体の使い方に関する考察
CATEGORYアナトミー・トレイン
今回は「体の使い方」について紹介していく記事の初回になります。
「自転車に乗る」という運動の基本的な部分について自分の考えを紹介していきたいと思います。
自転車に乗る。これは基本的には多くの人が出来る運動だと自分は思う。
小学校の同級生には自転車に乗れない子もいたが、今回触れたいところはそこではない。
得手不得手はあるもののママチャリで走ることはできるし、頑張ればスピードを出すこともできる。
しかし、専門的な自転車の乗り方という面で、スポーツとして自転車をとらえた場合に、正しく乗れている、踏めている人はどれだけいるのだろうか?と自分は疑問に思う。
自分が正しく乗れているのか?というところに関しても、確証を持てているわけではないし、現在も勉強中の身ではあるが、一応、全日本選手権で優勝できるぐらいには速い自分として、自転車の専門的な乗り方について考えていきたいと思う。
自転車の専門的な乗り方と聞くとイマイチ、イメージし辛いかもしれないが、他のスポーツで例えると理解してもらいやすくなると思う。
野球で言うところの「バッドを振る」という動作、サッカーで言うところの「ボールを蹴る」という動作。
これらは素人でも簡単にできる運動である。
しかし、「バッドでボールを正確に打って遠くに飛ばす」「ボールを速く蹴ってゴールに決める」という動きは同じ動作であるにも関わらず、難易度が急激に上がる。
これは自転車でも同じことであり、「自転車で走る」と「自転車で速く、効率よく走る」この二つの動作は同じようで全く中身が違ってくる。
自分が多くの場合、質問されるのは「自転車で走る際にどの筋肉を意識しているのか?」「踏み脚は?」「引き足は?」といったものである。
この質問に対する回答は非常に複雑になることが多く、大抵の場合は説明をあまり理解されていない。
なぜなら「自転車で速く走る」という動作において、特定の部位だけを意識すればいい、という回答は不可能であり、それを言葉で説明するのは非常に難しいからである。
自転車上での体の使い方には様々な言い表し方があり「丹田で踏む」「骨で踏む」に始まり、イタリア帰りの自分が提唱していた「腹筋で固定し背中も使って踏む」といったような物があるが、どれも抽象的でイメージし辛い。
自分は他のスポーツにめっきり詳しくないので、間違っていると申し訳ないのだが、今挙げた抽象的なイメージは、他のスポーツでは「腰を入れる」という風に伝えられていると思う。
野球であれば「腰を入れてバッドを振る」サッカーであれば「腰を入れてボールを蹴る」といった具合に。
これは自転車に対しても例外ではなく、「腰を入れて走る」ことで速く走れると、自分は考える。
それを感覚的に言い表したのが、上記の抽象的なイメージになるのである。
では「腰を入れる」とは果たしてどういう意味なのか?というと答えは「連動」である。
体の動きを司る筋肉は、それ単体で作用しているのではなく、前後あるいは離れた筋肉とも間接的に繋がり、影響を与え合って動作を生み出している、という考えである。
この考えは元々、自分自身が何となく感じていた部分ではあったのだが、それを専門とする人や、専門書(下で紹介)を読んだことで確信に変わった。
サッカーや野球で、腰を捻ることで対象に加えるエネルギーを増やすように、自転車においては腰を軸とし、上半身で生み出した力を下半身に伝えることで「速く、効率よく」走ることが出来るようになるのである。
この「力を伝える」というのが「連動」である。
そしてこの「連動」に関して非常に専門的に取り扱っているのが
書籍「アナトミー・トレイン」である。


アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線
まだまだ序盤しか読めていないが、内容が自分の考えに綺麗に合致しており、非常に参考になっている。
パワーメーターを始めとした、専門的なトレーニング機材が浸透し、それを利用したトレーニング書籍は溢れている。
反面、トレーニングを行う際の専門的な体の使い方に関する知識は、非常に不足しているのではないかと自分は感じている。
それを解決、あるいは手助けする一因になればと思い、これから自分が「アナトミー・トレイン」を元に勉強・吸収した知識をメモ帳程度にでも、今後のブログで不定期に紹介していきたいと思う。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!
山本元喜の本はコチラ!
