プロへの入り口
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今回は「自転車のプロ選手になるのって、どうすればいいの?」っていう質問にお答えします。
プロになりたい若人たちよ、ぜひ読んでくれい!(笑)
今回の質問はコチラ。

はい、っていう事で「プロになるにはどうすればいいの?」っていう質問ですね。
質問してくれた人の考え方はだいたいのところはあっています。
まず、JCF登録して競技者ライセンスを取得する。
次に、レースに出て結果を残して強さアピールする。
ここまでは正解です。
しかし、最後は違います。
最後は自分からアプローチをかける。
です。
アプローチという言い方をしたのには、いくつかの方法があるのですが、いずれも自分から売り込みをかける必要があるからです。
人生、何事にもおいても同じですが、自分から動かないと目的は達成できません。
プロになるのも同じです。
声がかかるのを待っているのではなく、自分から売り込みに行きます。
直接プロチームに話に行くのもありですし、自信が無ければ育成チーム等の下部組織に所属して上を目指すのもありです。
日本ではあまり無いパターンですが、契約代理人というのもヨーロッパでは存在します。
プロになる、というのは競技を「趣味から仕事」へ変化させるという事でもあります。
すなわち、プロチームに所属しようとすることは、就職活動と同じなのです。
当然断られることもありますし、返事を保留されることもあります。
プロチームは、まずチームの戦力補充を一番に考えます。
その際にアマチュア上がりの選手を即戦力として迎える、という事はありえません。
アマチュアのレースとプロのレースでは、作戦やレースの駆け引きが全く違うため、いくらアマチュアで強くても最初は通用しないケースが大半だからです。
まずは時間をかけて、レースの走り方やアシストといった仕事を選手に理解させることから始まります。
チームとしてアマチュア上がりの選手を雇用する、という事は「選手を育てる」という事なのです。
どれだけ個の力があったとしても、チームとして走れない選手は頭数に加えられないからです。
そういった事情もあって、基本的には他チームで移籍を希望している選手の方が契約を獲得しやすいのです。
それまでの成績や走り方から、レースへの理解や実力を判別しやすいからです。
走り方を一から教える必要も無いため、チーム自体の負担も減ります。
また、プロチーム自体から声をかけないというのは、所属人数の上限や、選手の意向というのが分かっていないから、という事情も影響しています。
人数に制限がある以上、やる気のある選手が必要とされます。
そのやる気をどこで見るのか? というと「どれだけ熱烈にアピールしてくるか」というのは取っ掛かりの部分として重要になります。
逆に「声をかけられるのを待っている=何も言ってこない」というのは、プロに興味がないと判断されるため、声はかかりません。
やる気のない選手に声をかけて、時間を無駄にしたり、万が一所属することになっても走る気が無かったり、なんてことが起きると大変だからです。
たいていのチームは成績を出すことだけでなく、若手の育成も視野に入れて活動しています。
若手が育たなければ、選手の人数が一方的に減っていくだけになるので、当然と言えば当然です。
特に下部組織を持っているチームというのは明確なチャンスが示されているパターンです。
下部組織であるクラブチームに所属し、めぼしい成績を残すことが出来れば、そのままプロへスライドする、という形になります。
他にも、毎年のチーム体制発表の際の選手発表から、各チームが必要としている選手の傾向を読むことも出来ます。
大卒の選手が新規加入のチーム、高卒や若い選手が新規加入のチーム、下部組織からの新規加入があるチーム、といった具合にチームごとに傾向があります。
シーズン途中で研修生として契約を結んでいるチームも若い選手に興味がある、という事なので要チェックです。
プロと一緒にレースを走ることが出来る際には、アピールの大チャンスです。
自分にどの程度の実力があるのか、どういう動きが出来るのか、といったことを直に見てもらえる場だからです。
さきほど「どれだけ個の力があったとしても、チームとして走れない選手は頭数に加えられない」と書きましたが、個の力が必要無いわけではありません。
最低限の必要とされる能力が無ければ、プロになれる可能性は存在しません。
ワンデーレースではどの集団に残っているか、ステージレースであれば最終日まで走り切っているのか、といったものでだいたい評価されます。
実際にプロは上記の内容に加えて、アシストは仕事を、エースは勝負を担います。
プロと違い、自由に走れる状況のハズですので、自分の力を自分のために最大限発揮して少しでもアピールの場を作る必要があるのです。
今回はプロになる方法を紹介しましたが、自分は選手であり運営側ではないため、間違っているところもあるかもしれません。
ですが、大筋の所はあっていると思うので、プロを目指す人はぜひ参考にしてみて下さい。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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プロになりたい若人たちよ、ぜひ読んでくれい!(笑)
