはローテーションに回らない」という意思表示にもなる。

そもそもレース前の指示では自分がローテーションに入るのは68kmの山岳ポイント後の下りを抜けてからという話だった。

なので、今ローテーションに入っているというのはタイミング的にも早すぎる。

だいたい64km辺りまでローテーションに入り、最初7分差であったタイム差を6分にまで詰めたところで一旦集団内に戻る。

そこから小石の側で山岳ポイントをクリアし一緒に下る。

相変わらず雨が降り路面が濡れている。

更に急な下りでコーナーも連続しかなり危険。

下りでビビった選手が集団から遅れだし自分と小石を含めた15名程の集団になる。

下りが緩やかになった時点で集団と結構離れてしまっていた。

ここで小石が遅れてしまっては全てが台無しになると判断し、集団に追いつきたいメンバーと協力して全力で前を追いかける。

かなり足を使ったが無事集団に復帰。

自分が無理に追いかけずとも追いついていた可能性が高かったが、万が一の遅れてしまう可能性を考えれば自分が追ったことは間違いでは無かったと思う。

そこからしばらくは集団内で待機。

本来であればこの辺りから先頭のローテーションに加わる予定であったが、集団のペースが安定して速いこともあり、自分が先頭でローテーションに加わる意味は無いという判断だった。

その後100km地点を越え、登りの入り口に向けての先頭の位置取りが徐々に激しくなっていく。

小石と話しながら自分が風除けになりNIPPOも3人で固まって位置を前方に上げて行く。

120km手前から自分も先頭のローテーションに加わり逃げの集団とのタイム差を詰めていく。

ローテーションに選手を送り込んでいるチームは集団の前方に居ても文句を言われない。

小石とジリオーリを集団の前方で走りやすくするために自分がローテーションに加わっている。

ローテーションに加わった際にはタイム差が3分だったがすぐにタイム差が2分になる。

125km地点を過ぎタイム差が1分40秒になったところで本格的に登りが始まったことにより自分が力尽きて千切れる。

ここで本日の仕事は終了。

同じく先頭のローテーションに入っていて集団から千切れたUKYOの住吉と一緒に登ってゴールした。

 

 

感想

 

最終日という事で全てを出し尽くすつもりで走ることが出来て良かったと思う。

前半にアタックをしなかった事もありレース全体を通して調子よく走れてチームの為に動くことが出来て良かったと思う。

小石は登りで遅れてしまった為総合順位29位という結果になってしまったが、あの登りでは自分がトップコンディションであっても遅れてしまったと思うのでしょうがない。

少ない人数の中でチームとして協力して走ることが出来たというのはいいことだったと思う。

今シーズンはまだまだ長く、レースが連続するため今一度ここから調子を上げてこれからのレースで結果を残せるように頑張りたいと思う。

人差し指を固定したままのかなり過酷なレースではあったが最後まで走りきることが出来たというのは、今までと違う意味での自信に繋がって来ると思う。

ここから調子を上げ直し指のケガを早く治してバリバリ走っていきたい。

 

 

キツさレベル

 

瞬間的なしんどさはそこまで無かったが、ローテーションに入ったりというジワジワとしたダメージで最終的に足が無くなったというイメージだった。

最後の登りも最終日という事である程度の負荷をかけて登ったのでかなりいい感じに疲れることが出来たと思う。

疲労をしっかりと抜いて回復させた後、再び練習してこれからのレースに備えたい。

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| 2016 アジアツアー | 09:29 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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バリバリ走って、また中継で名前が叫ばれるような走りも期待しています!

| halu | 2016/03/15 09:22 | URL | ≫ EDIT















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