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那須塩原クリテリウム

クラス:JCL
開催地:栃木県那須塩原市
日程:10月23日
距離:45km







天候:晴れ
出場チームメイト:山本元喜、山本大喜、新城雄大、中島康晴、畑中勇介、仮屋和駿


レースレポート

今回の作戦は積極的に逃げを狙って動き、集団を消耗させた状態で逃げ切り、或いはスプリントで勝利を狙う、という作戦。
スプリントであれば中島さんの指示によって状況に応じて動きを変えていく。
序盤のアタック合戦に関しては積極的に動くことで集団全体の絞り込みと追い込みを狙うが、キナンがメインで動き過ぎることによる消耗を避けるために、他のチームの動きに合わせて逃げを打っていくことをメインの目標とした。

レースは1周のパレードを挟んでスタート。
序盤から逃げの打ち合いが続いたものの、少しずつ集団のペースが緩んでいるようにも感じた。
今回のレースコースは動けば動くほどに脚を消耗するが、それは何も先頭だけの話ではなく、集団の5番手以降であればどこにいても折り返しの集団の伸び縮みで消耗するという見た目以上にハードなコースとなっている。
全体の消耗が少しずつ進んだところでチーム右京がコントロールするように動きを始める。
キナンとしてはまだまだ掻き乱したかったこともあり、コントロールが安定する前にアタックを仕掛けて集団の活性化を狙って行った。
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大きな動きが出来たのが中盤に入ろうかというタイミング。
レバンテフジのバトムンフ選手が単独の抜け出しを計ったタイミングで自分がブリッジする形で追いつく。
ちょうどコーナーが近かったため、追いついたまま後ろでコーナーをパスした。
コーナーを抜けた先で自分の後ろにいたVC福岡の横塚選手がアタック。
反応はしたものの、コーナー前で脚を使っていたこともあり、少し離れてしまう。
そこに加えて後ろからチーム右京のダイボール選手がアタックして横塚選手と合流。
後ろに選手が居たため、交代のサインを出すとスパークル大分の孫崎選手が前2人を追い始める。
その後ろに入るが、瞬間的な脚のダメージが大きくかなり苦しんでいた。
前2人、孫崎選手と自分、というような形で追いかけっこをし、合流と分裂を繰り返した結果、1周後にはダイボール選手が単独先行したところにブリッツェンのアベタカさんがブリッジし、それを各選手が独走で追う、という無茶苦茶に辛い展開になっていた。
一見追いつけそうに見えるが、脚が限界で差が詰まらないという苦行。
後ろを振り返ると集団が追いついてきていたので、最後に踏んで少しでも差を詰めた状態で交代し、一気に下がる。
そのあとの動きで大喜を含む10名弱が先行した。
しかしこの先行にはスプリンターが多く乗っており、特にチーム右京が人数を揃えていたこともあって大喜は不利な立場にあり、先頭交代を拒否することになる。
他の逃げに入った選手も不利と判断した選手が多く、右京の小石選手とアベタカさんが2人でローテーションを回していた。
集団は人数が残っており不利な立場、かつ牽引が可能なチーム、ということでキナンがメインで牽くことになる。307639359_645921813600334_6821216248893543730_n.jpg
打ち合いで消耗していた自分も時間をおいて回復してからローテーションに加わり、スパークル大分の住吉選手も含めたキナンの中島さんを除く全員の計5名で牽引する。
現状では逃げを2人しか牽いていないが、逃げ切りが濃厚と判断されると協調が始まり絶対に追いつけなくなる可能性がある。
一刻も早く逃げとのタイム差を詰め、プレッシャーをかけることで逃げ内で抜け出しを計るような動きや、吸収後に備えるというような考えが浮かぶようにしないといけない。
逃げの消耗を狙うようなタイム差を維持するコントロールでは無く、詰める気満々で先頭に出た際には踏んでいた。
タイム差は1周で2秒くらいの感覚で詰まっていたが、同時に脚の消耗も激しかった。
正直、吸収できるかどうかは微妙なラインではあったが、とにかく差を詰めないことには話にならないし、悠長にやっていると手遅れになるという焦りもあり、後先考えずに本気で追っていた。
その分牽引している選手の消耗も激しく、ローテーションに回れる選手はドンドンと減っていったが、ラスト5周あたりでは10秒ほどまで差が詰まっており、逃げ集団の協調が乱れて逃げの打ち合いになっていた。307840927_527685242031389_4725262821146702774_n.jpg
ローテーションに回っていた選手が散ったころには、追走のに伴うインターバルで集団の人数は10名ほどにまで絞られていた。
出し切って集団から遅れながら、吸収は無理か?とも思ったが、残った選手が前を協力して追ったことで集団は一つにまとまり、その後アタックと抜け出しを繰り返しつつも小集団でのスプリントとなり、中島さんが3位に入ってくれた。


感想

動きのタイミング的にかなり悪い状況で逃げが決まったことで相当に苦しんだ。
前半からペースが速くそのまま、中盤から終盤にかけて牽引を行い、最終的に使い切って遅れるというレースだったので終始辛かった印象が残っていた。
特に逃げが決まる直前の追い合いのタイミングでは心臓が限界に近い状態だったのでかなり追い込んでいた。
辛いレースではあったが、一度限界まで追い込んだ後に、ローテーションに回れるくらいまで回復するということを確認できたという意味では収穫があったように感じる。


キツさレベル
10
終始辛かった。
それ以上に言うことが無いくらいに辛かった。
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