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山本元喜の登坂論

CATEGORY登坂
ロードレースにおいて永遠の課題、登坂。
誰もが速くなりたいと思いつつもそうはいかない。
今回はそんな課題の越え方を答えていきます。



かくいう自分も登坂強化中ではあるがまだまだ足りない。
だが、本当にそうなのか?
諦めてしまっていいのか?
いや、諦めるのはまだ早い!
お前には強い味方がいるじゃないか!
そうっ!プロテイン!
ということで今回はプロテイ……、じゃなくて登坂、登りの話です。



速く登る方法とは?


やはり誰もが苦しみつつも速くなりたいと考えるのが登坂だと思います。
社会人の方や学生から質問されるときも「どうすれば登りが速くなりますか?」と聞かれることも多いです。
答えは単純、「ただ、ただ登ること」です。
もっともこういう風に答えるとたいていの方は遠い目をしながら「ですよねー」と言われます。
気持ちは分かります。
自分もあまり登りたくはありません。
しかし、登りが強くなりたければ登るしかないのです。
体を絞ったところで速くなるのには限界があります。
登りで何度も練習し筋肉を強化し、筋力で登坂をねじ伏せるのです!
登りで付けた筋肉は平坦でも火を噴きます。
そう!登坂を筋力でねじ伏せられると、平坦も筋力でかっ飛ばせるのです!
一石二鳥それがマッスルクライミング(筋肉登坂)です。

登坂のテクニックと体幹


ここまでの話だとただ単に「登坂練習しろ」としか言っていないので、少しテクニック的な部分の話に触れたいと思います。
自分の考えの中では登坂中は「いかに血中の酸素を有効に使うか」が大事になると考えています。
血液中に取り込まれる酸素には限界があります。
その酸素を本来使う必要のない筋肉にまわしていると酸欠になり息が上がって千切れます。
そのために登坂では上半身(肩回り)をリックスさせて乗る必要があります。
ハンドルには手を添えるだけという感じのイメージ。
そのために上半身の重さを体幹で支える必要が出てきます。
そのための体幹トレーニングになります。
体幹で体重を支えることで重心をBB直上に持っていき、安定したフォームで登るのです。
必要ない筋肉にまわす酸素を節約し、体幹と脚に酸素を集中させるイメージです。

ダンシングの取り入れ方は?


ダンシングに関しては頻繁に取り入れるのはNG。
ダンシングは全身運動です。
行った瞬間に血中の酸素量は激減し、その影響は後々に響いて行きます。
ダンシング後に失速してしまうのはそれが原因です。
使うのであれば基本的には「山頂のフィニッシュ」か「憎いライバルにトドメを刺す」ときです。
休めるところではダンシングを織り交ぜてリラックスさせるのもありですが、それ以外の部分ではしんどくてもシッティングで粘るのです。

辛い時こそ体幹を意識


しんどくなってくるとハンドルにしがみ付く様なフォームになりがちです。
「体幹で支える」をしっかりと意識して下さい。
ハンドルにしがみ付くようなフォームになってしまうとペダルに体重が乗らず、失速します。
慣れてくれば体幹でガッチリと体を固定することで、背筋や体側の筋力もペダルを踏み込む力に変換することが出来るようになります。
体を揺らすのではなく、まっすぐのままで連携させることが出来るようになります。
もっとも、それまでにはかなり時間がかかるので、そこまで意識しなくてもいいとは思いますが。

こうしてライディング中にも体幹を意識することで、体幹トレーニングは初めて効果を発揮します。
体幹トレーニングと自転車でのトレーニングをバラバラのものとして考えるのではなく、延長線上にあるのだと意識する必要があるのです。
それぞれのトレーニングは「点」としてバラバラに存在しているのでは無く「線」として繋がっているのです。

そして全てを繋ぐのが……


そしてトレーニングで傷ついた筋肉を癒し、「線」のトレーニングを可能にする大いなる存在が……、プロテインです。
トレーニングをすれば筋肉は確実に傷つきます。
普段の食事ではタンパク質の摂取量は確実に不足しています。
体はプロテインを求めているのです。
与えましょう……、プロテインを……。
授かりましょう……、筋肉を……。
Yes……、PROTEIN……
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