「自転車に乗る」という運動の基本的な部分について自分の考えを紹介していきたいと思います。
自転車には誰でも乗れる
自転車に乗る。これは基本的には多くの人が出来る運動だと自分は思う。
小学校の同級生には自転車に乗れない子もいたが、今回触れたいところはそこではない。
得手不得手はあるもののママチャリで走ることはできるし、頑張ればスピードを出すこともできる。
しかし、専門的な自転車の乗り方という面で、スポーツとして自転車をとらえた場合に、正しく乗れている、踏めている人はどれだけいるのだろうか?と自分は疑問に思う。
自分が正しく乗れているのか?というところに関しても、確証を持てているわけではないし、現在も勉強中の身ではあるが、一応、全日本選手権で優勝できるぐらいには速い自分として、自転車の専門的な乗り方について考えていきたいと思う。
自転車の専門的な乗り方は難しい
自転車の専門的な乗り方と聞くとイマイチ、イメージし辛いかもしれないが、他のスポーツで例えると理解してもらいやすくなると思う。
野球で言うところの「バッドを振る」という動作、サッカーで言うところの「ボールを蹴る」という動作。
これらは素人でも簡単にできる運動である。
しかし、「バッドでボールを正確に打って遠くに飛ばす」「ボールを速く蹴ってゴールに決める」という動きは同じ動作であるにも関わらず、難易度が急激に上がる。
これは自転車でも同じことであり、「自転車で走る」と「自転車で速く、効率よく走る」この二つの動作は同じようで全く中身が違ってくる。
自転車で走る際に意識すべきは?
自分が多くの場合、質問されるのは「自転車で走る際にどの筋肉を意識しているのか?」「踏み脚は?」「引き足は?」といったものである。
この質問に対する回答は非常に複雑になることが多く、大抵の場合は説明をあまり理解されていない。
なぜなら「自転車で速く走る」という動作において、特定の部位だけを意識すればいい、という回答は不可能であり、それを言葉で説明するのは非常に難しいからである。
自転車上での体の使い方には様々な言い表し方があり「丹田で踏む」「骨で踏む」に始まり、イタリア帰りの自分が提唱していた「腹筋で固定し背中も使って踏む」といったような物があるが、どれも抽象的でイメージし辛い。
自分は他のスポーツにめっきり詳しくないので、間違っていると申し訳ないのだが、今挙げた抽象的なイメージは、他のスポーツでは「腰を入れる」という風に伝えられていると思う。
野球であれば「腰を入れてバッドを振る」サッカーであれば「腰を入れてボールを蹴る」といった具合に。
これは自転車に対しても例外ではなく、「腰を入れて走る」ことで速く走れると、自分は考える。
それを感覚的に言い表したのが、上記の抽象的なイメージになるのである。
腰を使うことで速く走れる
では「腰を入れる」とは果たしてどういう意味なのか?というと答えは「連動」である。
体の動きを司る筋肉は、それ単体で作用しているのではなく、前後あるいは離れた筋肉とも間接的に繋がり、影響を与え合って動作を生み出している、という考えである。
この考えは元々、自分自身が何となく感じていた部分ではあったのだが、それを専門とする人や、専門書(下で紹介)を読んだことで確信に変わった。
サッカーや野球で、腰を捻ることで対象に加えるエネルギーを増やすように、自転車においては腰を軸とし、上半身で生み出した力を下半身に伝えることで「速く、効率よく」走ることが出来るようになるのである。
この「力を伝える」というのが「連動」である。
そしてこの「連動」に関して非常に専門的に取り扱っているのが
書籍「アナトミー・トレイン」である。
アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線
まだまだ序盤しか読めていないが、内容が自分の考えに綺麗に合致しており、非常に参考になっている。
溢れる物ではなく、知識を
パワーメーターを始めとした、専門的なトレーニング機材が浸透し、それを利用したトレーニング書籍は溢れている。
反面、トレーニングを行う際の専門的な体の使い方に関する知識は、非常に不足しているのではないかと自分は感じている。
それを解決、あるいは手助けする一因になればと思い、これから自分が「アナトミー・トレイン」を元に勉強・吸収した知識をメモ帳程度にでも、今後のブログで不定期に紹介していきたいと思う。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!
山本元喜の本はコチラ!