ツアー・オブ・チンハイレイク 2016 6日目
ツアー・オブ・チンハイレイク 6日目
クラス:HCクラス・ステージレース
開催国:中国
日程:7月22日
距離:206.75km
天候:晴れ
出場チームメイト:ニコラス・マリーニ、ダニエーレ・コッリ、リカルド・スタキオッティ、ジャンフランコ・ジリオーリ、石橋学、山本元喜
チンハイレイクの北東側からスタートし北上するコース
107km地点に1級山岳が、173km地点に超級山岳が設定されていた。
レース前のミーティング
自分、石橋、スタキオッティで逃げを狙って動いて行くようにという指示。
レースレポート
集団の中盤に並びレーススタート。
いつも通りパレードは無しの号砲スタート。
アタックに行こうとしているタブリズの選手を見つけて、一緒に飛び出す。
しばらく先行するが何人かに追いつかれる。
追いつかれたメンバーでローテーションを回すが上手く行かず。
後ろから追いついて来た集団からカウンターアタックに反応して付いて行く。
それからも追い付かれはするが集団に戻ることなくカウンターアタックに反応し続けることで、常に集団から先行した状態でレースを展開し続ける。
正直かなり足に来ていてヤバい。
その後、単独で先行する自分を後ろから来た3人が一気に抜いて行く。
流石に足に来過ぎていて付けず。
それを追いかけて自分を抜いて来た3人に付いて行こうとするがそれも付いて行けず。
一旦集団に戻ろうとするが無線からスタキオッティが「ゲンキ行け!」と言ってくる。
後ろを振り返ると集団が結構離れている。
これは逃げが決まる可能性が高い。
マジで頑張って自分の限界ペースを維持して前に追いつく。
自分が追いついたことで前は7人になる。
逃げを決める為にローテーションを回すが交代がスムーズに行えない。
7人の内、コルスとビノフォーエバーとパークホテルがローテーションに加わりたがらない。
コルスはチェックのためだとして、他の2人は何のために飛び出してきたのか意味が分からない。
そうは言うものの自分も足が相当限界。
ローテーションに入りはするがそこまで速いペースで曳ける訳でもない。
後ろを見ると集団からは離れているが、差が開いて行きそうな印象を持てない。
これは追いつかれる可能性がある。
飛び出した7人と後ろの差は1分近くまで開くこともあったが、緩い登りで後ろから大量の選手に追いつかれる。
後ろから追いついて来た選手が逃げる為にガンガン踏んでペースを上げる。
緩い登りとは言え、そこまで動き続けていた自分は限界で千切れる。
そのまま10人ほどの選手が逃げる展開となった。
自分が千切れたのが25km地点辺りだった。
その後集団に戻るが、ペースがそこまで落ちることが無く進む。
そして35km地点で道が右に曲がり風が横風になった事で本格的にペースアップ。
集団が左に寄せられて外スピードで進む。
千切れないように全力で前に付いて行く。
ペースが緩んだタイミングを見計らっては左側から一気に前に上がり、少しでも中切れに巻き込まれるリスクを減らす。
元から足にかなり来てるので心配になるが、ここで残れなければ後を心配する意味が無い。
千切れることなく集団に付いて行ける。
横風区間が終わってからも集団のペースは緩むことなく進み続ける。
そしてスタートしてから67km地点。
コッリに「前の動きに注意しろと言われる。
前を見ると9人の逃げが吸収されていた。
そこから再びアタックが始まるがコルス潰される。
そしてコルスがアタックすらできないようにするために集団を高速で曳き始める。
アタックすらかけれない状態でしばらく進んでから、ペースが緩む。
しかし、今日は逃げれないと判断したのか集団内に諦めムードが漂いアタックが掛からなくなる。
その後その状況を突破して2人の選手が飛び出して行った。
集団は飛び出した2人が見える範囲の差に収めた状態で進んでいく。
その後100kmから始まる1級山岳ポイントの登りでペースアップ。
かなり苦しんだ挙句マリーニと一緒に千切れる。
そこからはグルペットで進んだが、グルペットのローテーションの回りがかなり悪くペースも遅かった。
その後160km手前でマリーニを含む7名程でグルペットから抜け出して超級山岳を越えてゴールした。
感想
前半の25kmで動き続けたことで1日中疲労がヤバい走ることになった。
DNFになるんじゃないかというくらいキツかったが、ゴールできたので良かった。
とにかく苦しんだが高地で強烈に追い込むことが出来たので良かったと思うことにする。超級山岳では標高4120mまで登り、呼吸がかなりしんどかった。
体調に気を付けて無理をし過ぎないようにしたい。
キツさレベル
10
最初のダメージが大きすぎてかなり苦しんだ1日になった。
確実に明日に響くので明日は回復させる日にしたい。
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