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ジロ・デ・トレンティーノ 3日目

ジロ・デ・トレンティーノ 3日目

 

クラス:HCクラス ステージレース

開催国:イタリア

日程:4月21日

距離:204.6km


天候:晴れ

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、ジャコモ・ベルラート、アレサンドロ・ビソルティ、アントニオ・ニーバリ、ピエールパオロ・デネグリ、イウリ・フィロージ、山本元喜

 

シッリアンを出発しメッゾロンバルドにゴールする直線レース。

124kmと190.6km地点に1級山岳ポイントが設定されていた。

スタートから前半にかけては下り基調の平坦区間でそこから19kmと11kmの登りを通過してゴールするという後半が山岳区間のレース。

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レース前のミーティング

 

ベルラート、フィロージ、ニーバリには逃げに乗るようにアタックするという指示で、自分にはクネゴ、デネグリ、ビソルティと一緒に居るようにという指示が出た。

1回目の山岳ポイントの手前で逃げれなかったメンバーを含む全員で前に上がるようにという指示が出た。

 

 

レースレポート

 

8kmのパレード走行後、少しの間止まってレース開始。

昨日と同じくアタックに行かなくていいという指示だったので集団の後方でクネゴとデネグリの側で待機。

集団前方では下り基調の道でアタック合戦が続く。

集団もほぼ1列でハイペースで進む。

集団がこれだけ早く進んでいては簡単に逃げは決まらないだろう。

ちょくちょくNIPPOのジャージが飛び出しているのも見える。

予想どうり逃げは中々決まらず1時間ハイペースで進んだ後に逃げが決まった。

そこまでの平均時速50km。

いつの間にかレースの1/4が終わっていた。

逃げが決まった後にNIPPOのチームカーが上がって行く。

集まってきているメンバーを見る感じ、逃げに乗ったのはフィロージだろう。

一応ニーバリに確認すると「そうだ、いい感じだ!」と言っていた。

その後今日はスカイのコントロールでレースが進む。

昨日と違い安定したペースでレースが進む。

この後の1回目の山岳地点の登りが心配でビソルティにどうなると思うか聞いてみる。

「あまり分からないが、機能と似たような感じになるか、数名がアタックを掛けてペースが上がる可能性がある」と言っていた。

ここでは出来る限り粘らなければいけないし、千切れるにしてもある程度の人数が千切れてからでないと協力してゴールすることが出来なくなる。

その後100km手前から固まって集団の前方に上がって行く。

デネグリが先頭で上がって行ったのだが風を浴びる位置に居たので自分が先頭に出て風除けになる。

後ろにいるデネグリからの指示で徐々に前に上がって行く。

ほぼ先頭という位の位置まで上がったタイミングで丁度登りが始まる。

良い位置で入ることが出来た。

登りに入ってからは集団内での位置取りになる。

下手な自分が前に居ては他の選手に割り込まれて位置を下げてしまうので後ろに下がる。

しばらくNIPPOの隊列の後ろに付いていたが前に割り込まれ離れる。

ある程度見える位置にはいたので無理に前には上がらない。

ここで無理に前に上がって足を使ってしまうよりは少しでも温存して長く集団に残った方が良いと判断したからだ。

ペースが上がらなければ集団で山岳地点を越えることが出来るしそもそも前にいる必要が無い。

ペースが上がった際にはどのみち千切れる可能性が高いので前にいる意味が無い。

集団後方で山頂までにの距離をカウントダウンして登る。

勾配が緩やかなこともありいい感じのペースで登っているので付いて行ける。

10km程登ったところで勾配が急になりペースが上がる。

集団の前方を見るとアスタナがアタックして飛び出している。

集団がバラケ始めている。

自分も遅れそうではあるが無理をすれば付いて行くことはまだできる。

ここで無理をして付いて行った場合、更にペースが上がり限界になって千切れてしまう事は必然的。

そうなると一気に減速してしまい他の遅れた選手に付いて行くことが出来なくなる可能性が高い。

無理をせずに山頂を目指すためにあえて遅れる。

そこからは自分のペースを刻んでタイムトライアルの様に登る。

途中で千切れて来たベルラートを抜かす。

その際に「無理に踏み過ぎるな」と念押しされる。

そこからは心拍数を見ながら限界まで踏み過ぎないように気を付けて登る。

前から千切れて来てかなりキツそうなデネグリを抜いて行く。

逆に自分を抜いて行く選手もいるが無理には付いて行かない。

あくまで自分の維持できるラインのペースで登る。

ふいに路肩に山頂まで残り500mの看板が出る。

メーターでの計測値は116kmだったので若干短くなっている。

自分の50mほど前に10人ほどの集団がいる。

山頂を越えるのであれば前に追いついた方が絶対に楽になる。

自分のペースを無視してかなり踏んで無理やり前に追いつくことに成功。

その集団で山岳地点を通過しアップダウン区間を過ぎて下りに入る。

ここからは下りの練習。

自分の下りはビビり過ぎ&遅すぎでチームからも問題視されている。

何としても改善しなければいけない。

前の選手がコケない限りは自分がコケることも無いと言い聞かせコーナに突っ込んでいく。

幸い自分のいる集団にはスカイの選手が居たのでその選手の後ろに付く。

ワールドツアークラスの選手であれば下りが上手なはずだ。

頑張って付いて行くうちに下りの感覚が分かって来る。

ここまで集中して下ったことも無いだろう。

下りの練習が終わり平坦区間に入る。

この区間でデネグリとベルラートを含む大量の選手が後ろから合流してきて30人ほどの大きなグルペット(遅れた選手で協力してゴールを目指す集団)が完成する。

これだけの人数が居れば休みながらゴールを目指せる。

そこからはイーブンペースで進み登りも緩めのペースで登り切った。

ここから再び下り。

先ほど分かって来た感覚を更に研ぎ澄まして下りを克服するしかない。

前から遅れないように全力で付いて行き、かなり上手く下れるようになった。

下り切ってからデネグリに「下りがマシになっていないか?」と聞くと「問題ないぐらいに上手くなっている」と言ってくれた。

その後平坦区間を集団で流して走りゴール。

 

 

感想

 

前半は下り基調であったこともありそこまでキツイと感じることは無かった。

登りの手前も意外と楽に前方を維持することが出来たので良かった。

登りは残りの距離を警戒してペースが上がった時点で離れてしまったがそれ以降も自分の限界のペースで登っていたので結構しんどかった。

そのペースで登っていても集団と徐々に離れて行ってしまい山頂の時点では見えなくなっていたので無理に集団に付いて行っていた場合は限界になって千切れてしまい、かなり遅れていた可能性が高かった。

下りに関しては忘れていた感覚を取り戻していると思う。

かなり攻めることが出来るようになっているが、調子に乗って突っ込み過ぎてこけてしまうとコーナーが怖くなるので調子には乗らないようにしたい。

 

 

キツさレベル

トータル的にはそこまでしんどくは無かったが、登りで千切れてしまってから結構いいペースで登り続けたのでキツかった。

距離の長い日が連続しており疲労も溜まってきているので最終日の明日に備えてしっかり休んで良い状態で挑みたい。

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| 2016 ヨーロッパツアー | 01:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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