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2023JPT東日本ロードレース Day2

クラス:JPT
開催地:群馬CSC
日程:4月30日
距離:60km







天候:晴れ
出場チームメイト:トマ・ルバ、畑中勇介、山本元喜、新城雄大、孫崎大樹、白川幸希、津田悠義


レースレポート

前日の優勝の勢いそのままに2勝目を掴みたいところではあるが、如何せん距離が非常に短いことで集団スプリント有利なレースになることはある程度予想がついていた。
印象的にはクリテリウムに近い感覚があり、その中でいかに攻撃的に動き、ライバルチームを消耗させ自分たちに有利な展開に持ち込めるか?というのがキナンとしての課題であった。
分かりやすい話が、ゴールスプリントを得意とする愛三とブリヂストンをどうやって消耗させるか?というのが重要だった。
キナンは序盤からかなり積極的に逃げを打ちに行って人数の多い逃げを作ることで追う側が消耗しやすい状況に持ち込みつつ、逃げ切りとスプリントの場合に少人数でも勝負できる展開に持ち込むという作戦になった。
レーススタート直後から積極的に動いて行き、2周目に入った直後に雄大と孫崎を含む9名の逃げが決まった。
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そこからは集団の動きをチェックしつつ逃げにブリッジを仕掛ける選手を選別して見送っていた。
逃げが決まってタイム差が広がり切らないうちにブリジストンがコントロールを開始した。
短期決戦ということでタイム差を調整する牽き方ではなく、かなりのハイペースで逃げを潰しに行く追い方だった。
最初は牽引に回る人数が少なかったので詰め切れないように見えたが、人数を増やしていき確実に詰めに行く体勢になっていたので、ペースのコントロールを乱すために登りでアタックを仕掛けようと身構えたタイミングでちょうどイナーメの選手がアタックしたので、同調して飛び出す。
登りの入り口まで踏みたくなかったので先頭交代を渋りつつ、追ってくるブリジストンの選手たちとの差を確認し、追いつかれるギリギリのタイミングで登りの入り口手前から先頭を変わって踏み始め、そのまま登りに入る。
無理に追ってくるのであれば、登りで過剰に踏み過ぎて追走のペースが落ちるし、見送られた場合にはそのまま逃げまでブリッジを仕掛けてもいい、という気持ちで踏んでいった。
ブリジストンは一瞬追う動きを見せたらしかったが、見送られたことで自分が単独になった。343273413_285026467185905_6992894509162454680_n.jpg
登りの直線区間で逃げが見えたが、思っていた以上に差が詰まっていたので頂上まで踏み切れば捕らえられると判断してそのまま踏み続けて単独でのブリッジに成功した。

逃げは自分を含めて13名になっておりキナンが3人含まれているので逃げ切りで勝負してもいい、と考えて更に孫崎も入っているので逃げ切りからのゴールスプリントを狙った動きにするのが勝率が高いと判断したこともあり積極的にローテーションに加わった。
自分が追いついた時点で残り5周の30kmだったので、緩める意味もなくガンガン踏んで逃げのペースを維持していた。
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しかし、さすがにブリジストンも見送るわけが無くしっかりとタイム差を詰めてきたことで、終盤には詰まったタイム差を利用してトマを含む数名が逃げにブリッジを仕掛け再加速したり、逃げの人数が増えたことで意思統一が図れずにバラけたりとかなりグチャグチャな展開になっていた。
逃げの途中で孫崎にはゴールスプリントを意識して脚を温存しておくようには言っていたので、自分も雄大もかなり積極的に牽いており疲労しており、トマも合流してからはかなり攻撃的に動いていた印象だった。
なので、逃げ切りの方が都合が良かったのだが、やはり追いつかれてしまいゴールスプリントの雰囲気は出ていた。
吸収後もブリジストンがコントロールしていたが、ラスト1周に入ったタイミングでペースを落として休む雰囲気が出たので、休ませないことでゴールスプリントの体勢を崩す目的で間髪入れずにアタックした。
登りの入り口までは逃げられたがそこで捕まってしまい、自分は脚を使い切って千切れた。
結果は集団スプリントとはなったものの、スプリンターチームの列車が機能するような展開では無く、混沌としたスプリントになったようだった。
目的は達成したものの、ラストの連携がイマイチハマらなかったようでキナンとしては孫崎の5位が最高位となった。



感想

リザルトこそ残せなかったが、キナンとしてかなり攻撃的なレース展開を行うことが出来たので良かったと思う。
自分的にも単独でブリッジすることが出来る脚があると確認できたのは良かったし、自分の思っているような動きがレース中に出来るというイメージとコンディションの一致というのもかなり印象が良かった。


キツさレベル
10
最後まで出し切る動きで攻撃的に走れたので疲れた。
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