今回の質問と簡単な回答
今回の質問はコチラ。

はい、っていう事で「プロになるにはどうすればいいの?」っていう質問ですね。
質問してくれた人の考え方はだいたいのところはあっています。
まず、JCF登録して競技者ライセンスを取得する。
次に、レースに出て結果を残して強さアピールする。
ここまでは正解です。
しかし、最後は違います。
最後は自分からアプローチをかける。
です。
アプローチにはいろいろな方法がある
アプローチという言い方をしたのには、いくつかの方法があるのですが、いずれも自分から売り込みをかける必要があるからです。
人生、何事にもおいても同じですが、自分から動かないと目的は達成できません。
プロになるのも同じです。
声がかかるのを待っているのではなく、自分から売り込みに行きます。
直接プロチームに話に行くのもありですし、自信が無ければ育成チーム等の下部組織に所属して上を目指すのもありです。
日本ではあまり無いパターンですが、契約代理人というのもヨーロッパでは存在します。
プロになる、というのは競技を「趣味から仕事」へ変化させるという事でもあります。
すなわち、プロチームに所属しようとすることは、就職活動と同じなのです。
当然断られることもありますし、返事を保留されることもあります。
プロチーム側の考え方
プロチームは、まずチームの戦力補充を一番に考えます。
その際にアマチュア上がりの選手を即戦力として迎える、という事はありえません。
アマチュアのレースとプロのレースでは、作戦やレースの駆け引きが全く違うため、いくらアマチュアで強くても最初は通用しないケースが大半だからです。
まずは時間をかけて、レースの走り方やアシストといった仕事を選手に理解させることから始まります。
チームとしてアマチュア上がりの選手を雇用する、という事は「選手を育てる」という事なのです。
どれだけ個の力があったとしても、チームとして走れない選手は頭数に加えられないからです。
そういった事情もあって、基本的には他チームで移籍を希望している選手の方が契約を獲得しやすいのです。
それまでの成績や走り方から、レースへの理解や実力を判別しやすいからです。
走り方を一から教える必要も無いため、チーム自体の負担も減ります。
また、プロチーム自体から声をかけないというのは、所属人数の上限や、選手の意向というのが分かっていないから、という事情も影響しています。
人数に制限がある以上、やる気のある選手が必要とされます。
そのやる気をどこで見るのか? というと「どれだけ熱烈にアピールしてくるか」というのは取っ掛かりの部分として重要になります。
逆に「声をかけられるのを待っている=何も言ってこない」というのは、プロに興味がないと判断されるため、声はかかりません。
やる気のない選手に声をかけて、時間を無駄にしたり、万が一所属することになっても走る気が無かったり、なんてことが起きると大変だからです。
若手を探しているチームもある
たいていのチームは成績を出すことだけでなく、若手の育成も視野に入れて活動しています。
若手が育たなければ、選手の人数が一方的に減っていくだけになるので、当然と言えば当然です。
特に下部組織を持っているチームというのは明確なチャンスが示されているパターンです。
下部組織であるクラブチームに所属し、めぼしい成績を残すことが出来れば、そのままプロへスライドする、という形になります。
他にも、毎年のチーム体制発表の際の選手発表から、各チームが必要としている選手の傾向を読むことも出来ます。
大卒の選手が新規加入のチーム、高卒や若い選手が新規加入のチーム、下部組織からの新規加入があるチーム、といった具合にチームごとに傾向があります。
シーズン途中で研修生として契約を結んでいるチームも若い選手に興味がある、という事なので要チェックです。
プロと走れるタイミングは大チャンス
プロと一緒にレースを走ることが出来る際には、アピールの大チャンスです。
自分にどの程度の実力があるのか、どういう動きが出来るのか、といったことを直に見てもらえる場だからです。
さきほど「どれだけ個の力があったとしても、チームとして走れない選手は頭数に加えられない」と書きましたが、個の力が必要無いわけではありません。
最低限の必要とされる能力が無ければ、プロになれる可能性は存在しません。
ワンデーレースではどの集団に残っているか、ステージレースであれば最終日まで走り切っているのか、といったものでだいたい評価されます。
実際にプロは上記の内容に加えて、アシストは仕事を、エースは勝負を担います。
プロと違い、自由に走れる状況のハズですので、自分の力を自分のために最大限発揮して少しでもアピールの場を作る必要があるのです。
今回はプロになる方法を紹介しましたが、自分は選手であり運営側ではないため、間違っているところもあるかもしれません。
ですが、大筋の所はあっていると思うので、プロを目指す人はぜひ参考にしてみて下さい。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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