JCL秋吉台カルストロードレース(山口ながとクリテリウム)
CATEGORYレースレポート
クラス:JCL
開催地:山口県
日程:9月13日
距離:120km
開催地:山口県
日程:9月13日
距離:120km
天候:晴れ
出場チームメイト:81中島康晴、82畑中勇介、83山本元喜、84新城雄大、85山本大喜、90トマ・ルバ
レースレポート
今回のレースは全員が調子がいいというのが前日のミーティングで分かっていたので、エースは固定せず、状況次第で狙いながら連携していくという事になる。
個人的には山岳賞は強烈には意識せず、狙えそうであれば確保していくというつもりで動いていくことにする。
前日のクリテリウムでは中島さんが逃げ切りの5人に加わってくれたが、落車によって無念の5位となってしまったこともあり、その雪辱を晴らすためにも気合十分で挑むこととなった。
ベースの作戦としては消耗戦。
特徴的なカルストベルグに追いて脚力を生かした絞り込みの消耗戦を仕掛け、数的な有利を得つつ広島、大分のように成績を狙っていくこととする。
日本ではなかなか見かけない、綺麗な緑が広がるアップダウンの中をパレード走行で3km走り、レース開始。
積極的に攻撃を仕掛ける形ではなく、序盤は致命的な逃げが生まれないように立ち回りながら、人数が絞り込まれることを狙っていく。
特別枠の山口県自転車連盟選抜チームの選手がかなり積極的に攻撃を仕掛けながらレースが展開していくが、17kmの中間スプリントまでは集団一つのまま。

中間スプリントでは、中島さんが単独で動き1位通過してくれた。
そのまま緩い登りに入っていく。
トマが積極的に動き始めるが集団は大きく割れず。
細かな動きを加えつつアップダウンを通過し、KOM前の長い下りに入る。
コースは危なくないが、ノーブレーキで下れる直線的な下りなので速度が滅茶苦茶に乗って、緊張感があった。
下り切ったところからすぐにKOMのカルストベルグへ入っていく。
アベタカさんとビクトワール広島所属の阿曽が若干先行していたが、集団からは登りで逃げようとする動きは現れそうになかった。
他のチームの選手のコンディションも確認しておきたかったこともあって、軽く踏んで登り始めると最初は少し先行気味になったが、集団も途中から加速し始めてペースが上がった。
スタートフィニッシュラインを通過した時点では半分くらいに集団が絞られていたが、後のアップダウンで遅れた選手も復帰し人数が増える。
アップダウン区間で細かな出入りを繰り返したのちに、下りで5名以上が抜け出す展開になる。
キナンが入っておらず大喜が牽引を始めていたので、その横から前にブリッヂを仕掛けて合流したが、下り切ったところで集団に追いつかれた。
そのすぐあとの動きで、アベタカさんとチーム右京相模原の宇賀選手が抜け出す。
そこに再び自分がブリッジし、那須ブラーゼンの渡邊選手が加わり4人に。
その後少し遅れて、スパークル大分の孫崎選手が合流し、集団が止まったことで5人逃げが決まった。
そこからは全員で回しつつ逃げを継続する。
大きな動きは生まれなかったが、タイム差は最大で1分半までしか広がらず、鳩首される可能性も十分に警戒しながらの状況が続く。
2周目の終わりに向かい1回目のKOMポイントの通過となる。
他の選手が山岳ポイントを狙っていなかったこともあって、難なくポイントを獲得することが出来た。
60kmを終え、後半の60kmへ。
3周目では逃げている選手が少しずつ消耗しているのが分かった。
自分は脚を温存する意識で走っていたのでかなり余裕はあったが、メイン集団とのタイム差は相変わらず1分半を切っていた。
色々と動きを考えはしたが5人全員で逃げている方が良いと判断し、特に攻撃は仕掛けずに5人で逃げ続ける。
特に大きな動きはなくそのまま1周回ってきて2回目のKOM。
登りの入り口で辛そうにしていた、那須ブラーゼンの渡邊選手とチーム右京相模原の宇賀選手が遅れる。
そこからは一定ペースを刻んで登り、頂上を1位通過。

