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JBCF西日本ロードクラシック 2日目

クラス:Jプロツアー
開催地:広島森林公園
日程:8月30日
距離:120km
天候:晴れ



出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ


レースレポート

今日も基本的には初日と同じ作戦。
絞り込みをかけて、有利な展開に持ち込んで最終的に勝負するという流れになる。
序盤で生まれるであろう逃げに関しては、入っていないと不利になる可能性が高いので誰かは確実に入っておきたいところ。
距離が初日に比べて2倍になるので、過剰な消耗には気を付ける必要がある。

今日はパレード走行無しのマスドスタート形式でレースが始まる。
スタート直後は平坦だが、すぐに下りに入るので出来る限り前方に居続けて下りに入る。
最初の下りが終わり、アップダウン区間に入るとトマを含む数名がアタックして抜け出していく。
集団は追うことなく見送る。
キナンとしてもトマが行っているので、一旦は様子見。
そのまま追走がかかることなく、6人逃げが決まる。
メンバーは、トマ、ブリッツェンのアベタカさん、マトリックスの吉田さんとホセ、ブリジストンの孫崎選手、ブラーゼンの柴田選手。
人数のいる有力チームが全て入ったことで、メイン集団は完全にペースを落とし、すぐにタイム差が2分に広がる。
残りの距離が長いことで逃げも極端にはペースを上げず、2分台からジワジワタイム差が広がる状況になる。
その後、逃げに選手を入れていないチームが協力してコントロールを始めるが、タイム差が3分台を維持するだけで、縮まる様子はない。
キナンとしてはトマが逃げに入っているので積極的に追走をする必要はないが、このままメイン集団が大きいままゴールされるのも良くはない。
アタックによるディスアドバンテージの少ない登りで仕掛け、全員が消耗しつつも少しずつ逃げとのタイム差が詰まっていくのが理想。
残りの距離も含めて考えると、ラスト6周辺りから登りでのペースアップを続けたいところ。
ラスト6周の時点でタイム差が3分強。
そのまま三段坂の麓まで進み、一度キナンでまとまって頂上までペースアップを計る。
ゴールラインを通過時点でタイム差が2分20秒あたりまで縮んだのだが、ペースアップ直前に起きていた落車の影響で選手が遅れたチームが多く、協調が取れず再び失速する。
その後もペースアップの機会を伺うが、キナンだけで動いたところで消耗していまい不利になるので、チャンスが無い。
途中でスコールの如く振った雨によって路面が湿り、下りでは落車が発生する。
メイン集団がペースアップ以外の理由で選手の人数が減っていき、明らかに逃げを捕まえられる余力がなさそうな状態になっていく。
逃げからは吉田さんが早めの段階で遅れており、5人逃げになっていた。
逃げ切りが確定的になり、集団は6位争いをする状況になっていく。
ラスト2周の三段坂から仕掛けていく。
三段坂の最後の坂で集団を分割し、スプリンターを振り落とそうと全力でアタック。
頂上までの48秒間582Wで踏み抜く。
三段坂全体では4分32秒間367Wが出ていた。
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頂上を踏みながら通過し、下りで交代すると増田さんがしっかりとマークしてきている。
しかし今までに見たことが無いような、相当苦しそうな表情。
メイン集団でのキナンの細かいアタックを全て一人で潰していたので、流石に辛いのだろう。
1つ1つのレースでの優勝を目的としているキナンにとって、集団の6位争いは本来そこまで重要ではない。
しかし、チャンスがあるのであれば年間の個人やチーム総合も狙うべきではある。
現状としてランキングは一番から順に小野寺選手、増田さん、石原選手、大前選手にキナンが3人続く。
逃げの5人の内で一番順位が高いのがトマなので、メイン集団内の上位選手が獲得できるポイントを少しでも減らせれば、トマがリーダーに近づく。
その方法としては、登りでペースを思いっきり上げて、上位選手の脱落を狙うしかない。
石原選手は既にリタイアしており、大前選手は三段坂の攻撃に耐えきれる状況ではない。
小野寺選手は登りで遅れるが譲さんの献身的なアシストで戻ってきている状況、増田さんも先ほどの様子から疲労感が強い。
増田さんと小野寺選手をどうやって引き千切るかが課題になる。
雄大と話し合った結果、三段坂の麓から雄大がペースアップし小野寺選手を振り落とし、その後にアタックを仕掛けることで増田さんから逃げるという作戦になる。
三段坂の麓で他のチームのアタックを利用したかったが、動いて来なかったので雄大が牽引を始める。
中腹までは粘っていた小野寺選手が遅れていき、二段目に入ったところで大喜が全力でアタックして行く。
それを増田さんが全開で追走。
自分も増田さんの後ろに入り、付いていく。
増田さんが追わなければ確実に大喜が逃げ切るペースだったが、池のほとりの平坦部分も増田さんが全力で踏み切ったとこで、三段目の麓で大喜が捕まる。
間髪入れずに自分がそこから全力でアタック、下ハンを握って全身で頂上まで踏み抜く。
頂上まで36秒間580W
登り全体では4分7秒384W
頂上で反応できていたのが、マトリックスのキンテロ選手とJCF選抜の大町選手のみ。
3人でローテーションを回しつつ、後ろを確認するとかなり離れている。
キンテロ選手と自分が牽制っぽくなってしまうと、大町選手が全開で牽き始める。
ゴールの着順より、逃げ切りを優先したのだろう。
大町選手が踏み続けてくれたおかげで、後ろは完全に見えなくなる。
ゴールまでラスト500mを切り、キンテロ選手にゴールスプリントでどうやって勝負するか、と考えていたのだが、ゴールの直線に向かう登りでアタックされてしまい、離される。
そのまま追いつくことが出来ず、バラバラの状態でキンテロ選手、自分、大町選手の順でゴールした。
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逃げではトマが3位に入り、自分が7位という結果になった。


感想

レースの展開的に優勝争いはトマに完全に任せる形になってしまい、申し訳なかった。
メイン集団でも展開がそこまで激しくならなかったので、アドバンテージを稼ぎにくいレースだった。
今シーズンのレースは、キナンとブリッツェンが入った逃げの逃げ切る確率が高い。
人数的、戦力的、連携的に様々な理由でまとまって追う事が出来るチームが居ないように見える。
その結果、単独で踏めている選手も逃げに乗り遅れてしまうと無力に終わっているので、それを踏まえてどうやって展開していくかが、今後のレースを組み立てる上で重要になると思う。


キツさレベル


最後の追い込みはかなり辛い部分があったが、そこまでの展開が緩かったので、疲労感は少し少なかった。
前日のゴール後の熱中症に近い症状から、頻繁にかけ水をするようにもしていたので暑さの感じ方も少しマシだった。
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