ツール・ド・サンルイス2016 1日目
ツール・ド・サンルイス
クラス:1クラス ステージレース
開催国:アルゼンチン
距離:21km
天候:晴れ
コースは10kmの直線を往復するだけの単純なコース。
レース前のミーティング
チームTT(タイムトライアル)という事で並びの順番とちょっとした確認で終わった。
並びは、スタキオッティ、グレガ、グロース、デネグリ、ニーバリ、自分の順。
注意点はなるべく道路の真ん中を走るという事と、下りは疲労を分散させるため2列で高速で交代し、先頭に出たときには全力に近い力で踏むという内容。
レースレポート
スタート台に全員横一列に並んでスタート。
ギアが少し軽かったが列を整えているうちにギアを変えて調整する。
自分のベターなギアを使うと他の選手より少し重い。
個人タイムトライアルの際も重めのギアを使っているので気にせずそのままで行く。
下りに入って2列で回りだす。
自分的には意外とキツイとは感じない。
下りが終わって30秒ぐらいの交代に戻る。
常に2列で交代を繰り返さないのは交代すれば結果として交代した1人分列が後退することになるから。
しかし下りでは速度が高速になるので、先頭と後続の負荷に大きな差が出る。
その為先頭に出たときに短い時間とはいえ全力に近い力を発揮しても、後ろに入ればかなり楽なので十分に休むことが出来る。
交代したことによって生まれるロスよりも、先頭に出た際に全力で近い力で踏むことによるペースアップの効果の方が大きいため下りでは連続で交代する。
下り以外の部分では先頭と後続との負荷の差が小さくなる為、連続で交代してもペースがあまり上がらず交代した分ロスする上に全員疲れるという事になるので少し長めに先頭で走り交代するという形になっている。
現に自分的にも2列の時より1列の方がキツく感じる。
そのまま10km過ぎの折り返し地点へ。
180度のコーナーでビビッて少し遅れてしまう。
慌てず落ち着いて差を埋めて交代再開。
しばらくしてメーターを見るとラスト5km程。
その後先頭が回って来て上り坂。
頂上近くまで先頭で走り交代する。
後退したすぐに下りに入り2列で回りだす。
これはかなりキツイ。
残り数キロで疲れている上に先頭に出た直後。
何回か書いているが先頭は他よりも負荷が高いため疲れる。
その状態が回復する間もなく連続で交代し、先頭に出たときには全力で踏む。
今日で一番キツイ。
最後なので当然ではあるが。
先頭に出たときにはペースを落とさないように全力で踏む。
2周位したところでやっと少し楽になった。
しかしそこからゴールに向けて再びペースアップ。
ラスト1kmのゲートを越える。
そのまま全力で交代しながらゴールした。
感想
コーナーで前から離れてしまったところ以外は良かったと思う。
他のメンバーからもかなり好評であったので間違いないと思う。
タイムトライアル系は自分の得意とするところでもあるのでここで力を発揮するというのは大切だと思う。
ラスト3kmは常に心拍数が190を超えていたのでデータ的にも相当ハード出たと思う。
しかしここまで追い込めたし踏めたという事は調子が悪くないという証拠でもあるので自信を持って明日からのレースに備えたい。
不安要素としては最後まで調子が持つかどうかなのでそこには気を付けるようにしたい。
ちなみに去年は4日目辺りから調子が落ちだしたと思う。
キツさレベル(10段階評価)
10
いきなり最大の10なので伝わりにくいかもしれないが、相当半端無くキツイ。
時間が短かったので耐えきることが出来たが、もしこれが1時間以上続けば2日ぐらいは休まないと回復しないと思う。
タイムトライアル以外でこのレベルでキツイことは無いと思う。
amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!
山本元喜の本はコチラ!