ここからは3人で回して少しでも逃げを長く続けよう、と考えていた矢先に集団から少数がブリッジしてくる。

右京の小石選手と、キナンのトマ、大喜、宇都宮ブリッツェンの増田さん、といった登れるメンバーが一気に登りで差を詰めてきた。
メンバーが入れ替わった先頭集団でアタックの打ち合いが数回連続し、アップダウン区間でトマと小石が抜け出す。
そこに自分が必死になってブリッジを成功させ3人逃げに。
流石に逃げ吸収からの一連の動きで脚に相当きており、全然踏めなくなっていた。
とにかく2人について行くのに必死でほぼ付き位置状態でついて行く。
そのまま下り切って下側の小集会を抜けラスト15kmを切ったが、雄大と畑中さんを含む第2集団と合流した集団をブリッツェンとブラーゼンが全力で牽引してきたことで、ラスト13km付近のユル登りで捕まってしまう。
自分はその直後に一度アタックを仕掛けて集団に揺さぶりをかけたが、そこで完全に脚が終わってしまい千切れた。
そこからは流してゴールした。
集団ではチームで連携した結果、大喜をカルストベルグまで温存することに成功し、見事に登り一本で優勝してくれた。
感想
しっかりと各自の仕事を果たすことができ、成績を残すことが出来て良かった。
連携面で詰めなおす必要がある点も存在するが、今回は結果を残す事が出来たので良かったと思う。
個人的には山岳賞に固執していたわけではなく、動きの中で自然と狙っていける形になったのも良かった。
2位が大喜で7点差なので、ある程度の余裕をもって動いていくことが出来ると思う。
コース自他も広大な自然の中を高速で走ることが出来てとても気持ち良かった。

いい意味で日本的でない、ジロを思い出すような景色も多く、懐かしい気持ちにも慣れた。
同様にかなりキツイ場面もあり、走る側にも見る側にもかなり面白みのあるコースで、開催して貰えて本当に有難かった。
レースの中継映像
https://youtu.be/9DTGpvTJ7cw
高クオリティの中継映像でレース中の動きや選手の走り方を詳しく知ってもらうことが出来るので、まだご視聴になられていない方にはぜひ見ていただきたいです。
キツさレベル
10
最後までしっかりと出し切って仕事を終えた。
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出場チームメイト:81中島康晴、82畑中勇介、83山本元喜、84新城雄大、85山本大喜、90トマ・ルバ
レースレポート
今回のレースは全員が調子がいいというのが前日のミーティングで分かっていたので、エースは固定せず、状況次第で狙いながら連携していくという事になる。
個人的には山岳賞は強烈には意識せず、狙えそうであれば確保していくというつもりで動いていくことにする。
前日のクリテリウムでは中島さんが逃げ切りの5人に加わってくれたが、落車によって無念の5位となってしまったこともあり、その雪辱を晴らすためにも気合十分で挑むこととなった。
ベースの作戦としては消耗戦。
特徴的なカルストベルグに追いて脚力を生かした絞り込みの消耗戦を仕掛け、数的な有利を得つつ広島、大分のように成績を狙っていくこととする。
日本ではなかなか見かけない、綺麗な緑が広がるアップダウンの中をパレード走行で3km走り、レース開始。
積極的に攻撃を仕掛ける形ではなく、序盤は致命的な逃げが生まれないように立ち回りながら、人数が絞り込まれることを狙っていく。
特別枠の山口県自転車連盟選抜チームの選手がかなり積極的に攻撃を仕掛けながらレースが展開していくが、17kmの中間スプリントまでは集団一つのまま。

