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ヨーロッパと日本の差 前編

今回は日本とヨーロッパの選手の強さの違いについて触れたいと思います。

自分がヨーロッパでレースに参加していて感じでは、日本とヨーロッパの選手の間に最大出力の差はそこまでないのではないか?と感じました。
ではなぜ自分が勝てなかったのか?それは最大に近い出力を発揮できる回数とダメージを受け始めるラインの違いと体力の温存の上手さにあります。

まず、最大に近い出力を発揮できる回数について。
要は後半になってもアタックの強度がそこまで下がっていないということになります。
100km以上走って勝負所が近づいてきた時に前半と変わらない勢いでアタックの仕掛け合いを始める。
これがヨーロッパの選手の恐ろしいところです。
そのころには自分はヘバって来ていて何も出来ずに千切れてしまうというのがレースの常でした。
なので前半にアタックを仕掛けて先行を狙ったり、レースの途中で牽引役になるなどして仕事をするのです。

そしてそれを可能にしているのが、ダメージを受け始めるラインの違いと体力の温存の上手さだと自分は考えました。
極端な話をで分かりやすくするとマックスの耐えれる強度が同じ100だったとしても、疲労を感じるラインがヨーロッパ選手は90で自分は80といった具合です。
だから逃げの巡航速度も上がりますし、自分がダメージを受けている強度でもヨーロッパ選手はダメージを受けていなかったり、受けていたとしても少なくとも自分よりは楽に感じているのです。
だから勝負所が始まったときに動ける体力が残っているという流れです。
体力の温存の仕方が上手いというのは、集団内で風を浴びない位置取りが上手だったり、集団のペースアップをあらかじめ読んでいて楽な位置に上がっているといったテクニックです。

漠然とした内容しか書いていませんが、どこでその差が出るのか?というと、レース経験の差だと考えています。
ヨーロッパの選手はジュニアの頃から数多くのレースに出場しています。
日本人の同時期の選手の2倍3倍どころではないレースに出場していると思います。
そんな中で経験を積んで成長していくのでしょうし、成長できなかった選手は止めていくのです。
そもそもにおいて競技人口の差が圧倒的に違いますので競争率もヨーロッパの方が高く選りすぐりの選手しか残っていません。
日本でのインターハイ優勝レベルの選手であっても競技を止めることはザラのようです。
日本の野球において甲子園優勝チームの高校生が、全員プロ野球に進まないのと同じですね。
そんな中で残っていった選手が厳しいレースを続けてさらに体を作り上げていくのです。

日本人の選手も高校までは元々の身体能力だけで、ある程度ヨーロッパの選手に対抗していくことが出来ます。
しかしそこから先の年代は「これまで積んできて更に積み続けるレース経験の量」と「レース強度」の差によって成長の仕方が変わるのです。
そして何より高校の間に日本人が戦ってきたようなヨーロッパ選手はかなりの数が選手を止めていっており、より洗練された選手のみが残っていくのです。
そしてそうやって残った選りすぐりの選手と数年ぶりにレースで会った日本人選手が「やっぱりヨーロッパの選手は違う」と思ってしまいます。
その選手がそれまでに積んできたレースや生き残るために努力した背景が見えていないのでそう思ってしまって当然なのかもしれません。
ヨーロッパで強くなっている選手は当然それに見合うだけの努力をしているのです。
現に自分がNIPPOに所属していた時にも自分と似たような実力の選手は数人いましたが、翌年には選手を止めているという光景を何度か見ました。
ヨーロッパでプロを目指すということはそういうレベルなのだと感じました。

話がずれてきていますが、後半は今の自分が思うこの差の埋め方について触れていきます。
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