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ジャパンカップロードレース

クラス:UCI 1.Pro
開催地:宇都宮
日程:10月16日
距離:144km








2022ジャパンカップ

ジャパンカップは土曜日の前哨戦でもあるクリテリウムと日曜日のUCIレースであるロードレースで構成されています。

クリテリウムでは状況に応じて、終盤に集団のコントロールを狙いに行くパターンや集団にラスト1周で牽制がかかった場合に先頭に出て集団の牽引を行うというパターンも作戦では話していました。
しかし実際のレースでは延々とペースが速く、特に終盤にはワールドツアーチームが逃げを打ってそれを他のチームが潰しに行く、という例年以上に過激な展開が続いていたことで仕事をするタイミングが無く、集団内でゴールするという結果に終わりました。
レースの中盤では何度か先頭付近まで上がることもあったのですが、先頭に出たところで意味が無かったので踏みやめては集団に飲まれる、というよくわからない動きを繰り返していました。
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今年の印象は例年になくハイペースなレースで特に直線部分のトップスピードが半端なく、ゴールタイムも過去最高に速かったとのことでした。
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ジャパンカップロードレース

クラス:UCI 1.Pro
開催地:宇都宮
日程:10月16日
距離:144km
天候:晴れ
出場チームメイト:121トマ・ルバ、122マルコス・ガルシア、123山本元喜、124新城雄大、125山本大喜、128仮屋和駿


レースレポート

ジャパンカップ本戦のロードレース。
今年は出場メンバーも濃いということで中々ハードな展開になる可能性が考えられた。
狙うとすれば完走目的でUCIポイントか表彰台に乗れる山岳賞狙いか。
完走を狙うより表彰台に立った方が良いだろう、という考えで山岳ポイント狙いで動くことにする。
経験上、ジャパンカップの逃げは1周目のスタート直後に決まることが多い。
林道の登りでのアタックで数名が抜け出し、そのままそれが逃げになるパターン、これを狙うしかない。
逃げの駆け引きが長引いてワールドツアーの選手たちと打ち合いになったら溜まったもんじゃない。
特にこの時期は各選手の目的がハッキリとしていて完走する気が無く、前半で脚を使い切ってもいいという動きをする選手も居るので、その選手と一緒になるとかなり辛い。
というわけでスタート前にかなり前方に並んでスタートしたが、スタート直後は集団の前方が固められており抜け出せず。
登りの途中で先頭に出れたのでアタックして抜け出したが、集団から抜け出し切れず。
それでも踏んでいれば集団が諦めてくれて抜け出せるか?と頑張っていたが、山頂手前でワールドツアー選手数名に一気に追い抜かれる。
数年前にも同じ経験をした気がする。
ここから下りを恐ろしいハイペースで下り、平坦に入ったころには集団がバラバラになっているパターンである。
まさにその通りで平坦区間まで下った時点で集団は分断が発生し、下りで先行した選手に追いつくべく恐ろしい勢いでアタックしていく選手数名に追い抜かれる。
そして10名前後の選手が逃げたことで集団は見送りではなく吸収のために一気にペースが上がる。
登りや平坦区間で踏んでいたこともあり、脚が回復しておらず位置を上げられない。
そのまま1周目が終わり、2周目へ。
逃げの追走が続いていることでペースが落ちず、ハイペースで登っていく。
位置を下げながらもどこまで粘れるか?と踏んでおり、頂上まで粘ればその後の区間で休んで前方に戻れるだろう、と考えていたが、下りに入ったころには集団がバラバラ。
遅れた選手でローテーションを回すが集団も一列棒状で進んでおり、詰らない。
いつもであれば、セブンイレブンの交差点の先でペースが緩むのだが、追走状態のためハイスピードのまま突き進んでいく。
逃げが吸収されればペースが落ち着くから集団に帰れるはず、と諦めずに踏み続けるが差は開いて行く一方。
一緒に追っていたメンバーも諦めていなくなる選手も多く、前から遅れてくる選手とメンバーが入れ替わりながらローテーションを回し続けていた。
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メイン集団のペースが落ち着けば合流できる可能性も残っていると願いながら踏んでいたが、タイムが詰まることは無く、スタートゴール地点を通過時で2分差がついていた。
こうなると追いつくのはほぼ無理ではあったが、出来る限り最後まで走り続けようと考え、そこからは延々と残ったメンバーでローテーションを回し続けた。
5名以上残っていた選手もドンドンと居なくなっていき、最終的に一緒に粘っていた仮屋も諦め、最後は一人で限界状態で走っていたが、最終的にラスト4周の途中でDNFとなった。
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感想

山岳賞を狙って初っ端に動いたせいで何も残らず散ってしまった。
2周目の登りで後方に下がり過ぎたせいで集団から遅れてしまったことが全てで、あの場面で残れていれば脚的には完走までは残れていたと思うと中々悔しかった。
今回のような状況になると途中で降りてしまうことが多いが、今後もレースが続くのでコンディションの向上と追い込みのために降ろされるまで走り切った。


キツさレベル

延々と走っていただけだったので体が限界で終わったという感覚では無かった。
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