中間スプリントでは、中島さんが単独で動き1位通過してくれた。
そのまま緩い登りに入っていく。
トマが積極的に動き始めるが集団は大きく割れず。
細かな動きを加えつつアップダウンを通過し、KOM前の長い下りに入る。
コースは危なくないが、ノーブレーキで下れる直線的な下りなので速度が滅茶苦茶に乗って、緊張感があった。
下り切ったところからすぐにKOMのカルストベルグへ入っていく。
アベタカさんとビクトワール広島所属の阿曽が若干先行していたが、集団からは登りで逃げようとする動きは現れそうになかった。
他のチームの選手のコンディションも確認しておきたかったこともあって、軽く踏んで登り始めると最初は少し先行気味になったが、集団も途中から加速し始めてペースが上がった。
スタートフィニッシュラインを通過した時点では半分くらいに集団が絞られていたが、後のアップダウンで遅れた選手も復帰し人数が増える。
アップダウン区間で細かな出入りを繰り返したのちに、下りで5名以上が抜け出す展開になる。
キナンが入っておらず大喜が牽引を始めていたので、その横から前にブリッヂを仕掛けて合流したが、下り切ったところで集団に追いつかれた。
そのすぐあとの動きで、アベタカさんとチーム右京相模原の宇賀選手が抜け出す。
そこに再び自分がブリッジし、那須ブラーゼンの渡邊選手が加わり4人に。
その後少し遅れて、スパークル大分の孫崎選手が合流し、集団が止まったことで5人逃げが決まった。
そこからは全員で回しつつ逃げを継続する。
大きな動きは生まれなかったが、タイム差は最大で1分半までしか広がらず、鳩首される可能性も十分に警戒しながらの状況が続く。
2周目の終わりに向かい1回目のKOMポイントの通過となる。
他の選手が山岳ポイントを狙っていなかったこともあって、難なくポイントを獲得することが出来た。
60kmを終え、後半の60kmへ。
3周目では逃げている選手が少しずつ消耗しているのが分かった。
自分は脚を温存する意識で走っていたのでかなり余裕はあったが、メイン集団とのタイム差は相変わらず1分半を切っていた。
色々と動きを考えはしたが5人全員で逃げている方が良いと判断し、特に攻撃は仕掛けずに5人で逃げ続ける。
特に大きな動きはなくそのまま1周回ってきて2回目のKOM。
登りの入り口で辛そうにしていた、那須ブラーゼンの渡邊選手とチーム右京相模原の宇賀選手が遅れる。
そこからは一定ペースを刻んで登り、頂上を1位通過。

ここからは3人で回して少しでも逃げを長く続けよう、と考えていた矢先に集団から少数がブリッジしてくる。

右京の小石選手と、キナンのトマ、大喜、宇都宮ブリッツェンの増田さん、といった登れるメンバーが一気に登りで差を詰めてきた。
メンバーが入れ替わった先頭集団でアタックの打ち合いが数回連続し、アップダウン区間でトマと小石が抜け出す。
そこに自分が必死になってブリッジを成功させ3人逃げに。
流石に逃げ吸収からの一連の動きで脚に相当きており、全然踏めなくなっていた。
とにかく2人について行くのに必死でほぼ付き位置状態でついて行く。
そのまま下り切って下側の小集会を抜けラスト15kmを切ったが、雄大と畑中さんを含む第2集団と合流した集団をブリッツェンとブラーゼンが全力で牽引してきたことで、ラスト13km付近のユル登りで捕まってしまう。
自分はその直後に一度アタックを仕掛けて集団に揺さぶりをかけたが、そこで完全に脚が終わってしまい千切れた。
そこからは流してゴールした。
集団ではチームで連携した結果、大喜をカルストベルグまで温存することに成功し、見事に登り一本で優勝してくれた。
感想
しっかりと各自の仕事を果たすことができ、成績を残すことが出来て良かった。
連携面で詰めなおす必要がある点も存在するが、今回は結果を残す事が出来たので良かったと思う。
個人的には山岳賞に固執していたわけではなく、動きの中で自然と狙っていける形になったのも良かった。
2位が大喜で7点差なので、ある程度の余裕をもって動いていくことが出来ると思う。
コース自他も広大な自然の中を高速で走ることが出来てとても気持ち良かった。

いい意味で日本的でない、ジロを思い出すような景色も多く、懐かしい気持ちにも慣れた。
同様にかなりキツイ場面もあり、走る側にも見る側にもかなり面白みのあるコースで、開催して貰えて本当に有難かった。
レースの中継映像
https://youtu.be/9DTGpvTJ7cw
高クオリティの中継映像でレース中の動きや選手の走り方を詳しく知ってもらうことが出来るので、まだご視聴になられていない方にはぜひ見ていただきたいです。
キツさレベル
10
最後までしっかりと出し切って仕事を終えた。
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