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集団走行の特徴

前回に引き続き集団走行に関してです。
今回は集団における各箇所の特徴についてです。

前回は安全に走る方法について触れましたが、実際にレースに参加するとなると集団内で走っている位置というのはとても大事になります。
という事で集団で走る際の前方、真ん中、後方のそれぞれの特徴について記述していきます。
集団前方は基本的に密度が低く安全な場所になります。
その分、他の箇所に比べて多くの風を受ける事になるので体力の消費も大きくなります。
逆に速度が遅い登りでは空気抵抗を考えなくて良くなるので前方の方が圧倒的に有利になります。
集団中盤は基本的に密度が高く落車の発生頻度が一番高い場所になります。
「先頭には出たくはないけど前の方には居たい」という人が集まる結果こういうことが起きます。
集団前方が風除けの役割をしてくれるために非常に楽に走ることができます。
その分バイクコントロールが上手くないと位置取りが上手くできずに場所を下げてしまったり集団の外側にはじき出されて風を浴びる羽目になります。
集団後方は比較的、密度が低い代わりに落車に巻き込まれる可能性の高い場所になります。
後ろに下がれば下がるだけ自分の前に走っている人数が増えるので必然的に前で落車が起きる可能性が高まり、それに巻き込まれたり足止めを食らう確率が大きくなるのです。
空気抵抗の感じとしては前にいる全員が風除けをしてくれるので非常に楽に走ることができます。
後方は若干不人気ということもあり、密度も低くストレスなく走ることができます。
落車に巻き込まれやすいと記述しましたが、密度が低いという事もあり前の様子に集中していれば上手く回避することも可能です。
落車が前で起きれば逃げ場がない集団中盤よりもよっぽど安全だったりもします。
さて、ここまで見ればレースを走った事が無い人は「集団の後方が一番安全で楽なんじゃないの?」と思うかもしれませんがそれは間違いです。
集団後方というのは非常にインターバルがかかる部分になります。
集団内で起きるブレーキや加速による加減速は集団後方に伝わっていく際に徐々に大きくなっていきます。
イメージしてください、前の人がブレーキしたらそれと同じかあるいはそれ以上にブレーキしてしまいますよね?
そうやって大きくなった加減速によって集団後方は踏んだり脚を止めたりを繰り返す羽目になります。
集団がゴムのように伸び縮みを繰り返すのです。
特に急コーナー立ち上がりや登りでのペースアップではそれが顕著になります。
急コーナーではペースを落とさずに曲がることができる走行ラインというのは非常に限られています。
結果的に集団は急コーナーで1列になってしまい、集団が縦に伸びることになります。
集団はその後ペースを落とさずに走っている先頭目がけて加速するので、その結果集団後方が半端なく踏むという事態になります。
登りにおいてはペースが上がりだしたタイミングでは大した問題にはなりません。
しかし集団が分断され始めると、遅れた分を取り返すために間を埋める必要が出てくるのでその分踏む必要が出てきます。
また頂上で先頭と一緒に通過するという事は、登りだしで後ろにいる分の距離を頂上までに取り返す必要があるのでその分登りを速く走る必要があるのです。
これが集団後方が嫌われる理由なのです。
「集団後方に居ても残れる脚がある」という人は最初から集団前方で走っていますし、居たとしてもペースが上がるタイミングを察知して集団前方に上がって行きます。
結果として集団後方でのインターバルに苦しむのは脚に余裕がない人か、走り方が分かっていない人になるのです。
経験を積んで力を付けない限り生き残ることができない競技、それがロードレースなのです。
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