ニュージーランド・サイクル・クラシック 5日目
CATEGORYレースレポート
クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:ニュージーランド
日程:1月15日
距離:49km
開催地:ニュージーランド
日程:1月15日
距離:49km
天候:晴れ
出場チームメイト:81トマ・ルバ、82ドリュー・モレ、84山本元喜、86孫崎大樹
平均パワー288W
最大パワー903W
レースレポート
ニュージーランド5日目!
今日は前日のミーティングでは孫崎のゴールスプリントとドリューの総合の維持がメインの目的となっていた。
しかし、ミーティング後に元々お腹を下していた孫崎の体調が本格的に悪化し、最終日は棄権することになった。
その結果、最終日は自分、トマ、ドリューの3人で出走することに決まった。
今回のコースは1周1.6kmのクリテリウム。
距離は決まっておらず、1時間走ってから3周してゴールというシクロクロス形式でのレースとなっていた。
コース上は基本的に広いものの、車の速度を抑制するための石畳のバンプが複数個所にあり、そのうちいくつかはコーナー手前に設置されていた上に、ニュージーランドは道のセンターラインが盛り上がる形で水捌けを良くしているので、コーナーでアウト側に膨れると若干の逆バンクになるという、中々辛い仕様になっていた。
基本平坦系が強いオセアニアの選手がメインのクリテリウムというだけでもペースが速くて辛そうなのに、さらにコースもあまり宜しくない、ということで辛い。
孫崎が走らないことで作戦もかわるので トマに「どうする?」と尋ねると「エンジョイ レース」と苦笑いしていた。
そんなこんなでレース開始。
1周のパレード走行後のスタートだったが、総合10位まで数秒差の選手が多かったこともあり、やる気満々で前に上がってく選手が多かった。
自分はトラブル時や少しでも位置取りの手助けが出来れば、とドリューのそばにいたが、レース開始時はほぼ最後尾でのスタートとなってしまう。
クリテリウムでは例外なく、速度が上がりインターバルがかかり始めると最後尾は地獄を見ることとなる。

今回も例外ではなく、ほぼ最後尾スタートのせいで初っ端から半端なく辛かった。
途中で一度、ドリューを引き上げるために一気に先頭まで上がった。

当然、脚を使って先頭まで出るわけだが、その後のコーナーでリーダーチームの真後ろに入ることとなった。
そのタイミングで他チームの選手がアタック。
当然リーダーチームが反応して追う。
リーダーチームのブラックスポークも腹痛で2人リタイアしているとはいえ、やはりプロチーム、かなりハイペースで追ったので、耐え切れずに離れてしまう。
何とか差を埋めるべく全力で踏んでいると前方で総合リーダーが後ろを振り返り、差が出来ていることを知って踏み始める。
これで逃げが出来てしまうと戦犯なので全力で踏んでいたが、脚が限界。
どうしようもない、と思っていると自分の後ろにいた選手がアタックしていったことで集団が繋がり一安心。
そんなこんなで散々苦しみ、現在の時間を確認すると25分しか経っていなかった。
全然楽しめていないこともあり、嫌な時間は長く感じるのだろう。
そこからはひたすら我慢していた。

流石にレース時間が進むにつれてペースも落ち着いて行き、前に上がれるタイミングを見つけドリューの近くを維持するようにしていた。
直線区間で前に上がろうとしていることが多かったので、少しでも風よけになるべく、前に出ては引き上げるという動きを何度か繰り返していたが、再び徐々にペースが上がり始めたタイミングで自分の前で落車が発生。
ドリューは前に居たので問題なかったが、自分は若干の足止めをくらい集団内での位置をかなり下げてしまった。
そこからはペースが上がり始めたこともあって、位置を上げることが出来ず集団の後方で走ることとなった。
流石に20周近くコースを走っていると特徴が掴めるので、上手く脚を使わないように気を付け、もしもドリューが位置を下げてきたら引き上げれるように備えていた。
ドリューはそのまま前方で上手く位置をキープしながら走り続けていたので、自分の出番はなく、トマと一緒に集団の後方でゴールした。

