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プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 2日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 2日目

開催国:トルコ

距離:182km

天候:晴れ




 

今日のレースも平坦基調、しかも昨日以上に平坦でKOMも存在しない日でした。

レース前にカメラマンの辻啓さんから「去年はスタートしてから少し後にあるトンネルで逃げが決まった」と教えてもらいました。

かなり貴重な情報。

 

 

レース前のミーティング

 

本日も最初から全力で逃げろという指示。

昨日きわどい所で乗り損ねただけに「やらねば」と気合が入る。

 

 

レースレポート

 

本日も一番乗りでスタート地点に並びに行く。

スタート数分前に昨日のレースで決まったリーダージャージ保有者が先頭に並ぶ。

山岳リーダージャージ、スプリントジャージ、ビューティーズオブターキースプリントジャージ、そして総合リーダージャージのカヴェンディッシュ。

そしてパレードスタート。

カヴェンディッシュに近づき過ぎないようにしながら先頭をキープ。

レーススタート。

スタートして直ぐにトンネルが始まる。

「ここか!」と思い先頭でのアタック合戦に参加して逃げを試みる。

しかし決まらない。

トンネル区間が全て終わってしまっても逃げは決まっていない。

レースの雰囲気を見ていると5人以上が逃げようとするとクイックステップが全力で追って潰している。

集団内に溢れる逃げたい選手の内5人しか逃げることは許されない。

かなり厳しい。

逃げたい選手がドンドンアタックをかける。

逃げが5人を越える。

クイックステップが潰す。

これが何度も繰り返される。

自分も何度か仕掛けるが決まらない。

集団はハイペースのまま進む。

先頭付近に上がって来ていたデネグリから「クイックステップが左に寄ったときに右からアタックをかけろ」と指示される。

集団右側でタイミングを伺う。

クイックステップが逃げを吸収して左による。

今だ!と判断して下ハンで全力アタック!

結構踏んでから交代すると、メンバーは自分を入れて5人。

集団とも結構離れている。

しかし集団は逃がしたくないらしく赤色のジャージが先頭で追ってきている。

クイックステップは今のところ追ってこないだろう。

かなりのチャンス!

集団が諦めるまで粘れば逃げれる!

5人で交代しながら踏む。

全員決めたいのだろう、皆全力で踏んでいるので後ろにいてもキツイ。

特に自分から仕掛けたこともあり前を長くひく余裕が無い。

ペースを落とす前に代わる。

何周かローテーションする。

体感的には2分位だろうか?

集団に追いつかれる。

「まじか……かなりキツイ」と思いメーターを確認すると心拍170台後半。

自分としては結構高い。

しかも長時間心拍が上がり続けていただろうから回復が必要だ。

下がり過ぎないように気をつけて集団で休む。

休んでいる最中に2人が飛び出す。

クイックステップが横に広がり逃げを決めさせようとする。

すると集団内から1人追おうとする。

クイックステップに怒鳴られて牽制されるが無視して追っていった。

そこに乗っかったのが2人で合計5人の逃げが決まった。

自分は足的にも位置的にも追えなかったので今回は見送る事に。

逃げが決まるまでの約30分間の平均スピードは50km/hだった。

その後は一旦ペースが落ちたものの再度加速しだし、40km/hほどで追い続けていた。

集団内も昨日よりも密度が高く、チームで固まっていても気を抜けばはぐれてしまうので若干ピリピリしながら走っていた。

特に位置取りが厳しくなりだしたのがラスト15kmほどから。

ゴールスプリントに向けて集団前方へ上がりだしたからだった。

はぐれないように気を付けつつ、風も受けないように気をつける。

ラスト10kmを切る。

集団の左側から上がっていく。

ラスト5km各チームの列車がいい位置を確保するために競りだす。

集団の先頭は一番右側のクイックステップの列車。

自分もチームの列車を引き上げようとするが集団に飲み込まれはぐれる。

集団内は殺気立ち怒鳴り合いながら位置取り争いをしている。

集団の左端から抜け出し前に上がると、1人になっているマリーニを発見。

マリーニの前に入り集団の前方に引き上げる動きをして、自分は再び集団に飲まれる。

足と過密具合とあまりの速度にそこからは前に上がれず集団でゴール。

 

チームではコッリが5位とグロースが9位だった。

 

 

感想

 

少しではあるが飛び出して先行することが出来ていい経験になったと思う。

しかし経験を積むだけでは意味が無いので逃げたい。

最終局面でもいまいち役に立ってる感が無いので、落ち着いて冷静に対応できるようになりたい。

明日は山岳ステージなので、逃げを狙う事もしつつ上位でゴールする事も目標にして走りたい。

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