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2022 ツアー・オブ・ジャパン 飯田ステージ

クラス:UCI2.2
開催地:長野県飯田市
日程:5月19日
距離:119km




天候:晴れ

出場チームメイト:21トマ・ルバ、22山本元喜、23新城雄大、24山本大喜、25仮屋和駿


レースレポート

個人的には富士クリテリウム以来のシーズン2レース目、今シーズンにおける本格的なロードレースとしては初戦、ということになっていた。
チームの作戦はレース全体の作戦にも繋がるので伏せるとして、今日の個人的な目標はまずは、自分のコンディションの確認とレース感を取り戻す、というのが最優先であった。
トレーニングはしっかりと積んできているし、個人的には調子がいいと感じていたが、他人との比較でのコンディションが分かっていない以上、いつもよりも慎重に走る必要があると感じた。
調子がいいと思って積極的に動きすぎると後半に脚が残っておらず大幅に遅れる、なんて事にもなりかねない。
まずは他チームの選手の様子と自分のフィーリングにどれだけ差があるのかを確認しながら走り、そのうえで展開によって自分の動きを決めていきたいと考えていた。
できるなら、いつも通りに積極的な動きを積み重ねて力を発揮できればという気持ちも持ちつつ、レースに挑む。
レース全体の詳細な流れや動きに関してはJCLのチャンネルで中継された動画を見ていただければ一目瞭然なので割愛するとして、結果的に自分の調子は対外的に見ても良かったと感じた。
レースの2周目の登りでマトリックスの小林選手のペースアップの際にかなり脚には来たものの、集団の苦しそうな雰囲気よりも少し余裕を感じていたので、この時点である程度は積極的に動いても大丈夫だろうと判断
その後に出来た5人逃げでは最初に4人が抜けだした時点で有力なコンチネンタルチームがそれぞれ選手を送り込んでいることが確認できていたので、乗っておかないと後手を踏むことになり辛い、とすぐに判断ができていた。
そのタイミングで動ける位置にいたのが自分だったので、個人的な積極的に動くという目標のためにも少しタイミングが遅かったもののブリッジに近い形で追走に入った。
追いつくまでに時間がかかると消耗が激しくなるので心配だったが、比較的早く追いついて合流することができたので一安心とともにやっぱりコンディションがいいと再確認ができてよかった。
逃げには入ったもののタイム差が思ったように広がらず、山岳ポイント前に吸収される勢いだったが、ハイペースで登る集団に登りの途中で吸収されると遅れる可能性があったので、そこは少し登りの入り口から頑張って踏み、勾配が緩やかになるタイミングで追いつかれるように調整した。
逃げが決まっていない状態だったがマトリックスがコントロールを開始したので、最近のJBCFの展開のようにレース展開を掌握しきって勝ち切りたい、という思惑だろうというのは簡単に予想がついた。
任せれば楽に1日を終えることはできるが、マトリックスにとって一番望ましい形でレースが展開していくことになるので、多少でも乱れる要素を加えておいた方がいいと感じ、レースの活発な動きが落ち着いた平坦区間でアタックして逃げを作れた。
4人で逃げ始めた直後は集団がかなり近い位置にいたが、逃げを決めたかったので諦めずに踏ん張りアップダウン区間は特に意識的にペースを上げたことで一旦はタイム差を広げれてよかった。
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中間スプリントに興味はなかったが、タイム差が1分以上に開いていたので、後半まで逃げれる可能性が高いと予想して2回目の山岳ポイントはしっかりと押さえておいた。
予想は外れ3回目の山岳ポイントの1周前に一気にタイム差を詰められたが、その際に集団が絞り込まれていたので、逃げで結構踏んで消耗していたものの、メイン集団もかなり疲れているだろうと予想がついたので、もう一段階動けるだろうと考えていた。
とは言ったものの、できればもう少し後半に捕まり、そのタイミングでは集団がもう少し疲労している、というのが理想ではあったので、状態的にゴールまで勝負できるか?と聞かれると微妙ではあった。
なので、山岳ポイントの獲得目的半分、集団のペースアップによる絞り込みの発生狙い2割、ペースの上がる集団を先行した状態で待って山頂まで粘る狙い3割で山岳ポイントの周に登りの麓からアタック。
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後半まで粘れたがペースの上がった集団に追いつかれ、そのまま絞られた10名ほどの集団に置いて行かれたが登れるトマと大喜が残っていたのでキナンとしては問題がなかった。
後ろから来たマンセボ選手を含む大き目の集団にはしっかり残るようにしたところ、先頭と再び合流することができたので、トマにかなり脚に来ていることを伝えると集団を絞るために登りでペースを上げることに脚を使って欲しいとのことだったので、ラスト2周の登りで後ろが付いてきていることを確認しながら踏んだ。
中切れも発生していたが、見送る雰囲気ではなく追う雰囲気を感じたので、そのまま踏み続けていたが失速してきたところでキンテロ選手にパスされて仕事が終了。
案の定集団が絞りこまれていたので仕事は達成できた手応えはあった。
集団がバラバラになっていたので、第2集団あたりに引っ付いていたら再び先頭に合流できたが、大喜が逃げていたので集団のペースを引き上げると吸収することになってしまうため、ラスト1周は動かなかった。
自分が動かずとも集団は登りでペースを上げたので、そこには粘れずドロップ。
千切れたものの意外と踏めていたので前に走っていた右京の石橋選手と合流。
そのあとに後ろから小集団に追いつかれ、そのままゴールを目指した。
自分のカウントの中では10位争いくらいの位置だと思っていたので、この集団と前にいるトマと大喜の集団とのタイム差をできる限り広げておいた方が、総合争いで有利になると判断し、ローテーションには回らず。
最後の小集団でのゴールスプリントはもがいてみたが、脚が限界で集団内で3位の14位だった。
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感想

動きの回数は絞ったものの、1本1本しっかりと決めていくことができたので無駄を少なくできていたと思う。
トータルで見て使った脚はかなり多かったが、好コンディションで踏めていたので辛い場面もあったが気持ちがよかった印象
個人的には山岳リーダージャージを着たかったが、機じゃなかったということで諦める。


キツさレベル


最後には脚が攣っていたし、相当辛いと感じたが明日にはある程度回復していそうなくらいの疲労感。
かといって、完全にフレッシュな状態で走れるか?と聞かれると、それはないと思う。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

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