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サイクルコンピューターとは?

CATEGORY機材
今回はほとんどの選手が使用しているサイクルコンピューターに関してです。
選手目線からサイクルコンピューターを見ていきます。



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サイクルコンピューターって何?

皆さんはサイクルコンピューター(以下サイコン)を使用していますか?
使用しているのであればどういう用途で使用していますか?
順番が逆になりましたが、まずは「サイコン」って何?というところから説明していきたいと思います。
サイコンとは自転車に装着するメーターの事を指します。
安価な物であればセンサーを自転車に取り付けることで走行距離やスピード、ケイデンス等を計測することが出来ます。
高価な物になってくるとGPSでの速度計測や地図表示、センサーで測定した心拍数の表示や出力の表示まで行います。

ちなみに山本元喜の思い出のサイコンは?

今も存在するのかは不明ですが、昔にはシマノ純正のサイコンの「フライトデッキ」というものが存在しており、それはSTIにボタン兼センサーをセットすることでSTIから手を離さずに画面を操作したり、自動で使用しているギアを表示してくれたりしました。
確か1万円近くしたはずでしたが、中々に面白い一品でした。
話が脱線しましたが、ようするにサイコンとは走っている選手から測定されたデータを表示、記録するための機械です。
今回はその機械を自分の目線から語っていきます。
昔と違い、今は様々なサイコンが販売されています。
一番メジャーな物としてはガーミンでしょう。
大抵の選手が使用していますし、自分も使用しています。
ではそのサイコンの用途に関して説明していきます。
サイコンの用途はレースとトレーニングで全く違ったものになります。

レースにおいて

レース中のサイコンの表示に求めるものは非常に少ないです。
ぶっちゃけた話、距離と心拍数だけ見れれば良いレベルです。
後は出力が見れると助かりますが、それに関しては出力計がバイクに装着されているかどうかも大きく関わりますので、誰もが見れるという訳ではありません。
自分のサイコンには距離と心拍数と出力以外にも表示さるように設定していますが、そういった要素はレースで暇なときに時間を潰す以外に使い道がありません。
レースにおけるサイコンのメインの仕事はデータの記録なのです。
レースの記録を残すことでゴール後にその日の疲労度や強度を確認することに役立ちます。
そうすることで翌日の体調の予想やそれに伴う作戦の提案、走り方などを決めていくのです。

トレーニングにおいて

トレーニングではサイコンの多数項目表示の本領発揮となります。
トレーニングでは様々なデータを参照しながらトレーニングを組み立てますので必要とされる表示は非常に多くなります。
自分がトレーニングで表示している内容は、
トレーニング時間
3秒平均パワー
ケイデンス
心拍数
スピード
距離
勾配
ラップタイム
ラップ距離
の9項目を2ページに分けて表示しています。
これらの項目のデータを参照しながらトレーニングメニューを実行していくわけです。
トレーニングにおけるサイコンの画面表示がいかに大切か分かってもらえると思います。
またトレーニングにおいてもデータの記録は非常に重要な要素となっています。
レースと同様にトレーニングでのデータは疲労度の確認をメインに使用します。
その日に行ったトレーニングで思った以上の強度が出ていたようであれば翌日のトレーニングを抑えたり、休息日にしたりします。
逆の場合には距離を延ばしたり強度を上げたりします。
ですが、そういった疲労度は体感の方を重視するためデータにそこまでこだわらない事もあります。
データ上で疲れていないとなっていても、体が疲れていると感じたのであれば疲れているのです。
データはトレーニングの内容しか反映されませんが、実際の体の疲労というのは実生活からも影響を受けているからです。
1時間のトレーニングであっても、その後にアルコールを飲みまくれば翌日は不調間違いなしです。
トレーニングにおけるサイコンのメインの仕事はトレーニング中のデータの表示なのです。

サイコンには様々な用途が要求される

サイコンには「レースではデータの記録」が、「トレーニングでは表示」が求められます。
したがって、選手が必要とするサイコンにはその両方の機能が備わっているものが求められるわけです。
そしてそれは、趣味で乗りつつもレースで上位に入りたいと考えている方々にも同じことが言えます。
ロードレースで速くなるためにはある程度の機能が備わったサイコンが絶対に必要になるわけです。

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