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ツール・ド・シアク 4日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:インドネシア
日程:9月21日
距離:164km
天候:晴れ

平均ワット:206W
最大ワット:1167W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜、新城雄大

インドネシアで行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

今回のレースは全ステージド平坦ということで自分と雄大がステージ優勝&総合でUCIポイントを稼げるように挑むという作戦。
トマ、サルバ、マルコスもチャンスがあれば総合順位を上げていくという感じで、自分たちは逃げも視野に入れて動きゴールスプリントになれば自分とサルバでアシストして雄大で勝負しに行くという作戦。


レースレポート

今日は最終日ということで周回コースを6周回るステージ。
リーダーチームのセントジョージの動き次第では逃げ切りを狙える可能性もあった。
集団中ほどでスタートラインに並びパレードスタートを始める。
パレードスタートがかなり速い。
先頭にいるセントジョージのリーダーが先導者にべた付きしてすごい勢いで進んでいく。
すぐに0km地点に到着し、そのまま先導者が加速するとともにアタックしていく。
先頭が見える位置にはいたが中切れと開始直後の直角コーナーで先頭には付いていけず。
7名ぐらいの先行集団にはセントジョージがリーダーを含めて2名入っており逃げ切りもあり得る。
ここは何としても追いつきたいと思い、他のチームの選手と4人で追いかけるが離されていく。
集団に吸収されたところで前へのブリッジを試みるアタックが連続し続ける。
どう動くべきか悩む。
先行しているのは7名ほど。この状況で一番困るのは誰か?おそらくセントジョージ。なぜなら総合順位においてトップ4までを独占しているセントジョージはこの順位を落としたくないはず。そうなると先頭の集団の逃げ切りは避けたがるはず。ここからの展開の可能性としては逃げに入っているセントジョージ2人が独走に持ち込むというパターンがあり得る。しかし千切られた残りのメンバーが集団に吸収されなければ他のセントジョージの総合順位が落ちる。逃げのメンバー内ではセントジョージ2人にアタックされるかもという不信感があるだろうし上手くローテーションが回るとも限らない。ちなみにもし自分が今の逃げに入っていれば絶対にローテーションには加わらない。
そうなってくるとセントジョージの選手は前にブリッジしたがるはず。
セントジョージの選手をマークすることにする。
集団に残っているのは81、82,83番だったので2日目に逃げ切った83番の動きには特に注意する。
しばらくはアタックが繰り返され83番も動いていたが無理と判断したようで落ち着く。
小さなアタックはかかるが大きな動きが生まれないまま2周目の終わりに再びペースが上がる。
逃げの人数が多いはずなので中間スプリントは関係ないはずだが?と疑問に思っていると前方に逃げ集団が見える。
アタックと吸収とペースアップが発生し前との差がドンドン詰まっていく。
3周目の途中で逃げは吸収され再びアタック合戦が始まる。
4周目に入りセントジョージがコントロールを始め集団を落ち着かせたことで2名の逃げが先行した状態になる。
隙を見てサルバが他のチームの選手と2人でサラリとアタックしていき、後に前に合流し4名逃げになる。
セントジョージが1分差ほどでタイム差をコントロールしていたが、追いつく気が無いのかさらにペースを緩めようとしたところでトレンガヌやサクラやセブンイレブンといったインドネシアのチームが牽引を始める。
ラスト2周に入るころには40秒差ほどにまで差が詰まっておりチラチラと前方に見える状態。
力不足のチームが牽引に加わり差が広がりかけたり、焦った他のチームがアシストを牽引に加えたりしながら差を詰めていく。
キナンは今日も先頭に近いいい位置で集まっており、とりあえず雄大とここからの動きについて打ち合わせ。
ゴールスプリントになれば自分がメインで勝負しにいくが、基本はアタック連発からの逃げ狙いで動くということに決める。
直後にトマが「何か必要なことはあるか?」と聞いてくれたので同様に「アタックして抜け出して勝負することをメインで考えて欲しい。集団になればスプリントは自分でするから」と伝える。
勝てる見込みのない自分のスプリントを手伝ってもらうより、全員で抜け出しを狙った方が確実に成功する確率が高い。
ラスト5kmを切ったあたりでサルバたちの逃げが射程圏に。
誰が、どのチームが動くか?という雰囲気の中、セントジョージが二人で列車を組んでアタックしていく。
即座にトマが反応し、それに自分も続く。
集団も続き、そのカウンターでマルコスがアタック。
それも潰される。
他の選手の動きに細心の注意を払い反応できるように備える。
ラスト3kmを切った直後の左へ曲がる直角コーナーでイン側からセントジョージの選手がアタック。
すぐにイン側を閉めて他の選手が続けないようにする。
アウト側から追走に出た選手がいたのでそれに反応してセントジョージを追う。
セントジョージは92番。
ここ数日の動きを見ているとあまり調子は良くなさそう。
抜け出した選手は5人。
後ろが離れており逃げ切りを狙う体制。
トレンガヌの選手が強烈に引き続け集団との差が少し開き残り2kmを切る。
そこからローテーションを一巡回してから牽制状態へ。
その状態からアタックしたサクラの選手に反応して自分が追うが無駄足を使いたくないので先頭交代を要求する。
前に出てこないのでブレーキで減速して無理やり下がる。
インドネシアのチームの選手が飛び出した選手を追い、それにセントジョージが続く。
トレンガヌがその後ろに付き自分が最後尾に回り込む。
追いかけあいの状態でラスト1kmを切る。
インドネシアのチームの選手は詰め切れずに失速、セントジョージの選手に抜かれてそのまま下がっていく。
先行するサクラに追いつき、サクラ、セントジョージ、トレンガヌ、自分の並びでスプリントへ。
自分の位置は絶好のポジション。
ラスと500mの看板を過ぎる。
この2日間、早くにスプリントを開始し過ぎて失速している。
出来る限り我慢してスプリントに入りたい。
ラスト200mの看板を過ぎたところで左側にラインを外してスプリント開始。
同様にスプリントを開始したセントジョージの左後ろに付ける。
そのまま抜きに行こうとするが加速しない。
先頭のサクラも加速し始める。
3位か!?と悔しがっているとトレンガヌの選手が出てくる。
そのままの状態でゴールラインを過ぎ、4位。
ラスト200mは12秒で平均977W出ていた。


