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JBCF経済産業大臣旗

クラス:Jプロツアー
開催国:日本
日程:10月7日
距離:122km
天候:雨


平均ワット:246W
最大ワット:944W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:中島康晴、山本元喜、中西健児、新城雄大、椿大志、トマ・ルバ


新潟県南魚沼市で行われたJプロツアー。


レース前のミーティング

今回は中西の調子がよさそうということで中西がエースでサブとして自分と雄大が控えるという作戦。
他のメンバーは必要に応じて手助けしてもらうという方向。


レースレポート

今回のレースコースは自分が高校3年の国体で2位に入った時のコースを一部短縮したものを使用。
今回は先週のインドネシアからの咳が治っておらず本調子とは言えない状態。
序盤は心拍が上がるように刺激を入れていき、中盤以降に備えようという感覚。
レース前にコースを試走で1周したがゴール前の登りがかなりインパクトがある。
また、ダム湖の周りも細かいコーナーが連続しすぐに逃げが視認できなくなる。
ダムを下った先も180度ターンが3回連続する加速しにくい下り。
そして天候は雨で視界不良並びにグリップ低下状態。
スタート直後から集団が絞られていく可能性が高いと警戒して挑む。
非常に短いパレード走行を終えてレーススタート。
スタートの動きに警戒して雨の中20分近く前からスタートラインに並んでいたこともあり先頭付近で走れていたので、すぐさま先頭に出る。
すぐに登りが始まったのでそのまま先頭に出て踏みながら登っていく。
思っていた以上に調子が良く踏める。
しばらく踏んで後ろを見ると1人がピッタリと付いてきており少し離れて縦に延びた集団。
これは集団を絞り込めるかもしれないと思い、そのまま踏み続けていく。
頂上のゴールラインに到達した時点で人数が結構絞られている。
ラスト10周。
ここからどう動くべきか、と考えていると頂上の先の小さい登りでマトリックスのマンセボ選手がアタック。
そこに増田さんが反応し2人が飛び出す。
少し遅れて反応するが差は詰められず。
2人が先行し、自分を含む5人が追走する状態になる。
5人の集団に自分、シマノ中田選手、弱虫ペダル前田選手、マトリックスホセ選手、ブリッツェン岡選手が含まれる。
マンセボ選手と増田さんが逃げているので自分と中田選手、前田選手だけで追う。
コーナーが連続するせいで思ったように差が詰まらない。
無理に追うよりも次の登りで一気に詰めた方が良いと考え、差が開かないように追いながら登りに備える。
ダム湖から下りに入ったところで前の2人との差が詰まり7人がまとまる。
さらに登りの手前で数名がメイン集団から追いつき、増田さんがペースをキープして頂上を通過する。
マンセボ選手の動きに警戒しながら山頂を通過し、ダム湖の周回へ。
ラスト9周。
後方に下がり集団のメンバーを確認すると、マトリックスから外人選手3人、ブリッツェンから増田さん、岡選手、雨澤選手、シマノから入部さん、横山選手、中田選手、弱虫ペダルから前田選手。
メンバーが濃すぎる。
圧倒的に不利なので先頭交代に加わらないのは前提として、これをどう崩すのかも考えないといけない。
付き位置になって少しでも脚を温存する。
周回コースを経由して下り、登りへ差し掛かる。
後ろからメイン集団が追い上げてきているのが見える。
キナンの選手がしっかりと先頭にいるのも確認。
これで一旦振り出しに戻せるか、と思っていると頂上で1周目と同じくマンセボ選手がアタック。
ラスト8周。
引き続き警戒し、位置をマンセボ選手の真後ろにまで上げていたこともあって綺麗に反応することができ集団から抜け出す。
この動きに反応できた自分を含める3名がマンセボ選手とともに集団から抜け出す。
残りの二人はブリッツェンの岡選手と雨澤選手。
マンセボ選手が延々と引き続け集団との差がみるみるうちに開いていく。
今年のスペイン人選手権で7位だったと知っていたので警戒はしていたが明らかに強すぎる。
完全に別格。
ローテーションには加わるがそこまで強くは踏まない。
同じように脚を削っていては確実に最後に軽~く引き千切られる。
すると後方から3名が逃げに追いつく。
そこにはマトリックスからホセ選手、シマノから湊選手、レオモから米谷選手。
ホセ選手が追いついたことで完全に不利な状況になる。
この逃げは最終的にマトリックス2人にブッ千切られる。
再び得意の付き位置に下がり終盤と後ろが追いついてきた場合の展開に備える。
付き位置のまま残りの距離を減らしていく。
マンセボ選手の牽きが半端なく一気にペースが上がる。
さらに登りでペースアップしてくるので脚が削られる。
メイン集団とのタイム差は1分半前後を行ったり来たりしながら進む。
ラスト5周に入る登りの入り口で「自分で勝負するように」という指示をもらう。
逃げ切りを前提として勝負できるように備えろということ。
自分で勝負するのであれば付き位置のままは良くない。
さらにこの登りでマンセボ選手のペースアップによりレオモの米田選手が遅れる。
5人になった逃げ集団でローテーションに加わる。
回りはするが踏み過ぎないようにする。
一応ローテーションに加わっているという感覚。
1周回って再び登り。
再びやってくるマンセボ選手のペースアップ。
ここで雨澤選手が遅れる。
ラスト4周。
雨澤選手が遅れたことでチームメイトの岡選手もローテーションに牽きを弱める。
その結果、遅れた雨澤選手が逃げに復帰し6名に戻る。
全員が「マンセボ警戒態勢」に入り脚を使って牽こうとはしない。
マンセボ選手の強烈な牽きでペースが上がり他の選手が軽く回るという感じ。
それであってもシマノが追走をかけるメイン集団とのタイム差は縮まらない。
ラスト3周手前の登りではマンセボ選手はそこまでペースを上げてこない。
登りで毎回表情を確認していたのだが、常にしんどそうな顔をしていたように見えたので以外に限界が来たのだろうか?
髭のせいでイマイチ表情を読みにくいのが厄介。
ラスト3周
ダム湖の周回ではマンセボ選手の牽く速度が明らかに遅くなっていた。
その代わりにホセ選手が積極的にペースを維持するのでタイム差は変わらず。
と思っていると周回の後半にかけて一気にタイム差が詰まってくる。
何が起きた?と思いながら下りに入る。
登りの手前で補給所の石田監督から「ブリッツェンがペースを上げている」と伝えられる。
このままいけば岡選手と雨澤選手は付き位置に回って脚を回復させようとするはず。
ならばその前に逃げ集団から遅れさせたい。
登りに入ると同時に先頭に出てペースアップ。
出来る限界のペースで引き続け、一度休もうとするとホセ選手が出てきてペースを上げる。
ホセ選手が下がったところで自分が上げるといった具合に上げ合いになる。
その結果岡選手と雨澤選手が遅れ4人になる。
この4人で勝負か?と思いながらゴールラインを通過。
ラスト2周。
そのタイミングでマンセボ選手が強烈なアタック。
ペースを上げることに集中し過ぎて完全にマークを外していたことと、登りのペースで脚が限界になっていたせいで微塵も反応できず。
さらにそれを追走したホセ選手の動きにも反応できず。
シマノの湊選手と2人になり先行する2人を追う。
しかし、逃げ集団をメインで牽引していた2人に追いつけるわけもなくジワジワと差が広がっていく。
そうなってくると後はメイン集団に追いつかれるかどうか。
少しでもペースを落とさないように懸命に踏んで下りに入る。
登りに入るタイミングで後ろを確認すると人数がかなり絞られた集団が追ってきているのが見える。
あの集団に登りの途中で捕えられると千切られる可能性がある。
少しでも頂上付近で追いつかれるように限界ギリギリのペースで登りを登る。
頂上までラスト300m辺りで集団に追いつかれる。
そのタイミングで入部さんがアタック、自分は反応できず。
そこに増田さんと横山選手が追随し3人が先行する。
自分はペースが上がる集団から遅れそうになるが気合を入れなおして集団に残る。
ラスト1周。
集団にはキナンが自分しかいない。
普通にやってもまともな成績が残る状態ではないのでとにかく攻撃的に走る。
アタックする選手と一緒に抜け出しを何度も計るが決まらず。
集団一つのまま最後の登りへ。
「もういいか」とやめそうになるが、なぜかスイッチが入り登り出しからゴリゴリ踏んでいく。
山頂まで踏み切って8位ゴール。

