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レース前とカーボローディング

今回はレース前の調整に関してです。
食事からレース前のトレーニングやカーボローディング等を全般的に紹介します。

普段は日々トレーニングを積んでいるだけの選手の生活ですが、レース前にはそのリズムが大きく変わります。
トレーニングで強化するのではなく、レースに向けての最終調整や回復の促進がメインになってくるからです。
普段の生活から変化する部分はかなり多く、食事の内容も変わってきます。
まず、食事に関して。
レース前からレースの開催中には炭水化物の摂取量が多くなります。
特に普段はあまり意識的に炭水化物を摂取しない朝食において、その日のレースで消費するエネルギーを補うために炭水化物を意識的に摂取します。
ちなみに朝食の時間はレーススタートの3時間前。
これは、食べたものが体に吸収されるまでにかかる時間が3時間という事から逆算して考えられています。
それ以外の昼食や夕食に関してもレースの3日前辺りから炭水化物の割合が増えていきます。
これは筋肉内に糖質をエネルギーとして蓄えるためです。
カーボローディングと言われるものなのですが、今と昔ではその方法は大きく変化しています。
昔には前段階としてレース数日前から炭水化物を抜くことで筋肉内の糖質を枯渇させていました。
これは枯渇状態にすることで、いざ糖質を摂取した際に普段以上に多くの糖質が筋肉内に蓄えられるという特性を利用するためです。
いわゆるダイエットにおけるリバウンドと同じ原理を利用するためです。
しかし、これには前段階で糖質を抜き過ぎると力が入らなくなるだけでなく、筋肉まで分解されてしまうという大きなリスクがありました。
このリスクを回避するために考えられたのが、事前に炭水化物を抜かないカーボローディングです。
事前に炭水化物を抜かないことで蓄えられる糖質量が多少減るもののリスクが無くなります。
方法としては単純に数日前から炭水化物の摂取量を意識的に増やすというだけです。
最近はもっぱらこの炭水化物を抜かないカーボローディングが主流になってきています。

レース前の話に戻ります。
生活の拠点はワンデーレースの際には前日に現地入りするのが基本となりますが、ステージレースの場合にはレース2日前には現地に移っています。
また、ステージレースの場合には2日前よりもさらに早く現地に入りコースの下見やトレーニングの調整を行う場合もあります。
トレーニングに関してはレース3日前から強度を落としていき調整段階に入っていきます。
2日前と1日前は基本的に流して走るだけでそこまで強度は上げません。
上げるとしても心肺機能に刺激を加える程度で筋肉に疲労が蓄積するようなトレーニングは行いません。
ステージレースの1日目がタイムトライアルの場合にはこの限りではありません。
距離にもよりますが、短い際には強度が落ちてしまいますので2日目からを初日と考えてトレーニングを組む場合が多いです。
現地に入ってからはチームのマッサージャーが同行している場合が多いためほぼ毎日マッサージを受けます。
そうして普段のトレーニングでの疲労を完全に抜き切ってベストのコンディションにしたうえでレースに挑みます。

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