感想

今日は集団から抜け出した少人数でのスプリント。
ここで3位以内に入れていればステージと総合10位以内でUCIポイントをゲットできていたので終わってからかなり悔しかった。
この3日間は特に自分が今まで挑戦してこなかったゴールスプリントと真摯に向き合うことが出来たので非常に多くの経験を積むことが出来たと思う。
今回学んだことをこれからのレースに生かせるようにしっかりと反芻し自分が勝てるイメージを作り上げていきたい。
今回のレースではUCIポイントに絡む結果を残すことが出来なかったが、これからのレースで今回得た経験をしっかり利用して狙っていきたい。


キツさレベル

ゴールスプリント以外は比較的穏やかな1日だった。。


チームスポンサー商品紹介
FULCRUM SPEED 55T

フルクラムのカーボンホイールのディープモデル。
今回のレースではこのホイールをメインに使用しています。。
ワイドリムとリムハイトが高いことで空力性能がよく、平坦基調のコースに適しています。
特に時速40kmを越えてくるレーススピードで本領を発揮します。
今回のようなゴールスプリントや平坦でのペースアップの多いレースに打ってつけで抜群の効果を発揮してくれました。
低速でも分かる圧倒的な直進安定性も魅力です。
まさにレースモデルというホイールだと思います。

スプリント動画
https://twitter.com/ZXCycling/status/1043151798436089856

チームのメディアオフィサーの福光さんによる写真
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