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2023JCL高知宿毛ロードレース

クラス:JCL
開催地:高知県宿毛市
日程:9月24日
距離:123km







天候:晴れ
出場チームメイト:山本元喜、白川幸希、花田聖誠、宮崎泰史、ドリュー・モレ、ライアン・カバナ


レースレポート

今回のレースではJPTの群馬と分けての2部隊でのレース参戦。
シーズン後半の連戦に向けて入国しているドリューとライアンも含めてのキナン総メンバー出場の週末となった。
ちなみにJCL側は現在ツアーリーダーの自分以外はチーム内でも若い選手で構成されたメンバーでの出場となった。

チームの作戦としてはチームの得意とする作戦を再び確認する、という意味でも積極的に攻撃を仕掛け、人数の絞られる集団内でキナンの割合を増やしていく、という作戦になる。
特に自分は脚に刺激を入れたい思惑もあったため、積極的に動いてレースの状況をかき回すつもりで走る、という事を伝えておいた。

レースは1周のパレードを経てスタートした。
スタート直後から積極的に動いて行き、何度かシャッフルが行われたのちに逃げに入ることが出来た。
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最初は3人だったが、そこに白川を含む3名を加えての6人逃げ。
基本的には調子が上がっているであろう、ライアン、ドリュー、宮崎で勝負をするつもりであったが、逃げ切りの展開になるのであればイレギュラーでも構わない、と考えていた。
また、自分と白川で絶対に勝負しないといけない、という状況でないことも確かなので逃げは継続させるものの、場合によっては捕まってもいい、という挑戦的な逃げになっていた。
もっとも、捕まるときには他の選手も一緒に引き戻し、逃げを潰す形での吸収以外ありえないので、逃げている中でも脚を使い切らないように警戒はしていた。
後方集団も落ち着いてはおらず、タイム差の変動が激しかったが、半分を過ぎたあたりで逃げ集団のローテーションが乱れたことにより失速し、それによって集団との差が一気に詰まった。
その結果、集団からライアンとビクトワール広島のカーター選手が逃げにブリッジし、メンバーが数名入れ替わった状態で再び逃げることになった。
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しかし、その逃げも長くは続かず、次の1周に入るころには後から合流したことで脚に余裕のあったライアンとカーター選手が抜け出す形になり、他のメンバーが逃げに吸収された。
それに対してカウンターをかける形でドリューが単独で前2人を追い、合流。
メイン集団ではビクトワール広島のダイボール選手が逃げを吸収するべく集団を牽引していたが、そもそも自分たちの逃げが吸収されるまでに激しい展開があったらしく、集団の人数がかなり絞られていた。
状況的に逃げ3名を追える選手がダイボール選手以外におらず、自分や宮崎が追走の動きに対応することになっていた。
そのダイボール選手も追走を行っている最中にメカトラに見舞われてしまい、集団からいなくなった。
速度が落ちた集団に分断されていた後方集団が合流し、メイン集団となった事で逃げていない、VC福岡やレバンテフジ、サンブレイブといったチームが合同で追走を開始する。
タイム差は1分45秒辺りを前後しており、状況によっては縮まる可能性も考えられた。
集団で大人しくしていても意味がないので、4位以降の争いを行うように指示が出ていたが、集団にビクトワールのキンテロ選手が残っており、中途半端な仕掛け合いで逃げとのタイム差が詰まった際にブリッジを狙われる可能性があったため、しっかりと逃げ切りが決まってから次の動きを開始する、という話になっていた。
追走の人数が多かったこともあり、ラスト1周に入るまではタイム差を維持していたが、牽く選手が居なくなったことで集団のペースが一気に減速。
逃げとのタイム差が開き始めたことで集団からアタック開始。
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キナンで交互に攻撃を仕掛け、集団に残るビクトワールの選手を削り、最終的に宮崎がラスト数キロを独走する形でアタックを仕掛けたが、途中で捕まってしまい、4位争いは獲れず。
しかし逃げではライアンが優勝し、ドリューが3位に入ってくれてワンスリーを決めることが出来た。


感想

事前の作戦に沿った形でレースを展開し、キナンに有利な状況で終始余裕を持ってレースを展開することが出来た。
欲を出すのであれば、ドリューとライアンに任せきりになる形ではなく、更に人数を増やす形で先頭に合流し、より有利な展開に持ち込むことが出来れば完璧ではあったが、状況によっては展開を振り出しに戻す動きにもなりかねないので、確実にリザルトを残すという意味では最善の結果になったと思う。


キツさレベル

最終局面では脚を出し切るまでアタックを仕掛けられたが、勝ち逃げが決まった後は結構休むことが出来ていた。
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