2023ツール・ド・九州 第2ステージ
CATEGORYレースレポート
クラス:UCI2.1
開催地:熊本県
日程:10月8日
距離:107km
天候:雨
出場チームメイト:山本元喜、新城雄大、孫崎大樹、ドリュー・モレ、ライアン・カバナ、畑中勇介
レースレポート
今日はかなりハードな山岳ステージ。
加えて気温が低く、天候が雨、となってくればとてつもないサバイバルレースになることが予想されていた。
スタートの気温は14℃でそこから緩やかに下っていくというコースレイアウト。
パレード走行は4kmほどだったが、防寒対策に限度のある腕はその間だけでもかなり冷えてきていた。
そしてパレードが終わりレーススタート。
それと同時にARAが集団先頭でペースを上げ始めたので、急いで前に上がり、遅れないように前に残り続ける。
追いの横風の緩い下りの中をかなりのハイペースで走り続け、そのままの勢いで九十九折りの連続する下りへ突入する。
集団前方はある程度固まった状態で下りへ突入したが、集団の後方は引き延ばされた上にコーナーリングの下手な選手が下がってしまうことでブチブチに千切れている、という情報が無線から入る。
下り切った先に中間スプリントポイントがあり、そこへ向けて猛烈なスピードで集団の先頭が駆け抜けていき、その後ろを下りで引き延ばされた集団が全開で付いて行く。
後で聞いた話では自分の位置で40番目くらいだったようだが、その後ろには選手が千切れていなかったらしい。
そのまま中間スプリント通過後にアタックの打ち合いが始まり、軽くチェックに入ったものの、決定的な動きはできず。
そのまま山岳へ向かって位置を前方に上げなおすが、その際に無線からドリューが下りで遅れてそのまま後ろに取り残されている、という情報が入る。
自分と雄大とライアンが先頭に集まっている状態で、孫崎と畑中さんがドリューを引き上げに下がってくれた。
そのおかげで、登りの入り口までにドリューがギリギリ合流し、そのまま集団のほぼ先頭で登りに突入する。
そこから何度かアタックがかかり、4名が先行する状態へ。
余り強力で無かったことと、登りの勢いがあまり無かったので、いったんは見送った状態で他のチームが登りを牽く後ろに入る。
何度か牽くチームが入れ替わり、最終的にARAが牽く真後ろに付けた状態で山頂を通過する。
そこから前方の位置をキープするために雄大と孫崎が2人で先頭でローテーションを開始してくれた。
ライアンとドリューがその後ろに付き、自分が最後尾で他の選手の動きを牽制していた。
そのまま2人が良いペースで牽き続けてくれて、50km地点から始まる10kmの周回コースに入るタイミングではかなりのハイペースで突っ込んでいった。
周回コースの登りの入り口がかなり狭いため、先頭で入らないと勝負に絡めない可能性があり、かなり神経質になりつつ位置を維持し、そのまま登りに突入できた。

しかし、最後尾での牽制の動きや登り入り口手前での張り合いで脚を消耗しすぎていたことで登りの中腹で耐え切れずに先頭集団から遅れてしまった。
後ろから抜いてきた選手に何とか付いて行き山頂をクリア。
第2集団で下り切り、2回目の登りに入ったところで一定ペースで踏み続けていると後ろがやめたことで、愛三の渡邊選手、マトリックスの小林選手、EFの織田選手の4人になる。

そこからは3人でローテーションを回していたが、ラスト3周に入った直後のクランク区間で2番手を走っていた渡邊選手がスリップして落車、それに反応して急ブレーキをした小林選手が落車、自分はブレーキをかけつつ回避できたものの、かなり減速したため、織田選手から離れてしまった。
そのまま単独の状態で踏み続けてラスト3周を消化。

