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ツール・ド・栃木 2日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:日本
日程:4月日1
距離:101km

天候:曇り時々雨
出場チームメイト:ジャイ・クロフォード、リカルド・ガルシア、マルコス・ガルシア、トマ・ルバ、山本元喜、椿大志

栃木県で行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

スプリンターが居ないから逃げメインで勝負するという作戦。


レースレポート

今日は短めのパレード。
パレード終了と同時にコミッセールカーを風除けにしてアタック。
今日はやる。
昨日と違い手加減無しに逃げるために全力を尽くす。
しばらく踏み続けてから後ろを確認する。
集団から飛び出して単独。
追走がかかればそこに合流すれば良い、と考えて一定のペースで踏み始める。
追走は来ずに集団に追いつかれる。
そこで小さい登りが始まり集団内に飲み込まれる。
集団中盤でそれをクリアする。
今日のコースは車で下見済み。
かなり序盤に山岳ポイントが設定されていないのがおかしいくらいの登りがある。
昨日のレースの動きからしてそこで集団が割れる可能性は大。
前に上がっていく選手を利用して自分も前に上がる。
先頭から30番手辺りで登りが始まる。
千切れ始める選手を躱しながら前に付いて行く。
7%くらいの緩めの登りではあるがペースがかなり速い。
前の千切れかけているアタッキの選手に必死で付いて行く。
登り切ってもアップダウンとコーナー連続で相当キツイ。
集団先頭に目を向けるとキナンの外国人が4人先頭に並んで全力でローテーションを回している。
仲間に殺される。
苦しみながらも耐え切って下りへ。
ちょくちょくコーナーが出てくるせいで少し遅れ気味になりながらも付いて行く。
下り切って平坦部分。
後ろを見ると誰もいない。
30人ほどが飛び出した状態。
サッと見た感じだと右京の選手が一人もいない。
キナンの選手は自分を含めて5人。
これはチャンス。
この集団を加速させることが出来ればかなり有利に展開していくことが出来る。
集団先頭に出てペースを上げる。
集団と40秒のタイム差が開いているとコミッセールバイクに伝えられる。
かなり良い展開。
だが、ローテーションが上手く回らない。
この集団の全員が逃げたいと思っている訳ではないからだ。
かくなる上は逃げたい選手のみを残す&集団のペースを上げる為にアタック開始。
特に打ち合わせしたわけではないがキナンのアタックが始まる。
誰かがアタックをかけ、それが吸収されれば別の誰かがという感じでアタックがかかり続ける。
そのおかげでペースが落ちない。
自分もガンガンアタックを仕掛ける。
千切るためのアタックではないのでハイペースで引き倒してから交代し後ろの様子を確認するという感じ。
常に前方で動き続けていたせいで後ろの様子は分からなかったが気が付いた時には13人になっていた。
ジャイとマルコスもいる。
13人中キナンが3人、しかもジャイは総合4位。
1位と2位の選手はここにいないので逃げきれれば総合順位を上げることが出来る。
これは何としても逃げを決めるしかないと考え全力でローテーションを始める。
ローテーションに加わらない選手もいるが無視。
そこに構っていてはロスすることになる。
タイム差1分前後で延々と進む。
タイム差1分は集団からすれば射程圏内。
レース後半で逃げを吸収できるタイム差、ヨーロッパなら。
現在逃げには13名が入っており内訳はキナン3人、アタッキ2人、ブリッツェン2人、マトリックス2人、ブリジストン2人、トレンガヌ1人、明治大学1人の7チーム。
乗せていないのはブラーゼン、インタープロ、右京、栃木選抜、鹿屋、HKSI、オリバーの7チーム。
そしてこの内、牽引できる力があるのは右京とオリバーのみ。
しかし、右京もエースを残す必要があるので昨日逃げ切っている畑中さんとサルバドールは牽引しない可能性が高い。
右京は5人出走なので牽引するのは3人?
まず追いつけない。
他のチームに協力を求めるはずだがどうなるのだろうか?
しばらくしてチームカーが前に上がってくる。
ブリジストンと右京がメイン集団を牽引しているという情報を貰う。
ブリジストンは石橋と大久保さんが前に入っているが、昨日逃げ切りでゴールしている鈴木と西園さんが前に入っていないため吸収したいという考えなのだろう。
逃げはキナンとアタッキがかなり積極的に牽引しているにも関わらずタイム差が広がら無い理由が分かった。
ブリジストンが相当全力で追っている模様。
その証拠に石橋と大久保さんはローテーションに加わらない。
ちなみに現在のローテーションの状況は、
ブリジストン2名は加わらず。
