ツアー・オブ・チンハイレイク 2016 3日目
ツアー・オブ・チンハイレイク 3日目
クラス:HCクラス・ステージレース
開催国:中国
日程:7月19日
距離:132.98km
天候:晴れ
出場チームメイト:ニコラス・マリーニ、ダニエーレ・コッリ、リカルド・スタキオッティ、ジャンフランコ・ジリオーリ、石橋学、山本元喜
ヅオバからグイデに向かう直線コース。
75kmに超級山岳が設定されていた。
レース前のミーティング
今日は超級山岳が有るので残れる選手は頑張って総合順位を狙いに行くという感じ。
大人数の逃げが決まりそうな場合には誰かが反応するようにとも指示される。
もし逃げが決まっていなければコッリが中間スプリントを狙って行くという指示。。
レースレポート
今日もパレード無でレーススタート。
山岳狙いの逃げの潰し合いが発生するだろうと予想しそこまで前に上がっていない位置でスタートする。
スタート直後からアタック合戦が始まり集団のペースが上がる。
大人数の飛び出しが決まってはマズイと思い前に上がる。
あまり逃げたくはないが、少人数で飛び出せるのならラッキーと思い動いていく。
基本的には潰しばかりやっていたが、一度全力でアタックしてみた。
5人ほどで飛び出せたが結局捕まる。
その後延々とアタック合戦が続き、その間に何度も20人近い飛び出しがあった。
NIPPOも交代で誰かが反応するが結構疲れてくる。
50km手前でイラン人が1人飛び出した状態で一旦集団が落ち着く。
しかし51kmの中間スプリントに向けてコッリを含む数名が飛び出す。
それにつられて集団も加速。
中間スプリント通過後にアタック合戦が再加熱。
そのころには「もうどうにでもなれ。そもそもこれ以上動くと登りが無理」と考えて集団内で待機。
集団前方ではアタックがかかり続け集団が伸び縮みを繰り返したまま登りが始まる。
コースプロフィールでは5%ほどの登りが20km程続くはずだった。
それくらいの勾配であれば後ろに付いて行くだけであれば耐えられると思っていたが、勾配が緩くなったり急になったりしていてかなりキツイ。
勾配が急な所で追い込まれて、緩くなったところで少しだけ休める。
回復しきる前に再び急な勾配で追い込まれる。
中切れも発生し始め、それを埋める為に集団後方は更にペースが上がる。
何度か耐えたが限界を迎える。
「甘く見ていた。これは無理」と判断し限界の状態で遅れる。
ペースを落とし回復できるペースで登る。
途中でコッリに追いつかれ、付いて行こうとするがキツクなって遅れる。
今日のこのタイミングで遅れているようでは総合狙いなど無理。
潔く諦めて逃げ狙いに切り替えた方が良い。
後ろを振り返るがグルペットの姿が全く見えない。
山頂までは20km弱あるのでその辺りで追いつかれるように、自分のペースで休みながら登る事にする。
他の選手に何度か抜かされるが無理に付いて行くことはせず自分のペースを維持して登った。
山頂まで10km程の辺りでグルペットの姿が遠くに見え始め、ラスト2km程でグルペットに追いつかれて一緒に下りに入った。
下りは登りよりも勾配が若干急な上にコンクリートのような路面がデコボコしていてかなり危険だった。
横風も合わさり千切れかけながらもその区間をクリアしアスファルトで舗装された下りへ入る。
そこからは深くないコーナーばかりだったのでローテーションに加わってゴールした。
感想
調子も良さそうだったので総合狙いが出来るかな?と思っていたがやはり甘かった。
心肺機能的にはある程度対応できていたが筋肉に疲労が溜まって限界といった感じだった。
コリアの時のような「全く踏み込めない」といった状態ではないので、ここから刺激を入れて行けば調子が上がって行くと思う。
総合順位で遅れてしまったので明日以降は集団の様子を見つつ逃げてステージを狙って行けるような動きを狙いたい。
また、あまり無理をし過ぎて出し切ってしまうことが無いようにも気を付けたい。
キツさレベル
7
最初のアタック合戦と登りの前半がかなりしんどかったが、それ以降は比較的楽に走れて回復も出来たと思う。
呼吸もそこまで苦しくなかったのでいい感じだと思う。
調子を上げれるように頑張りたい。
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