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ツール・ド・フローレス 4日目

ツール・ド・フローレス 4日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:インドネシア
日程:7月17日
距離:176km
天候:晴れ

平均ワット:211W
最大ワット:915W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、ジャイ・クロフォード、阿曽圭佑、中西健児、山本元喜

インドネシアで行われたUCI2.2クラスのステージレースの4日目。


レース前のミーティング

総合順位では3位に付けているが、キナンが他のチームから見られていることは確実なので、自分たちが追走しないといけない状況にならないように気を付けるという作戦。


レースレポート

登りで何か動きが有った際に対応できるように集団先頭でパレードを終える。
レース開始。
スタート直後から8km近く勾配8%近い登りが続く。
小さなアタックがいくつかかかるが決まらず。
思わず自分もアタックしてしまう。
集団先頭にいるとこういう動きをしてしまうから注意が必要。
アタックは決まらず集団の先頭付近で待機する。
勾配のキツイところだけ前にでて先頭を牽いてみる。
そういうところであれば空気抵抗の影響が少ないので、気持ち的に前にいた方が楽。
その後トレンガヌの選手が単独で飛び出して行く。
それを追って総合リーダーチームのアシスト選手がアタックしていく。
二人とも総合順位に関係ないし、今日は170kmも距離が有るので2人逃げなら心配いらない。
しかし、その後の集団のペースアップで2人が捕まり、絞り込まれた集団一つで登り切る。
登りだしから頂上までの23分間平均320W
そこから昨日と同じダート区間が始まり、アタックが頻発し集団が分断しては繋がりを繰り返す。
自分、中西、トマが集団先頭におり危ない逃げが発生しないように対応する。
その後、中西を含む7名の逃げが決まる。
そこからリーダーチームがコントロールを開始する。
今日は逃げに誰も入っていなかったようでアシスト2人が集団を牽いている。
集団のペースが遅いことでタイム差がジワジワと開いて行く。
最大8分まで開いた。
70km辺りから相談の結果、阿曽も集団の牽引に加わってもらってタイム差を少し縮めようという事になる。
阿曽が前に上がって行った直後、自分が地面に出来た穴に嵌る。
落車はしなかったがかなりの衝撃が有った。
嫌な予感は的中するもので、後輪がパンク。
さすがにあの衝撃には耐えることが出来なかったか。
集団後方に下がり手を上げてコミッセールカーに合図するが反応が無い。
確かキナンのチームカーは中西のために前に上がっていたのでコミッセールカーから貰うしかないのだろうか?
しかしコミッセールカーが渡してくれる様子は無し。
不味いんじゃないか?と思っているとリーダーチームのフツーロが止まってくれて、車輪を提供してくれる。
助かったのだが、交換に少し手間取り再スタートした頃には最後尾の救急車に抜かれている。
フツーロが少しカーペーサーで引き上げてくれたがコミッセールカーにクラクションを鳴らされてしまい先に行ってしまう。
そこから単独で集団を追い続ける。
そろそろ集団が見えて来た!というところでKOM開始。
フツーロのアシストが千切れてくる。
ん?と思って前を見ると集団でアタックがかかり崩壊が始まっている。
千切れてくる選手を躱しながら前を追う。
ここで遅れてしまっては総合順位がガタ落ちしてしまう。
何としても追いつく必要がある。
千切れてくる選手をドンドン躱して前を追う。
トップグループではトマがアタックしてピシュガマンの選手と一緒に抜け出していくのが見える。
それによって集団のペースが少し落ちて徐々に近づいて来る。
勾配が緩くなったところで一気に追いついてひと段落。
落ち着いた集団内で脚を回復させる。
パンクしてから追いつくまでの13分平均331W
KOMを通過。
KOM開始から山頂まで12分間平均275W
パンクから山頂まで18分間平均299W
7イレブンが前に出てきてコントロールを開始するがあまり速くない。
しびれを切らしたのか、最初から決めていたのか、総合リーダーが下りでアタックして行く。
ジャイがそれに反応して追い、それを追い始めた他の選手に自分も続く。
昨日に単独で追いついてきたことから予想してはいたがリーダーの下りのテクニックが異常。
半端なく速くジャイが離されていく。
ジャイが交代し他の選手が追い始めるが差が詰まらない。
自分も千切れるギリギリで付いて行く。
総合上位の選手ばかりが残っており、ここから千切れるとタイム差が開いてしまう。
