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ニュージーランド・サイクル・クラシック 4日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:ニュージーランド
日程:1月14日
距離:121km









天候:晴れ
出場チームメイト:81トマ・ルバ、82ドリュー・モレ、84山本元喜、86孫崎大樹
平均パワー248W
最大パワー963W

レースレポート

ニュージーランド4日目!
初日の雨で牧場から流れ出た土砂の巻き上げによる腹痛で多くの選手がリタイアした3日を越え、残すところ平坦基調の2ステージのみとなった。
キナンもライアンと雄大がリタイアになってしまい、中々に辛い状況。
孫崎も下痢が続いている様子。
今日のキナンの作戦としては積極的に逃げを狙って動いて行く。
ドリューが総合6位に付けているが、それを守るよりもステージや総合順位を上げるために逃げを狙って動いて勝負に出る、という日。
そして集団スプリントになった場合には孫崎で勝負する。
ニュージーランド到着初日にコースの下見はしているが、基本的には平坦なものの登りは短く急、コーナーの連続する下りを抜けた先からド平坦、というコースで伸び縮みがかなり激しいレースになることが予想された。
逃げを狙うのも必要なのだが、動き過ぎてしまうと脚を使いすぎてDNFになる危険もあるコースだと感じていた。

今日もパレード走行を挟んでからのレーススタートとなるが、珍しく予定通りのスタート時間にレースが始まった。
下り切って平坦に入ったところでレーススタート。
動きを見ながら位置を上げていくが逃げを狙う選手も多く、海岸線に沿ってコーナーの多いコースで中々前に上がれない。
反時計回りの周回コースで右側は常に海なのだが、ガードレールもなくチラリと見た感じでは縁石の向こう側はゴツゴツした岩肌だったので、落ちたらタダでは済まない。
タイミングを見て先頭に出れたので逃げに乗る動きを繰り返していく。
昨日に総合順位で結構遅れたので、自分は逃げに入ったとしてもリーダーチームのブラックスポーク的には問題ないだろう、と考えて今回のレース期間中で一番積極的に動いてみた。
これまではチェックに入るだけだったが、自分からアタックをしてみたりもするが決まらない。
基本的には平坦区間で逃げを打ちに行くわけだが、動き過ぎると登りで耐え切れずに位置を下げてしまう。
案の定耐え切れずに位置を下げてしまい、下り切った加速でブチブチに千切れる集団で耐えて先頭に合流、少し休んで再びアタック、という繰り返しになる。
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中々決まらず、延々と動いていたことで流石にかなり辛くなってくる。
当然ゴールする必要もあるので、ここで脚を使い切るわけはいかない。
3周目の時点でもう動くのはやめておこう、と位置を下げる。
その少しあとにトマが逃げる選手にブリッジを試みたが逃がして貰えずに捕まる。
このタイミングなら決まるかもしれない、と感じ、ちょうど自分の前が開いていたので、直観的にアタックし先行していたセントジョージの選手に合流する。
そこにクープランドの選手が合流し、3人で抜け出す。
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後ろを振り返ると集団が止まっており、これは逃げを決められるチャンス。
3人で踏んで差を広げていき、逃げを確定させれた。
しばらくしてから、単独でピスタコルサの選手が追いついてきて4人で逃げることとなった。
4人でローテーションを回すものの、脚を使いすぎないように結構セーブして走るようにしていた。
脚を見た感じだと自分以外の選手はクライマーっぽかったので、仮に逃げ切りになりそうな場合には登りで千切られないようにだけして、ゴールスプリントに挑めばいい。
協調して逃げれていたのだが、途中で一度コミッセールバイクに突っ込んでしまう。
右側で走っていたコミッセールバイクが急減速し、ローテーションの前3人が避けたものの、4人目の自分の頃にはかなり速度差が出ていたので、左右に逃げることもできず真っ直ぐにバイクに突っ込んでいく。
ブレーキしたものの全然間に合わず、後輪が浮き上がり最初に前輪がバイクの後輪に突っ込み、そのまま前転する勢いで後輪が跳ね上がったが、バイクの後ろに付いているラゲッジボックスに上腕でぶつかり、跳ね返されてそのまま綺麗に後輪から着地した。
幸い地面に落ちずに擦過傷を追わなかったものの、前3人と離れてしまったのコミッセールカーに引き戻して貰い、逃げ再開。
そこからは再び淡々とローテーションを回して逃げを続ける。
タイム差は1分前後を行ったり来たりしており、逃げ切らせるつもりは全く無さそう。
最終的にラスト3周で逃げ集団の協調が崩れてアタックが始まり、ピスタコルサの選手と一緒に2人逃げになる。
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その2人で逃げたは良いものの、登りでペースを上げられたことで自分が千切れ、そのまま後ろに迫っていた集団に飲み込まれる。
集団内で1周残ったものの、ラスト2周の登りでのトマのペースアップで遅れ、そこからは流してゴールした。
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感想

途中でトラブルがあったものの、今シーズン初逃げを決められてよかった。
自分が逃げたことでメイン集団では残る3人が良い位置で走ることが出来ていたようなので、意味があったと思う。
最後までしっかりと追い込んだうえで、千切れてからも単独で淡々と走り続けていたのでかなり疲れたが残すところあと1日なので出し切れてよかった。


キツさレベル
10
しっかりと出し切って、ヘロヘロになりながらゴールした。

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