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インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン 1日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:インドネシア
日程:9月26日
距離:153km
天候:晴れ



平均ワット:208W
最大ワット:943W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜、新城雄大

インドネシアで行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

今回のレースは登りが多いレースということでキナンの見せ場。
トマ、マルコス、サルバの3人は登りでの勝負を前提に総合上位に入れるように備える。
自分と雄大は5人以上の逃げに入れるように判断して動いていくという指示。


レースレポート

パレード最中に前に上がっていき先頭の後ろでパレードを終える。
パレード終了後にすぐにアタックが始まり反応していく。
そこまで積極的に逃げたいという訳でも無いので事前の予定通りに5人以上のアタックにのみ反応するようにして脚を使い過ぎないように気を付ける。
何度かチェックに入ってみるが脚の感覚がかなり悪い。
具体的には重い。
アタックに反応する際の加速がかなり悪く疲れる。
シアクから4日間休んだことが原因だろうか?
とにかく無理をし過ぎなように気を付けなければならない。
何度かチェックに入るがそのたびに集団の中盤辺りまで下がり再び上がってチェックを繰り返す。
トマと雄大もチェックに入っており交互に動いていく。
何度か4人ほどの抜け出しが発生するが決まることは無くレースが進む。
スタートから40分が経過したあたりで雄大を含む8人逃げが決まる。
レースの最中に自分はそれに気づいていなかった。
その後に1人が追走で集団から飛び出して集団をリバルがコントロールし始める。
1人逃げでレースが進んでいると思いトマに伝えると「雄大を含む9人近くが逃げている」と教えてくれた。
そこからしばらくの間、逃げに選手を送り込んでいないチームが入れ替わり立ち代わりコントロールを始めるがペースが上がらない。
タイムボードが見えない位置で走っているので、この展開で大丈夫なのか心配になる。
トマか監督に確認するためにチームカーまで下がろうかと考えていた矢先、66kmからの補給所区間に差し掛かる。
その瞬間にセントジョージがアタック開始。
マジかこいつら!!と思いながら自分も踏んでいく。
緩い登りの区間で集団が縦に延び加速する。
一度一つにまとまるがカウンターでアタックが発生しては吸収を繰り返す。
ペースが速く、相変わらず調子があまりよくないので前まで上がれず。
先頭から20番手辺りで様子を見ながら必死に付いていっていると、トマを含む数名が飛び出していく。
そこで一度ペースが緩み差が広がる。
7人以上抜け出していたように見えたのでトマ以外にもサルバかマルコスを送り込みたいところ。
差を埋めるかどちらかをブリッジさせるために集団の活性化を狙って動くが、トマのグループが団結して逃げようとしているために差が埋まらない。
ドンドン差が開いていき追走が無理な位置まで離れてしまう。
とりあえずはトマが入っているので最悪の展開は防げている。
次の展開に備えようとしていると再び集団が活性化しアタックが頻発する。
これはアジアレースで時々起きるまともな集団が無い展開だろう。
とにかく前々で展開していかないと後ろに取り残されて追うハメになる。
決まりそうな動きにチェックに入り追走を狙っていく。
何度か動いたタイミングで7人の抜け出しに加わる。
集団との差が開いたので自分もローテーションに加わって決めにかかる。
集団から2人が追走してきて9人の追走が決まる。
チームカーが上がってきてボトルを受け取りつつ、ローテーションに加わる必要が無いことを確認する。
そこからはひたすら最後尾で引っ付いていく。
他のチームの選手に「ローテーションに加われよ」という視線を向けられると「トマ・ルバが言ってるから追えないんだ~」と言ってやり過ごす。