何としても食らいつく。
ジャイが千切れかけており待とうか悩むが「ゴー!」と叫んでいたのでそのまま前に付いて行く。
集中力全開で前に付いて行く。
去年のジロで培った技術が生かされている。
あまりの長さに集中力が切れそうになるがそれを繋ぎ止めて粘る。
何とか千切れることなく下り切ることが出来た。
山頂から36km、48分間の全力集中ダウンヒル。
離れるたびに踏みなおしていたことで脚も疲れたが何より精神的に相当追い込まれた。
下り切ってからの平坦区間で後ろを確認するがジャイの姿が見えない。
この集団は自分、KFC3人、7イレブン1人、他1名の6人しか残っていない。
トマが先行しているので自分はローテーションに加わらない。
KOMが始まる。
この登りは比較的小さいハズ。
途中で後ろから7イレブンとLXのアジアチャンピオンを含む数名が追いついて来る。
そこから登りでアタックの仕掛け合いが始まる。
総合順位に絡んでいる選手が飛び出したときにだけ反応する。
最終的に7イレブンとLXのアジアチャンピオンが飛び出し、それを自分が追う。
そこで総合リーダーが下がってくる。
下りで先行したはいいが単独では前を追い切れなかったのだろう。
追い抜きざまに後ろに付かれないように、少しペースを緩めてから再加速して一気に追い抜かす。
しばらく踏んで後ろを振り返ると総合リーダーだけでなく他の選手も遅れ、単独になっていた。
そのままLXと7イレブンに追いつき、ローテーションを開始する。
ラスト25kmの看板を過ぎる。
この2人は総合で自分より遅れているので一緒に行っても問題ない。
7イレブンがかなり強く、登りで遅れそうになるが必死について行きKOM通過。
下りに入る。
LXが「下りが苦手だから前に出れない」と伝えてくる。
よく見るとジャージがドロドロ、既に落車している様子。
前で落車されても困るので文句を言わずに自分と7イレブンでローテーションを回す。
だが、この7イレブンも下りが相当下手。
ライン取りが悪いし、コーナリング中にブレーキするわ、で後ろに付いていてかなり怖い。
しかし直線はかなり踏める。
ヘアピン区間では自分が出て先頭で下る。
ラスト15kmまで3人で回る。
7イレブンが先頭で下っている時に前にコーナーが見える。
結構深そうなコーナーだが、7イレブンはブレーキせずに突っ込んでいく。
大丈夫か?と思いながら付いて行くと殆ど直角コーナー。
7イレブンが低く唸りながら急ブレーキ。
元々不振に思っていた自分も同じタイミングで即座にブレーキ。
すると自分の横をLXのアジアチャンピオンが悲鳴を上げながら通り過ぎていく。
全然減速できておらず路肩に真っすぐ突っ込んでいき、前後輪が跳ねまくって制御を失いながらコーナーの土手に突っ込んでいく。
そしてよじ登れるかも怪しいくらいの急な土手に叩きつけられ、自転車と分離しながら土手を転がり上がって行く。
土手の上で見ていた観客は大盛り上がり。
LXが転がり落ちる様子までは見ることが出来たがそれ以降は観察できず。
あの様子では大怪我ではなさそうだが、相当恐ろしい物を見た。
下手すれば重度の骨折でもおかしくない。
コーナーでコケ慣れているから上手く落車出来ていたのだろうか?
そこから7イレブンとローテーションを回す。
途中で中西が前から下がって来て合流する。
ジャージがドロドロ、中西も落車している。
少しでも後方の集団にいる自分より総合が上位の選手とのタイム差を広げるためにローテーションに加わるように指示するが、付いているのが限界の様子。
その後に力尽きて千切れていった。
ラスト10kmを切ったところでトレンガヌの選手をパス。
ラスト1kmから始まった登りで7イレブンに付いて行けずに離れてゴール。
ラスト1時間平均241W
自分がステージ8位で、トマが4位。
その結果トマが2位と5分差をつけての総合1位に浮上した。
自分の総合も6位に浮上し5位とほぼ1分差。
まだ順位を上げれる可能性がある。


感想

初っ端の動きがかなりしんどかったが悪くなかったと思う。
パンクしてからは相当辛く何度か諦めそうになったが頑張れた。
最後の動きの結果、総合を上げることと更に上を狙えるチャンスが出ていたので良かったと思う。
明日からはリーダーチームになるので集団のコントロールをする必要が出てくる。
自分の総合を維持したい気持ちも山々だが、トマの総合を守るのが第一なので頑張りたい。
今日のレースは非常に長くハードだったが、明日は55kmと短い。
今日と違う辛さも十分にあると思うが残り2日という事に希望を持って気を引き締めて挑みたい。


キツさレベル

全体的にかなりキツかった。
明日から2日間が正念場なので集中して頑張りたい。

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