経済大臣旗チャンピオンシップ
CATEGORYレースレポート
クラス:Jプロツアー
開催地:群馬CSC
日程:10月11日
距離:180km
天候:曇り
開催地:群馬CSC
日程:10月11日
距離:180km
天候:曇り
出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ
レースレポート
今回のレースは各賞をめぐるチーム同士の複雑な思惑が絡むレースになると予想された。
キナンとしては、その日1日の勝利だけを考えて走る、ということになり、他のチームの思惑を上手く利用しながらレースを展開したい、という事になる。
前半に人数の多い逃げが出来た際は必ず加わり、後半で勝負がかかるような展開であれば、自分、トマ、大喜の3人で勝負しに行く。
いつものように自分達から攻撃を仕掛けるだけでは、180kmというレースでは確実に消耗して自滅するのが目に見えていたので、他のチームの攻撃に合わせて動いていきたいという方向性になった。
他のチームがそれぞれの思惑を達成するために攻撃的な展開を選んでくれれば紀南としても勝負しやすい展開に持ち込める予定だった。
今回のレースもマスドスタート形式のレースで号砲でスタートする。

下り区間は無理に攻めずに下り切り、アップダウン区間で何度かアタックを仕掛けてみる。
少人数で逃げるつもりは無かったが、他のチームの動きの確認と、なによりもマトリックスが自分が動いた際にどういう動きをするのかを見ておきたかった。
数名で抜け出すような動きにはなったが、マトリックスに追われて潰された。
やはり自分を?キナンを?逃がすつもりはないらしかった。
その後、何度か動きが生まれた結果、3名の逃げが決まる。
そこに対して、佐野さん含む2名がブリッヂし、5名逃げになる。
キナンは逃げに入っていなかったが、無理に追う必要が無かったので一度様子見。
マトリックスはコントロールするつもりは無かったようで、愛三やブリヂストンが選手を出し合ってコントロールを開始する。
タイム差が2分以上に広がるような展開になればキナンも協力ないし、攻撃を仕掛けるつもりだったが、だいたい1分後半でタイム差を維持し続けていた。
チームメイトとも相談するが、トマは100kmまでは動きが無いだろうという考えで、自分達から動く必要はない、という考えだった。
自分も同意見だったので、しばらくは動きが生まれないと判断し、集団最後尾でリラックスしながら走る。

ある程度のマージンを取りながら自分のペースで走ることが出来るので、ストレスが無くていい。
途中で一度、メカトラブルによってバイクチェンジを行ったが、それ以外は特に大きな動きは無かった。
レース中盤以降は次の展開に備えて比較的前方で走っていた。

徐々に逃げ5人とのタイム差は詰まっていき、ラスト8周に入る手前の心臓破りの坂で集団が再活性化し一度逃げが捕まる。
そこからアタックの打ち合が始まり、4人逃げが決まる。
あまり強力ではない面子の逃げで、マトリックスがコントロールを開始する。
逃げが決まってすぐに1分半ほどにタイム差が開き、そのまま維持が続く。
このままノラリクラリとコントロールされてしまうと、攻撃の仕掛けどころが無くなる可能性があるという事で、中島さんと雄大が集団の牽引を行い、逃げを捕まえにかかる。
意外とあっさりとタイム差が詰まり、ラスト4周で逃げが捕まり集団が一つになる。
トマと話をすると「ラスト1周まで待つ」と言っており、大喜は「ゴールスプリントに備得たい」と言っていたので、自分が攻撃的に動くことにする。
他の選手のアタックに合わせて動ければと考えていたが、そういった動きは無し。
逃げの吸収後は再びマトリックスがコントロールしており、結構良いペースで牽いていることも逃げを打つ選手がいない要因だと思う。
さらに、マトリックスは8人が残っていた。
この局面までに人数を減らしておきたかっただけに中々困った状況だった。
アタックの仕掛けどころである、登りでこそ結構踏んでコントロールしており、仕掛けどころが無かったのも事実。
ジッとしていても仕方が無いと考え、ラスト1周に入る手前の心臓破りの坂の頂上でアタックしたが、単独になる。
脚に余裕があるわけでもなく、踏んでいてもあまり勢いがない。
誰か他の選手が同調してくれていれば違ったのだが、後ろを振り返るとマトリックスが自分を泳がせている状態だったので、諦めて集団に戻る。
その後は集団内で最後のペースアップに備えるべく脚を回復させていたが、ラストの心臓破りの坂でのペースアップで残ることが出来ず、バラバラになった集団でゴールした。
感想
レース全体の展開としてかなり消極的なレースだったと思う。
そのおかげで、ラスト40kmを切ってからも残っている人数が多く、絞り込みよりも集団スプリントという雰囲気になってしまっていた。
レースの展開が完全に自分達の勝ちパターンから離れてしまっていたので、実際どうしようも無かった部分はあったと思う。
自分の動きに関して考えれば、ラスト1周手前で抜け出した動きの際に、あとのことを一切考えずオールアウトまで踏み切ってしまっても良かった気もした。
キツさレベル
10
距離が長かったため蓄積していたダメージもあったが、終盤にかけてジワジワと脚を消耗した。
ゴールまで辞めずに踏んで下位争いのスプリントもしたので、かなりきつかった。

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キナンとしては、その日1日の勝利だけを考えて走る、ということになり、他のチームの思惑を上手く利用しながらレースを展開したい、という事になる。
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いつものように自分達から攻撃を仕掛けるだけでは、180kmというレースでは確実に消耗して自滅するのが目に見えていたので、他のチームの攻撃に合わせて動いていきたいという方向性になった。
他のチームがそれぞれの思惑を達成するために攻撃的な展開を選んでくれれば紀南としても勝負しやすい展開に持ち込める予定だった。
今回のレースもマスドスタート形式のレースで号砲でスタートする。

下り区間は無理に攻めずに下り切り、アップダウン区間で何度かアタックを仕掛けてみる。
少人数で逃げるつもりは無かったが、他のチームの動きの確認と、なによりもマトリックスが自分が動いた際にどういう動きをするのかを見ておきたかった。
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さらに、マトリックスは8人が残っていた。
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感想
レース全体の展開としてかなり消極的なレースだったと思う。
そのおかげで、ラスト40kmを切ってからも残っている人数が多く、絞り込みよりも集団スプリントという雰囲気になってしまっていた。
レースの展開が完全に自分達の勝ちパターンから離れてしまっていたので、実際どうしようも無かった部分はあったと思う。
自分の動きに関して考えれば、ラスト1周手前で抜け出した動きの際に、あとのことを一切考えずオールアウトまで踏み切ってしまっても良かった気もした。
キツさレベル
10
距離が長かったため蓄積していたダメージもあったが、終盤にかけてジワジワと脚を消耗した。
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