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ツール・ド・北海道 1日目

クラス:2.1クラス ステージレース
開催国:日本
日程:9月8日
距離:162km
天候:晴れ

平均ワット:191W
最大ワット:1045W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:山本元喜、トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、雨乞竜己、椿大志

毎年恒例北海道でのステージレース。
シーズン後半の開始を告げる活躍するチャンス。


レース前のミーティング

今日はそれぞれが成績を残せるように走る、という作戦。


レースレポート

前回のフローレスから1カ月以上開いてのUCIレース。
あまり最初から飛ばし過ぎないように気を付けたい。
とりあえずパレード中先頭まで上がり様子見。
リアルスタートと同時にアタックがかかり始める。
何度か動いてみるが決まらず。
4人程が抜け出しては吸収されてを繰り返す。
今日は後半に山岳賞を含む山が2連続するので、そこに向けて体力を温存する必要もある。
動き過ぎは良くないという事で逃げの挑戦を一旦やめる。
その後6人の逃げが飛び出して行く。
逃げが飛び出して30秒ほど差が広がるが、集団が落ち着かない。
アタックがかかって捕まってを繰り返す。
初日、という事もありコントロールするチームがいないのが原因だろう。
その後、海岸線で1時間近くドンパチを繰り返した後、海岸線を離れて登りに入ったことで集団が落ち着く。
最初の1時間、46kmの平均出力236W
それまでの動きで疲れた選手も多いのかペースがかなり緩む。
登りが終わり、緩やかに下っていく。
他の選手と話しているとタイム差が6分まで開いたという情報を貰う。
かなり開いている。
これ以上開くとあまり良くない。
その後7分までタイム差が開いたところで、国内のコンチネンタルチームが協力してコントロールを始める。
キナンはどうするか相談するが、今の時点で結構いいペースで進んでいるのでわざわざ前ローテーションに加わらなくていいだろうとう話になる。
NIPPOがまだローテーションに加わっていないというのも理由として大きい。
徐々にタイム差が詰まりながらレースが進む。
とうとうNIPPOもコントロールに加わりだす。
トマにどうするか?と相談する。
「調子が悪いならローテーションに加わってもいいが、良いなら加わらない方が良い」との事。
後半に勝負できる可能性があるなら脚を削る必要は無いという事だろう。
初日、という事でまだ脚の状態ははっきりと掴み切れていないが、脚を温存しておかないと確実にラスト2回の登りは耐えれない。
ローテーションには加わらないことにする。
しばらくして登りが始まるKOMまでは10kmも無い。
位置を集団の前に上げておく。
アンカーがペースをコントロールし、かなり良いペースで登っていく。
辛いが耐える。
耐えられない程のペースではない。
KOMまで1kmの看板を越えて更に位置を前に上げる。
無いとは思うが、集団が割れる可能性を考慮すると少しでも前にいた方がいい。
先頭を牽くアンカーのほぼ真後ろでKOMを通過、トンネルを抜けて下りに入る。
登りの後半7分間の3.3kmの平均出力319W
この下りは比較的緩く、踏む必要がある。
先頭交代に加わりたくないので位置を少し下げる。
実際にはアンカーが引き続き下りもコントロールし続けたため下がる必要は無かった。
途中でアンカーのコントロールにマトリックスの佐野さんが加わる。
事前に合宿を行いコースを把握していたので最後のKOMに向かうためのコーナーの位置は把握できている。
コーナーが近づくにつれて位置を前に上げていく。
直角コーナーでKOMに向かうので集団の先頭にいないと登りのペースアップで辛くなる。
椿を先頭に前に上がって行くが、かなり風を浴びていて辛そう。