アタッキは時々エースのベンジャミンが休んでいる。
ブリッツェンは時々増田さんが姿を消す。
マトリックスは1人だけ回っている。
トレンガヌは滅多に加わらない。
明治も加わらない。
キナンは3人とも牽き倒している。
出来ればジャイには休んでもらいたいところなのだが、何としても逃げ切るという意思の表れなのか律儀に回っている。
それからしばらくしてタイム差が1分20秒に開いたり、50秒に縮んだりする。
前のペースは一定なので後ろがペースの上げ下げを行っているのだろうか?
その後60kmの山岳ポイントへ。
山岳賞争いのペースアップを警戒して少し足を貯める。
それほどペースが上がらない状態で登り、山岳ポイントのゲートが見えたところでトレンガヌがアタック。
ほとんど引いていないにも関わらず山岳ポイントだけ狙いに来るのはかなり卑怯。
下りで一つにまとまって再びローテーション再開。
そのあたりからタイム差が開き始めブリジストン2人もローテーションに加わり始める。
ラスト20km辺りにある中間スプリント地点で2分差。
中間スプリント後にさらにペースを上げようと踏んでいくと後ろが離れて自分が単独になる。
「このまま独走に挑戦してみようか?」という思いが頭をよぎるが、思いとどまる。
キナンの狙いはこの集団を逃げ切らせること。
そうすることでジャイの総合順位が2つ上がり2位になる。
現在の4位と2位では価値が全く違う。
また、狙っているかどうかは分からないが自分たち3人が集団から1分差以上で逃げ切ればチーム総合順位が1位になる。
こういう点を踏まえて考えるとここで自分が逃げから飛び出すのは愚策。
自分が飛び出したことでジャイとマルコスがローテーションに加わらくなれば逃げのペースが落ちて集団に捕まる可能性が高くなる。
ジャイとマルコスが自分に構わずローテーションに加わったとすれば、それは自分も逃げ集団のローテーションに加わってペース維持を手伝った方がいいという事になる。
ここで単独の飛び出しは自己満足でしかないと考えて踏み止めて逃げ集団に戻る。
そこから再びローテーション開始。
途中でマルコスに「ゴールスプリントするのか?」と確認すると「俺はスプリンターじゃないから無理」と答えられる。
ラスト10kmを切ってタイム差1分半。
逃げ切りが確定したことでローテーションの回りがさらに悪くなる。
1秒でも稼ぎたいキナンとアタッキメインで逃げのペースを維持する。
ラスト3kmここでマルコス、アタック。
先頭に居た石橋が追うが詰めきれず交代。
アタッキの選手が追いかける。
追いかけるペースはそこまで速くないが、マルコスも速くない。
恐らく逃げを決めるために牽きまくっていたのでかなり疲労している。
マルコスが下りの途中で捕まり、そのカウンターで自分がアタック。
全然キレがない。
分かってはいたが全力で牽きまくった影響はデカい。
登りの途中で捕まる。
一瞬千切れかけるが食らいつく。
登り切って平坦部分で再びアタック。
どうせゴールスプリントをしても可能性は無いし、ここで動くしかない。
アタッキの選手に捕まる。
ゴールまで500mを切る。
ここで再び破れかぶれのアタック。
しかし、伸びきらず先頭に出た辺りで失速。
ゴールスプリントに向けて加速する集団に千切られて9秒遅れでゴール。
ゴールスプリントではジャイが3位に入った。


感想

昨日の反省を生かして初っ端の登りで全力を出したおかげで前に残ることが出来た。
そこからの動きもかなり良かったと思う。
レース中に特に会話をしてはいなかったが阿吽の呼吸的な感じで意思の疎通は出来ていた。
目的としていたジャイの総合順位をジャンプアップすることに成功し2位になったとともに、チーム総合も1位になったのでかなり良かったと思う。
最後の展開に関しては逃げ切るために足を使い切っていた部分があったのでアタックを仕掛けるという方法ではアレが限界だった。
もし、次に同じような展開になれば逃げを狙った後にゴールスプリントをしてみるのも悪くないかもしれない。


キツさレベル


昨日書いていた通りにしこたま追い込めたので「レースをした」という良い1日だった。
しっかりと休んで明日に備えたい。


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| レースレポート | 16:46 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

おつかれさまです

abemaで生放送してるのでパレード走行から最後まで観戦させてもらいましたがとても面白いレースでした
アタック続きでしたが明日も良い状態で臨めるようにプロテインですね

| | 2017/04/01 18:42 | URL |















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