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ツール・ド・栃木 3日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:日本
日程:4月日2
距離:102km

天候:晴れ
出場チームメイト:ジャイ・クロフォード、リカルド・ガルシア、マルコス・ガルシア、トマ・ルバ、山本元喜、椿大志

栃木県で行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

現状アタッキのヒルに逆転することが難しいため総合2位は確実に守るという作戦。


レースレポート

今日も短めのパレード。
集団前方で怪しい動きが無いかチェックしながら走る。
パレード後にレーススタート。
数名がパレード終了の勢いを利用してアタック。
アタッキが先頭に出てコントロール開始。
決まるか?と思ったが追走がかかり潰れる。
しばらくは集団先頭で様子見。
今日も序盤に山岳ポイントのある登りがある。
昨日に椿が調べた情報では、平均勾配4%程の登りが10km続くらしい。
場所によってはそれ以上の勾配になる部分もありかなり警戒が必要。
アタックに反応するが足は残しておく。
登りが始まる。
入り口からトマと椿、そしてアンカー2人がアタック。
4人が抜け出した状態で進む。
アタッキが全力で追い、集団のペースが上がる。
かなりキツイ。
ここで千切れるとかなり危険。
全力で踏んで付いて行く。
時々勾配が緩くなるおかげで楽が出来る。
山岳ポイントまで2kmの看板を過ぎる。
後は粘るのみ。
1kmを通過。
依然、先頭は抜け出した4人。
山岳ポイントのゲートが見える。
ここで前で中切れ発生。
進路上にいて邪魔だったので声を掛けて横にどかして差を詰める。
山岳ポイントを通過してからもアップダウンが続く。
その区間でもアタックが続きかなりハイペース。
必死に前に付いて行きつつ後ろを確認すると石橋しかいない。
平坦区間に入り前に上がるとキナンは6人ともが先頭集団に残っている。
しかしアタッキの選手はエース含めて2人しかいない。
登りで千切れたのか?
タイム差が表示され、40秒差。
前には逃げが行っていないはずなのでこの集団と後ろの集団とのタイム差だろう。
これはチャンスかもしれない。
アタックに反応しつつ集団のペースアップを計る。
ブリジストンや右京も仕掛けてくるが決まらない。
総合上位の選手が入った飛び出しには必ずチェックを入れる。
後ろの追ってきている集団にもダメージを与えたい。
先頭で牽き始めると若干の緩い下り+追い風という事もあり時速50kmを越える。
ゴリゴリ牽きまくっていると後ろからジャイを含む数名の選手が前に出てくる。
中間スプリント。
中間スプリントでもがき終わった選手を吸収しながらペースを維持。
椿と交代する。
他のチームはこの集団で行くことが望ましくないらしくローテーションに回る気は無さそう。
リーダーチームのアタッキも4人が後ろの集団に残されているせいで積極的ではない。
おそらくジャイが動けばヒルが動いて来るので総合を逆転できるような逃げを作れそうにはない。
そうこうしているうちに後ろの集団が追いついて来る。
アタッキが先頭で隊列を組んで一定のペースを維持する。
しかし、逃げが決まっていないので隊列の右や左からチョロチョロとアタックがかかる。
数名が飛び出したところで横に広がって蓋をしてしまえばいいのに、それをしないせいで何度も追走がかかり収拾が付かない。
有力選手が動けばキナンもチェックに入っている。
「総合に関係なく危険じゃない選手がアタックしてくれれば逃げを決めれるのに」と思うがそういう選手はヘバっていてアタックどころじゃないのだろう。
グダグダな状態でアタッキがローテーションを回したままペースが落ち始める。
まさか逃げが決まらないままレースが進むの?と思ったところで、ブリジストン石橋アタック。
集団がそれを見送る。
アタッキがペースを緩めたこともあり石橋の逃げが始まる。
石橋、漢の一人逃げ。
1人かつ総合成績で3分遅れている、という事もあり石橋の逃げは容認されタイム差2分を越えてくる。
緩めのペースでメイン集団は進む。
ラスト30kmを切ったあたりからオリバーが先頭のローテーションに2名の選手を送り込む。
ゴールスプリントに向けて確実に石橋を吸収するためだろう。
オリバーが入ったことで追走のペースが上がる。
2回目の中間スプリントを越えてラスト10km辺りで石橋が吸収される。
そこからゴールスプリントを狙うチームが前に上がって来る。
団子状の集団でかなり混沌とした集団内。
秩序が乱れている。
無理に前に上がることもできずに集団後方で様子を見る。
ラスト5kmを切ってきた辺りで少しずつ前に上がる。
そして緩い登りで集団が縦に伸びペースが落ちたところで左側からアタック。
キナンにはスプリンターが居ないのでゴールまで集団に残っていても無意味。
万に一つの可能性にかけてアタックする方がよっぽど有意義。
さぁ!カメラよ、俺を映せ!
そんな気持ちで飛び出す。
ゴリゴリ踏み続けて後ろを確認すると初山さんが追ってきている。
それを無視して踏み続けたが、集団に追いつかれた。
集団内に飲み込まれる。
ラスト2kmを切り「再びアタックしてやろう」と前に上がろうとするがオリバーの牽くペースが速くて無理。
この感じだと先頭に出た時点で失速する。
「これは集団ゴールしかないかな」と思っているとラスト1kmを切ったところで落車発生。
最終コーナーを間違えて一つ手前で曲がろうとした選手がいたせいで、集団に混乱が生じパイロンに突っ込んだ選手が落車した模様。
自分の少し前に居たオリバーの選手が地面に転がる選手に突っ込んでジャックナイフ状態の落車を起こす。
それを安全に躱して前を追う。
観客の人が「かわいそ~」という声が聞こえる。
こけた選手に対する言葉だろう。
かわいそうどころではない、悲惨としか言いようがない。
そのままメイン集団を追いかけてゴール。
タイム差が取られたかどうかは不明。
集団ではジャイが無事にゴールし総合2位を確定させた。
チーム総合も1位を取ることが出来た。


