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フルクラム レポート

CATEGORY機材
この度、チームに提供を頂いているフルクラムさんのからホイールの使用感を答えて欲しいという事でチームで回答しました。
その結果、感じていることが全員ほとんど同じだったという事で、その感想の掲載の許可が出ていますので紹介します。



Q1.今年のワイドリムについて通常幅とフルクラムのワイドリムの比較。

ワイドリムのメリットは、最近増加してきているワイド幅のタイヤを装着したホイールの取り付けが非常に楽になるという部分が一番大きいと感じています。
通常幅の場合にはブレーキアーチの幅を一度広げて装着、ブレーキの引き幅を確認しながら調整という作業を挟む必要があるため、レースの現場においてかなりのタイムロスになるからです。
また、ホイール交換の際にブレーキアーチにタイヤが接触することで発生するセンターのズレやブレーキシューの脱落を防止する意味で非常に大きな役割を果たしていると思います。


Q2.カーボン55mm、40mm、ZEROの使い分け 選手それぞれで使い分けていると思うが、コース、好み、レースタイプ、体調など、どんな基準でホイールのセレクトをしているか。そのホイールを選ぶ利点。

ホイールのフィーリングに関して。
SPEED 55Tは平坦コース向きのホイールだと感じています。
ホイールのリムハイトが高いことにより空力が良いだけでなく、非常にホイール剛性が高くなっているように感じます。
ホイールの直進安定性が高いためバイクがブレ辛くなる印象を感じます。
その分、踏み方に気を遣う必要があり、「踏む」のではなく「回す」ペダリングが出来ないとバイクが進み辛い印象を受けます。
これはフレームにも同じことが言えるため、高剛性のバイクが気に入って使用している方には非常にマッチするホイールだと思います。
速度が上がるほどに安定性が増すため少しでもロスを抑えたい高速域で意識せずともバイクがブレ無くなるためレースに集中することが出来ます。
常時時速40kmを越えてくるようなレースで本領を発揮するホイールでゴールスプリント勝負になるレースや、クリテリウム、集団をコントロールするような展開になった際に使用しているホイールです。
SPEED 40Tは山岳コース向き
リムハイトが低いことでオールラウンドに活躍することが出来るホイールだと感じています。
55Tのようなに踏み方に気を付ける必要は無くどのようなペダリングでも進んでくれる印象を受けたため、誰でも扱うことが出来ると思います。
低速で踏み込んだ際の反応も非常に良く、ハンドリングに関しても軽くハンドルを切ることが出来るため、登りのレースで本領を発揮すると感じました。
55Tと対照的に時速40kmを切る場面での千切り合いにより勝敗が付くようなレースで使いたいホイールです。
RACING ZEROは雨やスリップの可能性の高いレース向きのホイールだと感じます。
ZEROに関してはトラブルが起きた際にチームカーから即座に機材提供を受けることが出来るプロユースでの使用場面は滅多にありません。
感じるメリットとしてはアルミホイールであることによる頑丈さが強みだと思います。
また、チューブレスタイヤを使うことが出来るのはチューブラーホイールにない強みだと感じます。
そのため、路面の荒いレースや一度のパンクが命取りになるようなレースでの需要が高いと感じています。
カーボンホイールに比べてかなり安価である部分もオススメ出来る部分だと感じます。
輪行状態の移動が多い場合、ホイールの破損リスクはほぼゼロと言ってもいいくらいに頑丈なホイールですので、そういう用途ではカーボンホイール以上にオススメすることが出来ます。
高級なカーボンホイールをレース会場に持ち込んでも、破損していては使うことが出来ません。
レースと移動の両方の面で頑丈さを誇るこのホイールはカーボンホイールと全く違うベクトルでの強みを持っていると思います。

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