ニュージーランド・サイクル・クラシック 1日目
CATEGORYレースレポート
クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:ニュージーランド
日程:1月11日
距離:158km→120km
天候:雨
平均ワット:243W
最大ワット:883W
出場チームメイト:81トマ・ルバ、82ドリュー・モレ、83ライアン・カバナ、84山本元喜、85新城雄大、86孫崎大樹
レースレポート
久しぶりの海外遠征!
新型コロナウィルスが蔓延する前が最後で、その時もニュージーランドとオーストラリアでレースに出ていた。
前回はかなりのハイペースで集団に付いて行くだけで大変というイメージのあったこのレースであるが、今回は昨年からそこまでトレーニングを休まずに継続してきたことである程度は走れるだろうという予想の元レースを迎えることになった。
南半球ということで温暖な気候化と思いきや、ニュージーランドの年間平均気温は14℃と意外と低い。
南半球ではあるが、かなり南に位置しているため涼しいのだろう。
ちなみに日の出は6時で日没は9時と日照時間はかなり長い。
今日の天気はあいにくの雨。
気温14℃あたりでの雨のレースなので十分に寒かった。
自分的にはレースが始まれば体温が上がるので、セパレートワンピースのみで出走したが、他の選手はレインジャケットを着ている選手が多かった。
肝心のレースは最初の5kmのパレードラン中にメカトラブルで遅れた選手が居たということでかなりパレード走行の距離を伸ばしてからのレーススタートとなった。

スタート直後からアタックが連続する。
ペースは記憶の通りにめちゃくちゃ速く、スタート後からの1時間を時速47kmで駆け抜けた。
その間は延々とアタック合戦が続いていた。
全力で逃げを打ち合い、それを潰してを繰り返し続ける。
キナンとしては直近のオーストラリア選手権で4位に入ったドリューが登りで勝負できるので、第3ステージまでは大きなタイム差を作りたくない、という思惑があり、逃げには入るが逃げ切りを狙うわけでは無い、というのが今日のスタンス。
とにかく人数が増えそうな逃げにはチェックに入り、逃げが決まったさいにキナンが後手を踏んでいる状況にならないように気を付ける。

途中までは雄大も動いていたのだが、道が荒れている区間でパンクしてしまい、そこからさらにペースが上がったことで中々集団に復帰できなかったらしい。
元々舗装がキレイでないことに加えて、雨で崩れかけている部分もあり、かなりパンクしやすい状況になっており、ひどい区間では一気に10人近くがパンクしていた。

雨がかなり激しく、レースの途中で本来なら2周回る途中の周回を1周に減らすという発表があった。
気温が低いことで体力も消耗しやすい状態だったので、適切な判断だったと思う。
1時間以上打ち合いが続いた結果、3人が抜け出して集団が落ち着いた。
やっと休める、と油断したタイミングでKOMの登りが始まり、集団が縦に伸びる。
登りでは集団が一つのまま通過したのだが、下りでさらに加速したために集団が3つほどに分断された。
真の悪いことにかなり後方で休んでいたせいで最終集団に取り残される。
ギリギリ先頭集団が見える状態で、一生懸命追っていたがチームカーに抜かされた。
直後にチームカーの車列が減速したので、抜いて行くと前方に10名以下の集団が見えた。
キナンのチームカーを抜きざまに、ドリューが前で遅れているから集団に引き戻すように指示が入る。
こりゃまずい、と他の選手たちと協力して先頭を追いかけた。
追いつかない可能性も結構ある、と覚悟していたが幸い前が緩んだことで何とか追いつけた。
おそらく逃げが捕まったことでペースが落ちたようだった。

そして再びアタック合戦。
ラスト20kmを切ろうかというタイミングでも今日は逃げを狙う動きが延々と続いていた。
自分は前半の動きと、直前の追走でかなり脚を消耗していたので、チェックに入るだけにとどめる。
何度かの打ち合いの後にライアンがタイミングよく先行する2人にブリッジをかけ、元から逃げていた1人と、そのあとに単独でブリッジをかけた1人が加わり、5人逃げが形成された。
自分は集団の前方にとどまりつつ、他のチームのブリッジの動きを潰していた。
ライアンたちの集団はギリギリ見える位置にいたものの、集団も結構疲弊していたことでペースが上がらず逃げ切りになった。
ライアンは逃げ集団で登りのスプリントとなり2位でゴール。
メイン集団はラストに孫崎で集団スプリントの勝負をする予定だったが、みんなが結構疲弊しきっていたことで不発に終わった。
自分は最後の緩い登りで脚が残っておらず、少し遅れてゴール