感想
平坦系の強い選手が多いオセアニア系でのクリテリウムということでかなり警戒していたが、想像していた通りに半端なく辛かった。
コーナー自体はそこまで速くは無かったのだが、集団のインターバルが非常に激しく、特にペースが上がっているときには全力で踏んでも前との車間が詰まらない、という辛さを感じた。
今回は腹痛や体調不良で大量に選手がおりていたので集団がかなりコンパクトになっていたわけだが、それでも今日ほど辛かったわけなので、仮に初日にクリテリウムがあったり、リタイア選手の少ない状態で最終日を迎えていたら、もっと苦しかったことは想像に難くない。
ちなみに、総合ジャンプアップを狙って逃げやスプリントに挑むも散った選手も多かったようで、今日も10人以上がリタイアし、最終的にゴールしたのは42人だった。
86人が出走していたので半数以上がリタイアする非常にハードなレースだった。
リタイアの原因は半分以上が体調不良だとは思うが。
何はともあれ、今回は無事に最終日を走り切ることが出来、コンディション的にもかなり良いということが分かったので、次のレースに備えて休憩とトレーニングを積んでいきたい。
キツさレベル
9
途中で11くらいまで行ってしまい、本当に辛かったが、途中から休めたおかげで最後の方では少しだけ余裕があった。
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出場チームメイト:81トマ・ルバ、82ドリュー・モレ、84山本元喜、86孫崎大樹
平均パワー288W
最大パワー903W
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ニュージーランド5日目!
今日は前日のミーティングでは孫崎のゴールスプリントとドリューの総合の維持がメインの目的となっていた。
しかし、ミーティング後に元々お腹を下していた孫崎の体調が本格的に悪化し、最終日は棄権することになった。
その結果、最終日は自分、トマ、ドリューの3人で出走することに決まった。
今回のコースは1周1.6kmのクリテリウム。
距離は決まっておらず、1時間走ってから3周してゴールというシクロクロス形式でのレースとなっていた。
コース上は基本的に広いものの、車の速度を抑制するための石畳のバンプが複数個所にあり、そのうちいくつかはコーナー手前に設置されていた上に、ニュージーランドは道のセンターラインが盛り上がる形で水捌けを良くしているので、コーナーでアウト側に膨れると若干の逆バンクになるという、中々辛い仕様になっていた。
基本平坦系が強いオセアニアの選手がメインのクリテリウムというだけでもペースが速くて辛そうなのに、さらにコースもあまり宜しくない、ということで辛い。
孫崎が走らないことで作戦もかわるので トマに「どうする?」と尋ねると「エンジョイ レース」と苦笑いしていた。
そんなこんなでレース開始。
1周のパレード走行後のスタートだったが、総合10位まで数秒差の選手が多かったこともあり、やる気満々で前に上がってく選手が多かった。
自分はトラブル時や少しでも位置取りの手助けが出来れば、とドリューのそばにいたが、レース開始時はほぼ最後尾でのスタートとなってしまう。
クリテリウムでは例外なく、速度が上がりインターバルがかかり始めると最後尾は地獄を見ることとなる。

今回も例外ではなく、ほぼ最後尾スタートのせいで初っ端から半端なく辛かった。
途中で一度、ドリューを引き上げるために一気に先頭まで上がった。

当然、脚を使って先頭まで出るわけだが、その後のコーナーでリーダーチームの真後ろに入ることとなった。
そのタイミングで他チームの選手がアタック。
当然リーダーチームが反応して追う。
リーダーチームのブラックスポークも腹痛で2人リタイアしているとはいえ、やはりプロチーム、かなりハイペースで追ったので、耐え切れずに離れてしまう。
何とか差を埋めるべく全力で踏んでいると前方で総合リーダーが後ろを振り返り、差が出来ていることを知って踏み始める。
これで逃げが出来てしまうと戦犯なので全力で踏んでいたが、脚が限界。
どうしようもない、と思っていると自分の後ろにいた選手がアタックしていったことで集団が繋がり一安心。
そんなこんなで散々苦しみ、現在の時間を確認すると25分しか経っていなかった。
全然楽しめていないこともあり、嫌な時間は長く感じるのだろう。
そこからはひたすら我慢していた。

流石にレース時間が進むにつれてペースも落ち着いて行き、前に上がれるタイミングを見つけドリューの近くを維持するようにしていた。
直線区間で前に上がろうとしていることが多かったので、少しでも風よけになるべく、前に出ては引き上げるという動きを何度か繰り返していたが、再び徐々にペースが上がり始めたタイミングで自分の前で落車が発生。
ドリューは前に居たので問題なかったが、自分は若干の足止めをくらい集団内での位置をかなり下げてしまった。
そこからはペースが上がり始めたこともあって、位置を上げることが出来ず集団の後方で走ることとなった。
流石に20周近くコースを走っていると特徴が掴めるので、上手く脚を使わないように気を付け、もしもドリューが位置を下げてきたら引き上げれるように備えていた。
ドリューはそのまま前方で上手く位置をキープしながら走り続けていたので、自分の出番はなく、トマと一緒に集団の後方でゴールした。

感想
平坦系の強い選手が多いオセアニア系でのクリテリウムということでかなり警戒していたが、想像していた通りに半端なく辛かった。
コーナー自体はそこまで速くは無かったのだが、集団のインターバルが非常に激しく、特にペースが上がっているときには全力で踏んでも前との車間が詰まらない、という辛さを感じた。
今回は腹痛や体調不良で大量に選手がおりていたので集団がかなりコンパクトになっていたわけだが、それでも今日ほど辛かったわけなので、仮に初日にクリテリウムがあったり、リタイア選手の少ない状態で最終日を迎えていたら、もっと苦しかったことは想像に難くない。
ちなみに、総合ジャンプアップを狙って逃げやスプリントに挑むも散った選手も多かったようで、今日も10人以上がリタイアし、最終的にゴールしたのは42人だった。
86人が出走していたので半数以上がリタイアする非常にハードなレースだった。
リタイアの原因は半分以上が体調不良だとは思うが。
何はともあれ、今回は無事に最終日を走り切ることが出来、コンディション的にもかなり良いということが分かったので、次のレースに備えて休憩とトレーニングを積んでいきたい。
キツさレベル
9
途中で11くらいまで行ってしまい、本当に辛かったが、途中から休めたおかげで最後の方では少しだけ余裕があった。
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