ラスト2周に入ったところでライアンが単独で集団から50秒差で逃げている、と伝えられたため優勝した際に明日にアシストするために脚を温存しておく必要があると考えてペースを緩めたため、後ろの大きい集団に吸収された。
そこからは集団内で休みつつゴールした。
ライアンは途中まで逃げていたが、最後には捕まってしまいステージ8位だった。
感想
かなりハードなシチュエーションで終日大変な1日だった。
天候もゴールまで悪いままで、延々と雨の中を全力で集中して走っていたので精神的にもかなり疲れた。
残すところ1日なので、しっかりと集中して最終日も走り切りたい。
キツさレベル
9
途中までは限界を超えているくらいの辛さがあったが、最後は流しながら走ることが出来たので、少しだけ回復が出来た。
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開催地:熊本県
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距離:107km
天候:雨
出場チームメイト:山本元喜、新城雄大、孫崎大樹、ドリュー・モレ、ライアン・カバナ、畑中勇介
レースレポート
今日はかなりハードな山岳ステージ。
加えて気温が低く、天候が雨、となってくればとてつもないサバイバルレースになることが予想されていた。
スタートの気温は14℃でそこから緩やかに下っていくというコースレイアウト。
パレード走行は4kmほどだったが、防寒対策に限度のある腕はその間だけでもかなり冷えてきていた。
そしてパレードが終わりレーススタート。
それと同時にARAが集団先頭でペースを上げ始めたので、急いで前に上がり、遅れないように前に残り続ける。
追いの横風の緩い下りの中をかなりのハイペースで走り続け、そのままの勢いで九十九折りの連続する下りへ突入する。
集団前方はある程度固まった状態で下りへ突入したが、集団の後方は引き延ばされた上にコーナーリングの下手な選手が下がってしまうことでブチブチに千切れている、という情報が無線から入る。
下り切った先に中間スプリントポイントがあり、そこへ向けて猛烈なスピードで集団の先頭が駆け抜けていき、その後ろを下りで引き延ばされた集団が全開で付いて行く。
後で聞いた話では自分の位置で40番目くらいだったようだが、その後ろには選手が千切れていなかったらしい。
そのまま中間スプリント通過後にアタックの打ち合いが始まり、軽くチェックに入ったものの、決定的な動きはできず。
そのまま山岳へ向かって位置を前方に上げなおすが、その際に無線からドリューが下りで遅れてそのまま後ろに取り残されている、という情報が入る。
自分と雄大とライアンが先頭に集まっている状態で、孫崎と畑中さんがドリューを引き上げに下がってくれた。
そのおかげで、登りの入り口までにドリューがギリギリ合流し、そのまま集団のほぼ先頭で登りに突入する。
そこから何度かアタックがかかり、4名が先行する状態へ。
余り強力で無かったことと、登りの勢いがあまり無かったので、いったんは見送った状態で他のチームが登りを牽く後ろに入る。
何度か牽くチームが入れ替わり、最終的にARAが牽く真後ろに付けた状態で山頂を通過する。
そこから前方の位置をキープするために雄大と孫崎が2人で先頭でローテーションを開始してくれた。
ライアンとドリューがその後ろに付き、自分が最後尾で他の選手の動きを牽制していた。
そのまま2人が良いペースで牽き続けてくれて、50km地点から始まる10kmの周回コースに入るタイミングではかなりのハイペースで突っ込んでいった。
周回コースの登りの入り口がかなり狭いため、先頭で入らないと勝負に絡めない可能性があり、かなり神経質になりつつ位置を維持し、そのまま登りに突入できた。

しかし、最後尾での牽制の動きや登り入り口手前での張り合いで脚を消耗しすぎていたことで登りの中腹で耐え切れずに先頭集団から遅れてしまった。
後ろから抜いてきた選手に何とか付いて行き山頂をクリア。
第2集団で下り切り、2回目の登りに入ったところで一定ペースで踏み続けていると後ろがやめたことで、愛三の渡邊選手、マトリックスの小林選手、EFの織田選手の4人になる。

そこからは3人でローテーションを回していたが、ラスト3周に入った直後のクランク区間で2番手を走っていた渡邊選手がスリップして落車、それに反応して急ブレーキをした小林選手が落車、自分はブレーキをかけつつ回避できたものの、かなり減速したため、織田選手から離れてしまった。
そのまま単独の状態で踏み続けてラスト3周を消化。

ラスト2周に入ったところでライアンが単独で集団から50秒差で逃げている、と伝えられたため優勝した際に明日にアシストするために脚を温存しておく必要があると考えてペースを緩めたため、後ろの大きい集団に吸収された。
そこからは集団内で休みつつゴールした。
ライアンは途中まで逃げていたが、最後には捕まってしまいステージ8位だった。
感想
かなりハードなシチュエーションで終日大変な1日だった。
天候もゴールまで悪いままで、延々と雨の中を全力で集中して走っていたので精神的にもかなり疲れた。
残すところ1日なので、しっかりと集中して最終日も走り切りたい。
キツさレベル
9
途中までは限界を超えているくらいの辛さがあったが、最後は流しながら走ることが出来たので、少しだけ回復が出来た。
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