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ツール・ド・ランカウイ 4日目

ツール・ド・ランカウィ 4日目

クラス:2.HCクラス ステージレース
開催国:マレーシア
日程:3月21日
距離:183km
天候:晴れ



平均ワット:170W
最大ワット:1112W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜、中西健児

マレーシアで行われたUCI2.HCクラスのステージレース。


レース前のミーティング

今日も昨日と同じく6名以上の逃げには自分か中西が絶対に乗り、他のメンバーは明日の山岳ステージに向けて備えるという作戦。


レースレポート

今日は少し後ろ目からのスタート。
パレード中に位置を上げていき、今日の展開を予測する。
昨日はアスタナのコントロールだったが、今日はラリーというチームのコントロール。
昨日の今日という事もあり逃げ切りの可能性は低いのではないかと予想。
また、最悪ラリーが詰め切れなくとも明日が山岳ステージで活躍の可能性が低いバルディアーニが今日のゴールスプリントを狙うために集団を牽引する可能性もある。
よっぽど大人数が動けば入るが、それ以外の場合には基本的に見送りの姿勢で挑む。
4kmのパレードが終わりアタック合戦開始。
4名程の飛び出しが何度か続くが、人数が増えて潰されるというパターンが続く。
だが、見ている感じだと6名程までは許容する感じが出ており、多めの人数が飛び出すこともある。
もしかしたら逃げれるチャンスがあるかもしれないと思い動いてみるが逃げれず。
健児も動いているが逃げれない。
その内に7人が抜け出す。
集団はこの飛び出しを逃がす様子。
さすがに7人は多いと思うし、だったら自分も加わりたい。
という事でアタック。
結構離れている集団に向けてブリッヂを掛けに行く。
しばらく踏んで後ろを振り返ると誰かが追って来ているので踏むのをやめる。
ディメンションデータの1番ゼッケンにパスされて、後ろに付こうとするが失敗する。
すぐにラリーの牽引する集団に追いつかれて集団内に飲み込まれる。
飛び出した32秒間の平均出力が552W。
その後、活性化した集団に飛び出した7名が吸収されて振出しに戻る。
自分は先ほど追ったことで結構疲れていたので逃げを狙うのを諦めて状況を静観。
6名の逃げが決まり集団が落ち着いた。
そこからはラリーのコントロールが始まる。
見ている感じだと2人でコントロールしているようだがかなり良いペース。
休まるところがあまりない。
集団の中盤から少し前辺りの位置でキナンで固まって走っているのだが、アップダウンの頂上ごとにペースが上がって結構キツイ。
しかも気温が35~36℃辺りを推移しておりかなり暑い。
暑さに多少は慣れて来たとは言っても苦手なことには変わりがない。
しかも、補給を取りに行った際にボトルを1つ落としたせいで水が足りなくなってくる。
若干脱水気味になりながらも頑張って走る。
普通に取りに行けばよかったのだが、そういった思考回路がマヒしてしまうのも暑さの怖い所だろう。
最終的に熱が溜まり過ぎて吐き出す息が熱いと感じるほどに発熱してくる。
チームカーに下がり水を大量に受け取って一気にクールダウン。
ここから少し楽になって来るが、ダメージは残ったまま。
ラスト40kmで遅れてしまおうか、などという邪な考えが浮かぶが我慢して付いて行く。
逃げとのタイム差は最大5分弱まで広がっていたが、ラスト40kmで2分半にまで縮まっていた。
レースの中盤からはバルディアーニも協力してローテーションに加わっていたので今日は確実に捕まるだろう。
逃げとのタイム差が詰まり過ぎないように気を付けているのか、集団のペースが少し落ち着く。
このまま計画的に逃げを捕まえてくれると助かるな~という甘い考えで迎えたラスト25km。
強烈にペースが上がる。
横風による分断作戦が始まった瞬間だった。
油断して集団後方で走っていたせいでかなり辛い。
ジワジワと前から離れていき、限界を感じ横に離脱。
自分の後ろにはほとんど選手が残っていなかった。
その後、単独になって少し流しながら走っていると後ろから少人数の集団が来たのでそこに合流。
前方の様子を伺うと集団がいくつかに分断されている。
自分たちの集団も前に追いつこうと必死に追ってはいるが、差が少しずつ開いて行く。
予想通り追いつけずに20名程の集団でゴールした。


感想

今日は暑さで終わるところだった。
やっぱり慣れてきても油断してはいけないと改めて感じた。
ちなみに今日の水分消費は
ボトル9本
ペットボトル1本
少し少なかった気がするので気を付けたい。
今日はトマもボトルを取りに行ってくれたので助かった。


キツさレベル

アップダウンでジワジワと削られたイメージがあったが、パワーデータ的には飛び抜けてキツイレースでも無かったようなのでリカバリーをしっかりしたい。


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