ツール・ド・台湾 1日目
ツール・ド・台湾
クラス:1クラス ステージレース
開催国:台湾
日程:3月6日~3月10日
距離:83.2km
天候:晴れ
出場チームメイト:ジャンフランコ・ジリオーリ、山本元喜、石橋学、小石祐馬、ニコラス・マリーニ
台北シティホール前の直線を往復するド平坦の周回コース。
ゴール前500mを切ってから3回直角コーナーが有る危険なコース。
レース前のミーティング
基本的にはマリーニのスプリントでの勝負を狙って行くという作戦。
3人以上の逃げが出来た際には必ずNIPPOの誰かが乗るようにして1分以上タイム差が開けば先頭交代に入らないようにするという指示。
レースレポート
パレードはスタート&ゴール地点の小さい周回を5周。
パレードスタート後止まることなくそのままの流れでレース開始。
スタート直後に3回の直角コーナーを抜け集団が縦に伸びた状態でアタックの掛け合いが始まる。
コーナーで後ろに下がってしまった為に少し遅れてアタックに反応していく。
右手の人差し指が固定されていることもあり基本的にシッティングで反応していく。
足の感じ的には悪くない、十分に反応できている。
しかし心肺面では相当キツイ。
反応は出来るのだがかなり息が上がり心拍数がかなり高いのがメーターを見なくてもわかる。
出来る限り前を維持して反応するがとにかく心肺機能へのダメージが半端無い。
直線コースの折り返し地点の180°ターンで集団内に下がってしまう。
今の指の状態で落車するとかなり危険な為どうしてもビビってしまう。
アタックに反応しながらレースが進む。
何度か飛び出すが追いつかれる。
2周目に入り、ジリオーリが数名で飛び出す。
いい感じで差が開く。
しかし逃げに乗りたい選手がアタックを繰り返す。
飛び出したメンバーがかなり速いペースで先行しているにも関わらず徐々に差が詰まっていく。
2周目が終わるタイミングで飛び出していたメンバーが吸収される。
ゴールの前後1km程で6回も直角コーナーがあるため自分は集団内に下がってしまう。
そのタイミングで小石を含む12名がカウンターアタックで飛び出す。
かなり良いメンバーが入っていたこともあり一気に差が広がっていき逃げが決まった。
そこからは集団内にいるマリーニの側で待機。
トラブルが有った際に対応できるように備える。
逃げとのタイム差は周回数が減る毎に徐々に詰まっていくが、詰まり方がイマイチ。
逃げ切りの可能性がかなり高い。
マリーニと一緒に集団内で前方に上がって行くがラスト1周でタイム差1分半。
その後集団のペースが一旦緩む。
こうなれば今日の逃げ切りは確定的。
そこからは集団内で落車だけに気を付けてメイン集団でゴールした。
逃げ集団はタイム差1分で逃げ切り、小石が5位に入った。
感想
思っていた以上に足の調子が良かったので少し安心した。
しかし予想通りに心肺系はかなり弱っていたのでかなりキツかった。
今日のレースで心肺系にはかなりいい刺激が入ったと思うので心配が少し無くなった。
調子が良いと感じていても足には確実に疲労が溜まっているはずなので油断しないようにしたい。
また、体力も確実に落ちていると思うので無駄に体力を使ってしまわないように気を付けたい。
キツさレベル
5
心肺的にはかなりキツかったが、足の疲労は比較的軽く距離も短かったので全体としてはそこまでキツイとは感じなかった。
ポイントポイントではしんどい場面もあったので明日以降も気を付けて走りたい。
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