ツアー・オブ・チンハイレイク 2016 4日目
ツアー・オブ・チンハイレイク 4日目
クラス:HCクラス・ステージレース
開催国:中国
日程:7月20日
距離:146.98km
天候:晴れ
出場チームメイト:ニコラス・マリーニ、ダニエーレ・コッリ、リカルド・スタキオッティ、ジャンフランコ・ジリオーリ、石橋学、山本元喜
グイデからチンハイレイクに向かうコース
52km地点に超級山岳が設定されていた。
レース前のミーティング
今日は始めから超級山岳があるので無理せず明日に備えるという作戦。
もし先頭に残れればゴールスプリントするという感じ。
レースレポート
今日はアタックに行く必要が無いという事で比較的後方に並ぶ。
パレードは無しの号砲でレース開始。
スタートしてすぐ先頭の様子を見に上がると5人ほどが飛び出して逃げ始めていた。
集団からは逃げを容認する雰囲気が出ており、そのメンバーがそのまま逃げて行った。
そこからはコルスのコントロールでレースが進む。
比較的速いペースで進む。
逃げの人数が多かったこともあり中間スプリント争いは発生せず。
しかし山岳の登りが始まる少し手前からアタックがかかり始める。
コルスが一定のペースで先頭を曳き続け飛び出した選手を吸収する。
一定のペースではあるが速度が上がるため中々キツイ。
近くにコッリがいるのを発見。
今回来ているメンバーのスプリンターの中で一番登れるのがコッリなので、山岳ポイント終了後に集団がまとまるような展開になれば残っている可能性が一番高いのがコッリ。
なので、その際のアシストに為にもコッリの近くで登りをクリアするのが一番良い。
そこからはコッリの側をキープして登る。
山頂まで15km程を残して集団が本格的にペースアップ。
一瞬見えた集団の先頭はバラバラになり始めていた。
しばらくコッリの側で耐えようとしたがキツ過ぎて一旦千切れる。
残りの距離が長いのでここで無理に付いて行ったところで絶対に遅れてしまう。
自分の限界ギリギリのペースで登って行く。
コッリの集団に少しずつ近づいて行く。
このままのペースをキープしていればいずれ合流できると思っていると、後ろからジリオーリと石橋に抜かされる。
丁度いいタイミングだったので2人に付いて行って前に合流する。
そこからジリオーリがその集団の先頭に出て、コッリの為に一定のペースをキープする。
それが結構速い。
ギリギリ千切れないくらいの速さではあるがジワジワと足に効いてくる。
最初の内はコッリの後ろに付けていたが、山頂まで6kmの辺りでキツ過ぎて集団の後方に下がる。
標高が3300mを越えていることもありかなりキツクなって来る。
登りのペースに耐えるのがかなり辛かったので少し遅れる。
そのまま遅れる訳にはいかないので平坦区間でもがいて追いつき直す。
その辺りで山頂まで2kmを切る。
ここまで残れれば後は付いて行くしか無いと考えそこからは我慢して付いて行った。
山頂を越え下りへ道幅が広く真っ直ぐで勾配が急な下りだったので全員がトップチューブに座り前傾姿勢になって下って行く。
下りが緩くなったところからローテーション開始。
前に追いつける可能性がまだ残っているので自分もローテーションに加わりに行く。
1回先頭を曳く。
足が相当辛い。
登りでのダメージが全然抜けていない。
これはローテーションに回れる状態ではないと判断して一旦下がる。
後ろから見ている感じでは、前に追いつきたくない、ローテーションに加わりたくない選手が多くローテーションを上手く回せていない。
しばらく休んで再び前に上がる。
その辺りで先頭とのタイム差8分半。
山頂のところで10分程だったので意外と差が詰まっている。
もしかしたら前に追いつけるかもしれないと考えてローテーションに加わっていく。
その後タイム差が7分半まで詰まったがそれ以上は差が詰まらず。
ラスト40km辺りという事もあり、追いつくのはほぼ不可能になる。
これ以上ローテーションに加わり続けるとただでさえ溜まっているダメージが更に溜まって回復できなくなることを心配してローテーションに加わる頻度を減らす。
その後ラスト20km辺りでペースが落ちたこともあり、かなり多くのチームがローテーションに加わり始めたので、そこからは集団後方に下がって休んでゴールした。
感想
昨日の反省を生かして前半に突っ込み過ぎないようにかなり気を付けた。
そのおかげか昨日よりも良い位置で登りをクリアすることが出来たので良かった。
標高に対するキツさは去年ほどではないが、今年は標高4000mを越えるステージも有るので気を付けたい。
登りのジリオーリのペースコントロールは相当きつく、チームメイトに千切られる事を覚悟したが付いて行けて良かった。
明日からは標高3200mでのレースが始まるので覚悟して挑みたい。
明日のコースは去年逃げて吸収されてから落車に巻き込まれ、息が上がり過ぎて3分程再スタート出来なかったコースなので、いろいろ気を付けたい。
キツさレベル
8
とにかく登りがキツかった。
登りが終わってからもそのダメージが抜けきらず地味に苦しみ続ける事になった。
標高3200mでの宿泊になるが疲れを溜めないように気を付けたい。
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