感想

今回のレースは平坦基調という事もあり、レース前にはスプリンターのいないキナンが活躍するのはかなり難しいのではないかという心配があった。
狙えるとすれば運よく逃げ切った事でのステージの着とそれに伴う総合順位争い、という感じだったが、レースを終えての結果は2ステージ逃げ切りと総合2位。
これは打てる手段の中ではほぼ完璧な結果だったと思う。
レースの内容としてもラッキーや展開の都合上こうなったのではなく、力ずくでもぎ取った感じが強い。
スプリンターが居ないことで「逃げ1本で勝負する」という振り切れた作戦を取れた結果だと思う。
自分個人としても「第2ステージを狙う」と決めて、チームにも伝えていた。
ジャイのアシストに回ったため自分個人の結果を残すことはできなかったが、チームの勝利に大きく貢献することが出来たとともに、自分の実力をアピールするいい機会にもなったと思う。
自分個人としてフィリピン、JBCF宇都宮ともに上手く嚙み合わず微妙な流れだったので払拭できて良かった。
コンディションはバッチリ合わせて挑むことが出来た今回のレースではあったが肉体面においてはまだまだ完成しているとは言えないので、これからのレースに向けてさらに仕上げていきたい。


キツさレベル


初っ端の登り部分では相当苦しんだし、その後の平坦区間もかなり消耗した。
しかしその後はアタッキがコントロールしたこともあり楽に走ることが出来た。


御礼

日本のレースは交通規制の都合で交通量の多い町中の公道を締め切ってロードレースを行うのは不可能と聞いていましたが、今回のツール・ド・栃木はラインレースで開催されました。
3日間に渡りラインレースを行って頂けたのは栃木県に住む方々の自転車への理解と主催者様の並々ならぬ努力があってのことだと感じています。
また、多くの観客の方々に沿道から応援していただくことができ、とても楽しくレースを走ることが出来ました。
このような素晴らしいレースを開催していただいたことに心から感謝しています。
今回は応援していただきありがとうございました。

山本元喜


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