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暗峠

CATEGORY登坂
時々、話題に上がる日本最恐の国道&酷道「暗峠」
今回は暗峠とはいったい何なのか?そしてその登り方の紹介になります!





暗峠とは?


まず、暗峠とはなんぞ?という方のために軽く紹介をします。
暗峠は大阪と奈良の県境にある生駒山を越える峠道になっています。
特に有名なのが大阪側からの登りになっています。
その特徴としてはほぼ真っすぐに生駒山を登るため恐ろしいほどの急勾配が上げられます。
また、暗峠は「くらがりとうげ」と読むのですが名前の由来として、樹木が鬱蒼と生い茂る昼間でも暗い峠道ということが由来のようです(Wikipedia調べ)。
歴史もかなり古く、奈良時代に難波と平城京を最短距離で結ぶ道の一部として作られたようです。
それ以外にも道がかなり細く車のすれ違いが不可能な個所も数多く存在します。
というよりも、基本すれ違い不可で時々待避所があるといった方が正しいです。

まさかの国道・暗峠


そしてこの峠の一番の特徴、それはこの道が国道に指定されているという部分にあります。
ナビやGoogleマップでも「国道」という事で普通に表示されています。
したがって、一般道優先で検索をかけると時々この暗峠に案内されるようです。
国道に指定されているにも関わらず、基本すれ違い不可の急勾配の坂。
知っている人はその危険度を認識しているため車なんかでは絶対に通りません。
しかし、それを知らない人はまんまと罠にかかります。
一度途中まで登ったが最後、Uターンなど出来るわけもなくほぼ泣きながら頂上まで登る羽目になります。
ちなみにこの頂上ですが、コンクリート+石畳でガッタガタです。
まさに泣きっ面に蜂。
少しでも多くの方がこの記事を目にすることで罠にかからないことを祈ります。

暗峠の動画


さて、この峠ですが時折テレビで取り上げられ、Twitterで少し話題になります。
自分もこの暗峠を登ったことがあります。
この時のタイムが15分25秒、2.6kmなので平均時速10.3kmになります。
「遅っ!」と思うじゃないですか?
思われたそこの方!自分が登った際の動画をyoutubeにアップしています!ぜひ見て下さい!
その勾配のエグさが伝わるかと思います。
リンクはこちら→https://youtu.be/9LUp2frHOxE

暗峠制覇のための注意点


動画を見ていただいた方の中には「登ってみたい!」なんて思われた変態の方が少なからずおられるのではないでしょうか?
こんな峠を登るなんてとんだ変態ですね!
そんな変態な方のためにこの峠を登る際の注意点をいくつか紹介します。
この峠の一番の問題点はその細さにあります。
キツイからと言って蛇行することは当然できませんし、車が来た際には真っ直ぐに走る必要があります。
動画の中では前半に後ろと前から来た車をパスしているので参考にしてください。
バランス感覚と低速でもバイクをブレさせない筋力を付けましょう。
プロテインで!
筋力に関連して、勾配がかなり急なこともありシッティングで強く踏み込み過ぎると前輪が浮き上がります。
なのでダンシングを多用する必要があるのですが、そのダンシングもかなり急角度の前傾になります。
イメージ的には某漫画の御〇筋君並みの前傾を取る必要があります。
腕と背筋の筋力も鍛えておいてください。

溝や勾配がとにかく脚付きを狙ってくる


また、前半に現れる斜めの溝も結構な強敵です。
思った以上に幅が広く深いため前輪が落ちると確実に落車してしまいます。
そのため溝に対して直角に侵入する必要がありるのですが、深さの影響もあるのである程度速度も必要になります。
溝の直前で脚を緩めつつ最適な角度に合わせるために右に寄り、ペダルの高さが踏みやすい来た時点で一気に踏んで加速し、勢いで溝を乗り越えます。
速度が足りなかったり、角度が浅いと溝に嵌ってジ・エンドです。
恐らく心が折れて帰ることになるでしょう。
足つき無しで頂上を目指すのであれば無理はしないこと。
アホみたいな急勾配が連続します。
無理して踏み過ぎると失速してしまい屈辱の脚付きを味わうことになります。
脚を付いてでもとりあえず登り切りたいという方。
定期的に現れる待避所で止まってしっかり休みましょう。
無理に登って途中で止まってしまうと急勾配と道の狭さのせいで再スタートは確実にできません。
途中まで下るのも勾配のせいで半端なく怖いのでお勧めしません。
もし、途中で止まってしまうようなことが有った際には残念ですがクリートを削りつつ登山してください。
途中で止まっちゃうかも……という方にはクリートカバーを持参することをお勧めします。
ちなみに自分でも脚を付きたくなったほどの勾配でしたのである程度覚悟していってください! amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

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