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ツール・ド・フィリピン 2日目

ツール・ド・フィリピン 2日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:フィリピン
日程:2月19日
距離:175km



天候:晴れ、雨、曇り
出場チームメイト:ジャイ・クロフォード、トマ・ルバ、中島康晴、山本元喜、椿大志

フィリピンで行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

昨日のレースでの総合上位の選手に気を付けながら逃げを狙うという感じ。


レースレポート

今日のパレードは8km。
昨日の感じとレースの人数的に後ろに下がってもすぐに上がってこれそう。
一旦トイレに行くために立ち止まる。
集団に復帰するとやはり簡単に先頭に出れた。
そこからは2番手辺りで様子を見ながら走る。
0kmを過ぎてレース開始。
今日の気温は25度ではあるが保険をかけてレース開始とともに背中に入れていたペットボトルの水をかぶる。
アタック開始。
踏める!
今日は踏める!
水をかぶったおかげもあり、そこまで暑くないし足も反応してくれる。
逃げが決まるまで先頭で展開し続けるつもりで常に前で動き続ける。
中々決まらず。
緩めの登りが始まり地味に苦しむ。
が、付いていける。
やはり今日は足が動く。
登りの頂上で、アンカーの大久保さんとジャイがアタックしていく。
ジャイが行っているから反応は出来ない。
見ていると少し遅れて韓国のチームが後乗り。
3人の逃げが出来て、総合リーダーのホワイトハウスがいるトレンガヌがコントロールを開始する。
開始20分。
アジアのレースではここから再びアタックがかかることがある。
キナンとしては中間スプリントで総合順位を上げれる可能性があるジャイが入っているのは良い展開。
追加のアタックが行かないように警戒する。
しばらくして一人がブリッヂをかけるためにアタックしていった。
それ以外はアタックもかからず集団が落ち着いて逃げが決まった。
そこからは集団の前の方で様子を見ながら付いて行く。
特に何もなくレースが進む。
タイム差は2分過ぎで推移する。
60kmの中間スプリントで大久保さんが帰って来て逃げが2人になる。
その二人もバラケているらしく。
トップのジャイが3分弱でそこから1分遅れて韓国人。
80km辺りで韓国人が吸収されてジャイの一人逃げに。
100km辺りに山岳ポイントがあり、その前に下りがあるという情報を中島さんが教えてくれる。
集団前方を維持しながら小さい山に入る。
それをクリアして下り。
コンクリート打ちの路面が雨でツルツルに光っている。
いかにも滑ります!という感じでかなり怖い。
下りで下がっては登りで前に上がる。
かなり足を使う。
結構キツイ。
3回ほどアップダウンを繰り返し、キッチリと集団最後尾付近まで送られてから山岳ポイントの登り開始。
アタックがかかり集団のペースが上がる。
一生懸命付いて行く。
前で中切れが起きる。
それを一気に埋める。
何度も中切れが起き、そのたびに埋める。
イケる!
今日の足は昨日とは違う!
少しやっていた登りのトレーニングが効いている!
耐えきれるぞ!
テンションが上がりながら集団最後尾で粘る。
そして山岳ポイント通過!
このまま集団に付いて行けばジャイが捕まってからのアタック合戦に反応できるぞ。
山岳ポイントから一望できるこれから通るであろう、強烈なアップダウンとコンクリートの路面。
そんなバナナ!
こんなアップダウン聞いてない!
下りで離れては登りで追いついて、を繰り返すが集団の勢いもかなり速く、独走の時間が増えてくる。
中切れも発生しかなりキツイ。
ヤバい、足がメリメリ削られていくのが分かる。
しかし、下りを攻めるのはかなり抵抗がある。
右側はガードレースを挟んで崖。
オーバーランやスリップで突っ込んでしまうと命が危うい。
まだ新婚、死にたくない。
何とか集団最後尾に張り付き直して付いて行くと、とうとう落車発生。
一人が滑って、椿が足止めを食らっている。
更に攻めれなくなる。
下りで離れて追いつきなおそうとするが詰めきれず。
後ろからアンカーのダミアンがやって来て前を追い始める。
ダミアンの後ろに数名が付いており、そこに椿もいた。
そこに合流して前を追う。
海岸線のアップダウンを終えて内陸に入り平坦区間へ。
全力でローテーションを回し前を追う。
ジワジワと差が詰まる。
あと少しで車列に合流できるというところまで詰めれたが、登りで離れていく。
自分は限界。
これ以上やっても追いつけないと判断し千切れる。
すでに総合は遅れてしまっているし追加で遅れても問題ない。
流して帰って明日に備える。
しばらく流していると後ろから7人の集団に追いつかれる。
ラスト40km。
自分が追いつかれてすぐに審判車から「打ち切り時間があるからね」的なことを言われてペースが上がる。
休みつつ帰りたかったのにローテーションに回る羽目に。
ローテーションに回りたがらない選手が居る。
ローテーションのペースが上がり回らなかった2人が千切れていく。
6人になり残り25km。
その後もギクシャクしながらローテーションを回してゴール。


感想

昨日よりはいろいろな面で改善された1日になった。
シーズン初戦のレースということもあり、やはり身体的にきつい部分はあるが仕方が無い。
今はとにかく我慢して、これからのレースに向けたトレーニングと思うしかない。
でもこの2日間なにもできていないので残りの2日間で何か残して収獲を得たい。
ちなみに明日は平坦らしい。
ここまでのレースの平坦区間もずっとアップダウンしていたのでどこまで信用していい物か分からないが。
もしかしたら右京やアンカーの選手がこのレポートを見ている可能性もあるので宣言しておきたい。
明日は逃げない。
絶対にアタックしない。


キツさレベル

アップダウンでのダメージというのは瞬間的なダメージなので回復は早い気がする。
それよりも、その後にダミアンと椿と共に追いかけたローテーションが辛かった。
しっかり休んで明日の逃げに挑みたい。
いや、逃げない。


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