勾配の解説

CATEGORY自転車
今回は勾配についての解説になります。
登りのキツさの指標でもある勾配を色々な例を挙げて紹介します。


そもそも勾配って何?ていう話から始めますと、勾配は登りの角度を現す数値です。
%で表され進んだ距離における「水平距離」と「上昇量」から算出されます。
角度ではありますが度°とは違うので注意が必要です。
100mで10m登ると10%という簡単な計算方法になります。
自転車に乗らない方にはあまり馴染みが無く、そこまで気にする必要が無いかもしれません。
ですが、自転車乗りにとって勾配はとても重要で、そのコースのしんどさの指標になります。
具体的には7%辺りから辛くなり、10%辺りから中々キツイ、14%を超えてくると激坂と言った具合です。
人によって感じ方に違いがあるので一概に言い切ることはできませんが自分の感覚としては以上のような感じです。
当然、登りの長さや、レースのペース、風向き等によって辛さは変化するため、7%以下の勾配であっても辛いレースというのは存在します。
逆に辛くなることはあっても楽になることはまずありません。
ですので、登りの勾配というのはレースの最低限のしんどさを予想するのには便利と言えます。
勾配に関しては数値で表現されたところで分かりにくい部分が多いのではないかと思います。
ですので一般公道での勾配の例を紹介したいと思います。
まず、国道における勾配は基本的に上限が10%だと言われています。
よっぽどのことが無い限り、国道で10%を超える道は存在しません。
また、最近では7%を超えてくる国道も中々作られないのが現状のようです。
自分が道を走っていても7%を超える国道は中々ありません。
例外的なものとしては昔に「作ってしまった」道が現在まで残っているパターンや、それ以外にどこにも道を通す事が出来なかった場合には10%を超えていることもあります。
その際には標識に「急勾配」と共に勾配が表示されているので必見です。
大抵の場合は別の道が整備されている事が多いのでそういった道は荒れていることもあります。
ちなみに国道以外の道においては制限が緩かったり予算的な都合で急勾配の坂は比較的多く見ることが出来ます。
ですがすぐに行き止まりだったり、かなり道が悪いことも多いという欠点があります。

では、実際の有名?な道の勾配を例に挙げてみたいと思います。
1つ目は自転車乗りなら結構な割合で知っている人が多い「暗峠」。
言わずと知れた国道(酷道)です。
距離2.6km平均勾配15%
最大勾配は37%(48.7%という情報も……)
奈良と大阪の県境に存在する峠で、生駒山に真っすぐ突っ込んでいきます。
勾配の感覚を説明すると「身近にある一番キツイ坂の2倍の角度」というのが分かりやすいと思います。
ちなみに最大勾配の部分では少なくとも身近な坂の5倍の角度という事になります。
如何にクレイジーか伝わりますよね。
この道に関しては国道であるせいでGoogleマップのナビで案内されることがあるそうです。
道幅も非常に狭いこともあり案内された人は大抵泣きを見るとか。
自分もすれ違いのバックに失敗してリアバンパーを砕いているハイエースを見たことがあります。
ちなみにこの坂は自分がロードバイクと電動マウンテンバイクで登ったものをYouTubeにアップしたりしています。
暗峠を日本で一番速く自転車で登ってみた 15分21秒
暗峠を自転車で10分7秒!?電動アシストバイクXM-1を使い全力で登って来た

続いては自転車乗りだけでなくバイク乗りにも有名なヤビツ峠。
距離10.1km平均勾配5.9%
多くの人に楽しまれている登りという事もありそこまで急という訳ではありません。
ですが前半部分は意外と勾配が急なところも多く10%越えも目にしました。
平均的に見ると「近所で一番急な坂より少しだけ緩い坂」が10km程続くというイメージです。
この坂に関しては自分が自転車のアウターギアだけで登り切った動画があります。
ヤビツ峠を自転車のアウターのみで登り切ってきた 26分37秒

あざみライン
ツアー・オブ・ジャパンで国内国外の選手が毎年登っている富士山の登りです。
距離11km平均勾配10%
国道の限界ラインギリギリの勾配の坂が延々と続くイメージですね。
現状は少し違い、中盤と終盤が若干緩く(それでも7%ぐらい)なっているため、場所によっては10%以上の激坂が登場します。
勾配のイメージとしては国道の急な坂の途中に、急な坂の2倍の角度の登りが現れるというイメージで間違いないと思います。
映像ではスルスルと登っていることもありますが、実際には前輪が浮く様な角度だったりします。

勾配を知ることで自転車で走ることもレースを観戦することもより楽しめるようになると思います。
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