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ツアー・オブ・ジャパン 7日目

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 7日目 

開催国:日本

距離:112.7km

天候:晴れ




 

7日目は東京の大井埠頭で開催。

コースは大井埠頭を回るだけ。

14.7kmかけて周回コースに入り、7.0kmの周回コースを14周回るレースで高低差はほぼゼロのフラットコース。

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レース前のミーティング

 

この日はマリーニのゴールスプリントで勝負するという作戦に。さらに中間スプリントもマリーニがとることでスプリントジャージも取りに行くという作戦。その為にも一回目のスプリントまでは逃げを潰して集団スプリントに持ち込むということになった。

 

 

レースレポート

 

.2kmのパレード走行を終えてレース開始。

スタート直後からアタックがかかる。

タブリズが先頭で1列になって追いかける。

自分はタブリズの後ろ辺りで様子見。

逃げを決めてしまいたいのか、あまり距離が縮まらない。

ペースがさらに緩みかける。

このままでは逃げが決まると思い集団から飛び出す。

少し踏んでから後ろを確認すると予想通り集団が付いて来ていたので先頭交代。

飛び出したメンバーが吸収される。

それからは様子を見つつ、タブリズが追いかけるのをやめそうになったタイミングで飛び出して集団を活性化させ逃げを潰す、を繰り返す。

周回コースに入る。

先頭でアタックに反応しチェックに入り続ける。

飛び出すメンバーはドンドン入れ替わり状況が変化し続ける。

飛び出したのが4名ほどになる。

自分を除いて3人であれば後ろも吸収しやすいだろうと、1回だけローテーションに入りその後は後ろに付いたままになる。

今回は逃げたいのではなく潰したい。

とにかく1回目=2周目の中間スプリントは集団で通過させたい。

いつの間にか集団からブリッジがかかりメンバーが増えている。

しかもメイン集団が離れている。

前で反応し過ぎて集団の様子が把握できていなかった。

潰すのが目的なので集団後方に付いたままになる。

中間スプリントが近づく。

集団が追いついてくる気配はない。

仕方がないので自分がもがいてとにかく点数を潰しておくしかない。

中間スプリントでもがく。

2位通過。やはりスプリントは得意ではない。

ここからどうするべきか?

次の中間スプリントは4周後なので、その前まで逃げておいて中間スプリント前で集団に追いつかれるのが良いのだろうか?

そう思い取りあえずローテーションに入る。

しかし、逃げの集団からスカイダイブが交代でアタックをかけだす。

しかも2人が交代でアタックするので追いかけて潰す集団も結構足を使う。

何度か潰し、「どうしたら良いのだろうか?」と思っていると、「集団に下がれ」という指示が出る。

逃げ集団から離れメイン集団に戻る。

逃げで無駄な足を使わずにマリーニのアシストの為に足を温存しておけということだろう。

マリーニのそばで待機する。

終盤に近づくにつれて位置取りが始まる。

自分も加わりつつ集団の前方の位置をキープする。

ペースも上がり、位置取りも厳しくなりつつラスト1周に入る。

コーナーでライン取りに失敗し遅れる。

短い直線区間で追いつく為に上がろうとするが上がりきれない。

この感じだとラストの直線で上がってアシストするしかない。

最後の左コーナーに入る。

前方の集団真ん中で落車が発生。

コーナを突っ込み過ぎてスリップしたか、ハンドルが絡まったのだろう。

自分は巻き込まれず回避する。

しかし、集団が落車の影響で縦に伸び、すごい勢いで前を追う。

前の集団に追いついた。

と思った時に再び落車。

今度は「前の集団の先頭を全力で引き終えペースを落として下がってきた選手」と「集団の先頭に上がる為に全力で追いかける選手」が衝突して吹き飛んだらしい。

再び集団が左右に分かれて落車を回避する。

自分も回避し前見る。

前方で、今の落車を振り返って確認した選手2人がぶつかり再び落車発生。

本当に混沌としている。

巻き込まれないように注意しながら、この状況ではもう前に上がれないだろうと思い踏むのをやめる。

そしてそのままゴール。

 

 

感想

 

今日のチームオーダーとしては、前半は逃げを決めさせない。というものであったが、前で反応し過ぎたことで集団の様子を見れずに、逃げを潰すのではなく逃げに入ってしまったというのは失態だった。

気付いた時には集団から結構離れてしまっていたので、もっと早くに気付けるように落ち着いた状況判断能力も身に着ける必要があると感じた。

また、困った時にはチームカーを早く呼んで指示をもらうことが一番最善の動きに繋がるのだろうとも思った。

最後の場面でもやはりコーナーで遅れてしまったので、アシストの仕事をするためにもスプリンターの周辺は絶対にキープしないと仕事にならないと感じた。

 

まだまだレースは続くので、今回の失敗を生かして次からのレースで力を発揮できるように頑張っていきたい。

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