そのまま延々と自分以外の8人のローテーションが続く。
集団は完全に見えなくなり前を追う協調体制が出来上がった状態で走り続ける。
結構時間がたってから審判車からタイム差を教えてもらうと「前と4分、後ろと4分」と教えられる。
「完全に宙ぶらりんの集団や……」と思いながら付いていく。
さらにしばらくすると前からポツ、ポツと遅れてくる選手がいる。
最初に単独で遅れてきた選手はそのまま消えていき、次に遅れてきた2人は集団に合流。
11人の集団が前を追うことになる。
残りの距離をドンドン減らしていく。
ボトルの水が無くなってきたので要求してみるが他のチームはくれず。
後ろに付いていて最後だけ狙ってくるであろう選手に水を渡す気など更々ないのだろう。
何なら脱水になって遅れろ、と思っているかもしれない。自分なら思う。
水の残量と残りの距離を心配しながら走っているとラスト20km辺りで前方にチームカーの車列を見つける。
もしあの車列にキナンのチームカーがあれば九死に一生。
無ければ他チームのチームカーから強奪しか手が無い。
車列がいよいよ近づいてくると集団からアタックがかかり分断が始まる。
前との距離を詰めていきチーム名を視認できる距離まで詰めたところでキナンのチームカー発見。
アタックをかましてチームカーに追いつきボトルを受け取る。
その際に集団を牽引してペースを上げてくれと言われる。
集団にはトマと雄大もいる。
ラスト14km。
状況はよく分からないがとりあえず前に出てペースアップ。
しばらく踏んで後ろを振り返ると誰も来ていない。
一瞬このまま踏んでいこうかという考えが頭をよぎるが、一度集団を待ってもう一度ペースアップ。
踏んでいるとアタックしてくる輩が居たのでチェックに入る。
後ろを確認すると少し離れてはいるが活性化している。
これならそのうち追いつかれると判断してそのまま踏んでいく。
しばらく踏むと後ろからセントジョージのベン・ダイバーがアタックしていきトマが続く。
それを追って数名が横を通過していくが無視して自分のペースで踏み続ける。
トマとダイバーはそのまま抜け出していったが、それ以外の選手は抜き返してサプラの選手と二人になる。
下り区間を二人で回してそのままゴールまで行けるか?と思っているとラスト6kmの登りの入り口で後ろから8名ほどに追いつかれる。
何度かアタックを仕掛けてみるが抜け出しは叶わず。
インドネシアの選手が「前に10人以上抜け出してるからペースで登ろう」と言い出す。
前に10人の部分に不信感を抱きながら集団後方に控える。
トマが前に行っている以上、集団を牽引する意味はない。
集団後方で様子見をして走り残りの距離を減らしていく。
一度、急な坂に差し掛かりアタックしようかと考えるが残りの距離が少しあったので思いとどまる。
少し緊張感が漂い、ギスギスしながらラスト2kmを切る。
ラスト1km、というところでかなりの急坂登場。
これは他の選手を千切っておくのが吉、と考え入り口からアタック。
500mほどを一気に踏み切る。
後ろを確認すると付いてきているのはサプラの選手のみ。交代を要求するが前に出てこない。
後ろに追いつかれると困るので仕方がなく踏んでいるとラスト300m辺りでアタックしていった。
踏んでいたせいで反応できずに遅れてゴール。
結果はまさかの6位。
トマは4位でゴールしていた。
ラスト850m、1分49秒間の平均出力430W


感想

序盤の展開では今回のレースは終了か?と頭によぎったが、展開に恵まれて6位にまで上がることが出来てよかった。
チームとしては後手に回ってしまったせいでセントジョージの選手にワンツーフィニッシュを決められてしまい出し抜かれた形。
雄大もトマも前でかなり動いていたようで疲労の色が濃かった。
自分は終始温存しながら前に合流できていただけにトマとベン・ダイバーの動きに乗れていればと思うところがあった。
レースは平坦基調の明日を挟んで山岳ステージの第3第4へと続いていくのでトマと自分の総合アップと各自のステージ優勝を狙って走っていきたい。


キツさレベル

かなり温存しつつ走ることが出来たので明日以降のレースで活躍を狙っていきたい。


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