感想
久々の海外のUCIレースだったのに、かなりハードな1日となった。
雨に関しては体が冷えることでオーバーヒートしなくなるので、個人的にはありがたいが、視界が悪くなったり、パンクのリスクが増えるのでやっぱりありがたくない。
コンディションは悪くないので、どこかで見せ場を作れればいいな、というイメージで残りのステージを走りたい。
キツさレベル
9
かなり積極的に動いていたので、かなり疲れた。
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開催地:ニュージーランド
日程:1月11日
距離:158km→120km
天候:雨
平均ワット:243W
最大ワット:883W
出場チームメイト:81トマ・ルバ、82ドリュー・モレ、83ライアン・カバナ、84山本元喜、85新城雄大、86孫崎大樹
レースレポート
久しぶりの海外遠征!
新型コロナウィルスが蔓延する前が最後で、その時もニュージーランドとオーストラリアでレースに出ていた。
前回はかなりのハイペースで集団に付いて行くだけで大変というイメージのあったこのレースであるが、今回は昨年からそこまでトレーニングを休まずに継続してきたことである程度は走れるだろうという予想の元レースを迎えることになった。
南半球ということで温暖な気候化と思いきや、ニュージーランドの年間平均気温は14℃と意外と低い。
南半球ではあるが、かなり南に位置しているため涼しいのだろう。
ちなみに日の出は6時で日没は9時と日照時間はかなり長い。
今日の天気はあいにくの雨。
気温14℃あたりでの雨のレースなので十分に寒かった。
自分的にはレースが始まれば体温が上がるので、セパレートワンピースのみで出走したが、他の選手はレインジャケットを着ている選手が多かった。
肝心のレースは最初の5kmのパレードラン中にメカトラブルで遅れた選手が居たということでかなりパレード走行の距離を伸ばしてからのレーススタートとなった。

スタート直後からアタックが連続する。
ペースは記憶の通りにめちゃくちゃ速く、スタート後からの1時間を時速47kmで駆け抜けた。
その間は延々とアタック合戦が続いていた。
全力で逃げを打ち合い、それを潰してを繰り返し続ける。
キナンとしては直近のオーストラリア選手権で4位に入ったドリューが登りで勝負できるので、第3ステージまでは大きなタイム差を作りたくない、という思惑があり、逃げには入るが逃げ切りを狙うわけでは無い、というのが今日のスタンス。
とにかく人数が増えそうな逃げにはチェックに入り、逃げが決まったさいにキナンが後手を踏んでいる状況にならないように気を付ける。

途中までは雄大も動いていたのだが、道が荒れている区間でパンクしてしまい、そこからさらにペースが上がったことで中々集団に復帰できなかったらしい。
元々舗装がキレイでないことに加えて、雨で崩れかけている部分もあり、かなりパンクしやすい状況になっており、ひどい区間では一気に10人近くがパンクしていた。

雨がかなり激しく、レースの途中で本来なら2周回る途中の周回を1周に減らすという発表があった。
気温が低いことで体力も消耗しやすい状態だったので、適切な判断だったと思う。
1時間以上打ち合いが続いた結果、3人が抜け出して集団が落ち着いた。
やっと休める、と油断したタイミングでKOMの登りが始まり、集団が縦に伸びる。
登りでは集団が一つのまま通過したのだが、下りでさらに加速したために集団が3つほどに分断された。
真の悪いことにかなり後方で休んでいたせいで最終集団に取り残される。
ギリギリ先頭集団が見える状態で、一生懸命追っていたがチームカーに抜かされた。
直後にチームカーの車列が減速したので、抜いて行くと前方に10名以下の集団が見えた。
キナンのチームカーを抜きざまに、ドリューが前で遅れているから集団に引き戻すように指示が入る。
こりゃまずい、と他の選手たちと協力して先頭を追いかけた。
追いつかない可能性も結構ある、と覚悟していたが幸い前が緩んだことで何とか追いつけた。
おそらく逃げが捕まったことでペースが落ちたようだった。

そして再びアタック合戦。
ラスト20kmを切ろうかというタイミングでも今日は逃げを狙う動きが延々と続いていた。
自分は前半の動きと、直前の追走でかなり脚を消耗していたので、チェックに入るだけにとどめる。
何度かの打ち合いの後にライアンがタイミングよく先行する2人にブリッジをかけ、元から逃げていた1人と、そのあとに単独でブリッジをかけた1人が加わり、5人逃げが形成された。
自分は集団の前方にとどまりつつ、他のチームのブリッジの動きを潰していた。
ライアンたちの集団はギリギリ見える位置にいたものの、集団も結構疲弊していたことでペースが上がらず逃げ切りになった。
ライアンは逃げ集団で登りのスプリントとなり2位でゴール。
メイン集団はラストに孫崎で集団スプリントの勝負をする予定だったが、みんなが結構疲弊しきっていたことで不発に終わった。
自分は最後の緩い登りで脚が残っておらず、少し遅れてゴール

感想
久々の海外のUCIレースだったのに、かなりハードな1日となった。
雨に関しては体が冷えることでオーバーヒートしなくなるので、個人的にはありがたいが、視界が悪くなったり、パンクのリスクが増えるのでやっぱりありがたくない。
コンディションは悪くないので、どこかで見せ場を作れればいいな、というイメージで残りのステージを走りたい。
キツさレベル
9
かなり積極的に動いていたので、かなり疲れた。
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