最初のペースアップが
3分間438W。
自分がマンセボ選手から遅れる前の登りのペースアップが
4分18秒間376W。
最後の登りが
4分4秒374W

最初からの逃げが評価され「高木秀彰メモリアル 敢闘賞」を獲得することが出来ました。
敢闘賞写真



感想

咳が出ていたので不調かと思っていた予想以上に踏むことが出来ていた。
そのせいで最初の登りで分断を発生させてしまいチーム的には不利な状況になってしまい申し訳なかった。
その後の展開に関しては常に先頭で対応を続けることが出来ていたので上手く立ち回れていたと思ったが、詰めの場面においてマンセボ選手を意識から外してしまったのが大失敗だった。
マンセボ選手は途中でかなり牽いていたし、傾いていたし、辛そうだったので脚が無いのかと予想してしまったがそんなことは無かった。
42歳といえ今年もスペイン選手権7位の実力は伊達ではなく、単独で各チームのパワーバランスが崩れてしまう選手だった。
未だに油断だとか警戒すべき選手を外すことがあるのでそういう嗅覚を磨いていきコンスタントに成績が残せるようになっていきたい。


キツさレベル
10
脚を温存しながら走ってはいたが登りのたびにダメージを負い最後は限界だった。


チームスポンサー商品紹介
MINOURA(ミノウラ) FG220 Hybrid Roller ハイブリッドローラー


今回のレース前のウォームアップで使用した、ミノウラ様から提供していただいているローラーです。
固定と3本の間をとったという感じのローラー。
前輪を固定するのでバランスを崩してコケることはまず起きない。
前輪の固定部分にゴム素材が使用されており左右にバイクを揺らすことが出来るので固定ローラーよりも実走に近い感覚で乗ることが出来る。
かなりコンパクトに折りたたんで専用の収納ケースに納めることができ、重量6kgなのでレース会場でのアップにオススメ! この記事が面白かった方は「いいね」を押して頂けると記事を書くやる気が上がります!
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