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三菱地所おおいたアーバンクラシック

開催地:大分県
日程:10月2日
距離:150km







天候:晴れ

出場チームメイト:51山本元喜、52山本大喜、53花田聖誠、54小出樹、55仮屋和駿


レースレポート

今日の作戦は序盤に出来るであろう逃げに花田、小出、仮屋の3人が乗れるように動き、その後にメイン集団の絞り込みに残ったメンバーで耐えて攻撃を続けて前に残って勝負する、というプラン。
2kmほどのパレードを挟んでからのスタートし直後からアタックがかかるが、今回は動きを控えめにしていく。
それでも大人数が逃げに入りそうな場合には前に乗っておく。
しばらくしてアベタカさんが単独で逃げ始める。
見送られてから再びアタックの応酬が続く。
ある程度抑えつつ動いていたので、瞬間的なダメージは少なかったがじわじわと脚に効いてくる感覚だった。
小出を含む3人逃げが決まったところで、逃げに選手を送り損ねたチームが牽引を開始し始めたのだが、長くは続かず。
再びアタックの応酬が始まる。
メイン集団は逃げを無視するかのようにアタックと潰し合いが連続し、それによるペースアップでアベタカさんと合流した逃げグループとのタイム差が詰まっていった。
逃げが射程圏内に収まり、誰が吸収を仕掛けに行くか?という雰囲気になったのだが、牽制が入り唯一右京の宇賀選手だけが単独でブリッジを成功させた。
メイン集団は牽制によるペースダウンで再びタイム差が開き、またもやアタックの仕掛けあいに後戻り。
今度はサンシャインコーストの選手と花田とブラーゼンの選手の3人が抜け出していく。
結構いい勢いでアタックしていったので、前の5人に合流されて8人逃げになると逃げ切りが確定的となるので、集団の活性化を狙ってアタックした。
しかし、誰も追ってこず、しかも集団活性化を狙ったアタックだったので、勢いもあまりよくなく、中途半端に単独で先行3名とメイン集団の中間で走る羽目になった。
意味が無いので一旦緩めてメイン集団に帰還。
ここまでの展開で先行する8名の中にマトリックスが誰も選手を送り込んでいなかったので、コントロールを開始した。
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今日のレースの中で唯一落ち着いて走れていたのがこのマトリックスがコントロールしていた区間だったと思う。
マトリックスもメンバーを失っており、安原選手と小森さんの2人で集団を牽いていた、
タイムボードはあまり確認できていなかったのだが、時折前方に少人数の影が見えていたので、どうやら追走3人とはそこまでタイム差が開いていないようだった。
しかし、2人でコントロールするのは流石に辛かったらしく、脚を使い切って2人が離脱したタイミングでマンセボ選手がアタック開始。
それを皮切りに再びアタックの仕掛けあいが始まる。
その動きの中で追走を計っていた3人は吸収。
さらにレース後半になるにつれて選手が逃げから降ってきて、逃げの人数が減っていたのだが、メイン集団はそんなことお構いなしに延々とアタックと吸収を繰り返していた。
キナンとしては小出が逃げているので、積極的に逃げを潰すような動きはせずにチェックに入りつつ、タイミングを見て抜け出しを計っていた。
しかし逃げに届きそうな少人数の逃げは潰されるし、自分がチェックに動いた際にもホセ選手や小野寺選手のようなスプリントができる選手が居たら潰すし、有力選手がゴソッと動けば牽制の仕掛けあいと集団が全力で追ってくるし、でやっぱり延々と潰し合い。
本能的にレースを展開してはいるが、結局自分たちが何をしたいのか?を見失いそうになるくらい辛くなってくる。
自分よりスプリントのある選手を残して逃げ出してゴール勝負したい。
しかし、他のチームはスプリンターも残した方が有利だから潰しにくる。
終わりの見えない潰し合いも周回数が減ることで強制的に終わりが見えてくる。
逃げとのタイム差は1分強あるはずなので、あまり潰し合いを続けていると逃げ切りが確定する。
潰し合いがひと段落したラスト1周に入る手前の緩い下り区間でサンシャインコーストの選手がかなりいい勢いでアタックしていったので、逃げを追うつもりが満々だ!と判断してすぐに反応した。
ラスト1周であれば2人で協力して全開で追えば集団を置き去りにしてブリッジできる可能性がある。
交代しながら最後まで維持できるペースで踏んでいたが、スタートゴールに向かう登りが始まった瞬間にサンシャインコーストの選手が千切れて一人になってしまった。
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思った以上に脚が残っていなかったようで2人で追うのは無理だろう。
集団も結構離れており、戻るのももったいないと思ったので、そのまま単独でも前を追うことにした。
後ろから追いつかれるのであればそこに合流すればいい。
しばらく逃げていたのだが、住宅地に入った登りで集団に追いつかれ、追い抜かれた。
一度は離れたものの、ペースが落ちていたので追いついたのだが、小野寺選手とホセ選手が集団から抜け出していた。
それまで仮屋と大喜と自分で反応していたのだが、仮屋は脚を使い切って千切れており、自分は
逃げで消耗しているので勝負は難しい、と判断し大喜で勝負するしかない、と判断して自分が全力で逃げる2人を潰しに追走した。
その後も千切れかけては復帰して動けるところでは動いていたのだが、アタックの仕掛けあいで分断されたタイミングで大喜の脚が残っておらず、第3集団に取り残され、自分もその後ろで千切れながらゴールするのが精いっぱいという有様だった。
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逃げは人数を3人に減らしつつも20秒差ほどで逃げ切り、小出が3位に入った。


感想

1日中アタックの仕掛け合いで消耗し続けていた。
ずっと激しい展開が続いていたので、いつも以上に残りの距離が減っていくのが早かったように感じた。
作戦通りに小出が逃げに乗っていたので表彰台を確保できてよかったが、本来はメイン集団が絞り込まれながらも前に追いつくと想定していたので、潰し合いに終始するのは完全に予想外だったし、疲れた。
メイン集団では連携して動けてはいたが、確実な勝ちパターンというものを見つけられず、大喜の消耗が激しかったのも難しいところだった。
自分のコンディションに関してはやはりレースを重ねる毎によくはなっているものの、ここぞというタイミングで動ききれなかったと感じた部分があったので、もう一段階コンディションを上げないと勝負に絡めない。
メイン集団はかなり悪い状況ではあったが、逃げ切ってくれたのがチームとしては幸いだったと思う。
もっとも、逃げを協力して潰すような展開になっていれば、それはそれで脚の使い方が変わっていただろうから、違う展開にはなっていたとは思うが。


キツさレベル

10
最後まで動いて脚を使い切って終わった。
時々攣りそうになりながらも走っていたので久しぶりに限界まで踏み切れたという印象のあるレースだった。
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