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2022 ツール・ド・熊野 第1ステージ

クラス:UCI2.2
開催地:和歌山県赤木川沿い
日程:5月27日
距離:100km







天候:晴れ

出場チームメイト:1トマ・ルバ、2マルコス・ガルシア、3畑中勇介、4山本元喜、5新城雄大、6山本大喜


レースレポート

ツール・ド・熊野はキナンレーシングチームのメインスポンサーである株式会社キナンの主催するレースであり、このレースでの総合優勝こそがチーム最大目標である。
当然、このレースに掛ける気持ちは他のレースとは別格であり、何としても勝つために毎回全力で挑んでいるのだが、今までで総合優勝できたことが無い、というかなり難しいレース。
今回の自分の目的は第1ステージで逃げ切ってタイムアドバンテージを得ること。
そうすることで第2ステージの厳しい山岳であっても、遅れずに我慢することができれば総合優勝に近づくことができる可能性が高い。
ツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージのチーム右京のネイサン選手とダイボール選手の登坂力を見る限り、正面から戦うとかなり厳しい。
だから自分の狙いは逃げ。
しかし、極力無駄な逃げには入りたくない。
逃げ切りの可能性を持てるような逃げに入れれば、ステージの順位を気にせず逃げ切ることだけを狙って走りたいと考えていた。
かくしてレースがスタートする。
最序盤は少し様子を見つつ、逃げたいチームとゴールスプリントのためにまとめたいチーム、自分の警戒のされ具合を確認する。
それでも何度か動いてみたが決まらず、山岳ポイントからのコーナーの連続区間では集団の最前部以外は伸び縮みが発生するので、かなり苦しんだ。
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正直あまり調子は良さそうではなかった。
おそらく気温と湿度が上がってきていることで、体がそれに順応できていない気がする。
意識的に水分と補給食を食べるように意識していた。
だいたいのアタックが一通り落ち着き、ゴールスプリントに向けて集団をまとめるような雰囲気が出てきたので、折り返してからトンネルを回避するための旧道区間でとりあえずアタックしておいた。
それが見送られた結果、3人逃げになってしまう。
人数的に強力とは言えない逃げでタイム差がすぐに開いたが、いったん逃がしたのちに吸収するつもりだというのは簡単に予想できた。
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しかし、この後に集団が再活性化して分断される可能性もあるし、追加で逃げを狙う選手が追い付いて来る可能性もある。
今の逃げの状態は強力では無かったが、後の展開によっては状況が変わる可能性があったので逃げておくことにした。
一度タイム差が詰まったタイミングで追加で2人が逃げに加わり、5人逃げになり後半にもう一人が逃げに追いついたことで6人逃げになった。
出来ればもう少し大きな集団が追い付いてい来ると逃げ切りの可能性が高まっていたのだが、6人になっただけでも良しとするしかない。
案の定30秒ほどといういつでも吸収できるタイム差で維持しながら追いかけられ続けていたが、山岳ポイントの登りでメイン集団が分断されたり、思惑の不一致で集団が失速するわずかな希望を胸に頑張って逃げていた。
最後まで足掻いては見たものの、結果は集団の上手なコントロールによりラスト10kmを切った後に吸収されてしまい、今日はダメな日と判断し集団後方でゴールした。
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感想

序盤に動いていたタイミングから体の動きがイマイチな気はしていた。
結果的に逃げには入れたものの、それが目的ではなく逃げ切ることが目的だったので最後に捕まっているということは達成できていないので良くなかった。
明日以降に備えてしっかりと回復させて明日も勝負できるように気持ちを切り替えて頑張って行きたい。


キツさレベル


前半から結構動いていたので中々に疲れた。
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