椿の外側から一気に前に出て、再びアンカーの真後ろに付ける。
そして登りへのコーナーが見えたところで先頭に並ぶ位置まで上がり、そのまま登りへ。
登りに入った直後にマルコスがアタックしていく。
NIPPOのデネグリが「上げ過ぎるな!」とNIPPOの選手に指示を出し、一定のペースでマルコスに追いつく。
そのカウンターで自分がアタックしようとするが、トマと被ったのでやめる。
再びデネグリが指示を出しながら追走している。
NIPPOとしては一定のペースを維持して逃げを潰しつつKOMを通過したいのだろう。
トマが追いつかれたところで自分がアタック。
時間をかけて追いつかれ、そのカウンターでマルコスがアタック。
集団内で位置を下げながら登る。
かなり辛い、アタックしなければ良かったと後悔するが後の祭り。
KOMまで1kmの看板を過ぎる。
ラスト1kmなら粘れる!
ここで粘らなければ全てが水の泡。
死ぬ気で、全力で踏んで粘る。
長い、切れたくなるが頑張る。
KOMが見える。
必死で粘って千切れかけながら山頂通過!
先頭集団で登り切る。
登りの5分17秒、2.2kmの平均出力398W
あとはここの下りをクリアして平坦区間に入るだけ。
この下りは試走しているので何処でスピードを出しても安全か知っている。
登りで若干離れていた部分を下りの前半で取り戻して完全に追いつく。
後半はコーナーが深くなるので結構危険。
深めのコーナーで「怖いな」と思っていると数人前にいた増田さんがスリップ。
ヤバい!と咄嗟にブレーキすると自分も後輪をロック。
落車はしなかったが、コーナーを曲がり切れない。
これは\(^o^)/オワタ
曲がり切れないと判断し、縁石に真っすぐ突っ込む。
そのまま路肩へ発射。
茂みに落ちていく。
体を丸めて茂みの中を転がる。
すぐに立ち上がってみるが怪我は無し。
道路から4~5m程奥まで吹き飛んでおり、バイクはそのさらに1m程奥まで飛んで行っている。
バイクを回収して茂みを掻き分けてコースに戻る
自分が茂みから抜け出したところで丁度、畑中さんが下っていく。
完全に目が合った。
茂みの中から現れる筋肉だるま。
絶対にあの人は笑っている。
少し下側では増田さんが鎖骨を抑えて座っている。
たぶん折れているのだろう。
バイクに跨って再スタート。
チェーンが落ちていたので広い所で止まって上げなおそうとする。
複雑にチェーンが絡んでいて簡単には直せない。
そうこうしている内にチームカーが止まりメカニックの南野さんが駆け寄って来てくれてチェーンを戻してくれる。
後ろにまだ集団がいるから大丈夫、と教えて貰った後にチームカーは前のに上がって行く。
その後、後ろからやって来た椿を含む小集団に合流して8分遅れでゴールした。


感想

終盤の一番キツイ部分を15名程のメイン集団でクリアできただけに、その後の下りで吹き飛んでしまったのはかなり勿体なかった。
人生初の茂みへのダイブで飛んだ際にはレースへの復帰不能を覚悟したが大事に至らなくて良かった。
咄嗟にバイクを投げ飛ばしたことと、丸くなって転がったことにより衝撃を逃がせたこと、かなり盛大に茂っていたおかげで草がクッションになってくれたことも影響が有ったと思う。
また、変に抵抗せずにまっすぐ縁石に突っ込んだおかげで跳ね上げられて綺麗に投げ出されたのも怪我無しで済んだ要因だと思う。
あとは、背中に入れていたアスリチューンもいい感じにクッションになったのだと思う、レース後に確認したら圧で破裂していた。
盛大に吹っ飛んだのに擦過傷すら無く済んだのは奇跡に近いと思う。
おそらく筋肉の神の加護があったのだろう。


キツさレベル


登りで限界いっぱいまで追い込まれてぶっ倒れるかと思った。
下りで吹き飛んだせいで全て意味が無かったが…… この記事が面白かった方は「いいね」を押して頂けると記事を書くやる気が上がります!
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