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フルクラム SPEED42 レビュー

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フルクラムの今年の新作ホイールであるSPEED42!
全日本選手権から実践投入しており、それも踏まえたフィーリングをこの記事では紹介したいと思います!



5月の前半に発表となったフルクラムのSPEED42。
スペックとしては内幅が23mmであり、前モデルよりリムハイトが上がったことで空力性能を増しつつも重量も軽減することに成功している点等から自分は個人的にも欲しいと狙っていました。
トレーニングでも使用したいと考えていたこともあって、個人で購入して先の全日本選手権からレースホイールとして使用しました。
自分の感覚ではトレーニングホイールとレースホイールは同一のものを使用するのが理想だと考えています。
ホイールが変わればバイク全体の乗り味、踏み込みに対する反応、バイクシステム全体の剛性感が変化してくるからです。
トレーニングとレースでポジションを変化させないように、トレーニングとレースでは一緒の機材を使うことが理想的、と考えることもできるわけです。
そういう面において、チームがサポートを受けているフルクラムから新型のレースホイールが発表された際にはトレーニングで使うためにも個人購入したい、と考えていた自分にとって全日本選手権に間に合うタイミングでデリバリーが開始されたことは偶然とは言えラッキーでした。

トレーニング時に初めてSPEED42を使った際に一番に感じたのは「分かりやすくフルクラムらしいホイールだな」という印象です。
具体的には非常に剛性感が高く、踏み込みに対して恐ろしく素直に進んでくれます。
加えた力を余すことなく推進力に変えているように感じるほど進むため、登りの急勾配の区間でもシッティングで延々と踏み続けることが出来ます。
また、力の入力の方向が変わった際に力の逃げる感覚が無いため、高回転で回していてもムラなく進んでくれる感覚があります。
自分は基本的に高ギアでトルクをかけてギシギシ踏むタイプなのですが、ギシギシ踏んでいるつもりなのにスルスルと進んでくれるので勝手にケイデンスが上がってしまうほどです(笑)
平坦においても分かりやすく速いです。
2mmではあるものの前モデルからリムハイトが上がったことと、それ以上にリム幅が広がったことで空力性能が上がっており、剛性感が高いこともあって無理なく速度を維持することが出来ます。
また、どのスピード域であっても踏み出しから加速する反応性がありますし、スプリントのような高速域で出力を発揮するようなホイールに大きな力がかかる際にもしっかりと受け止めて推進力に変えてくれます。
それらの中でも特に踏み出しや加速の軽さを実感する場面としては、勾配が緩くなり始める瞬間が一番大きいです。
一定の出力で踏んでいると勾配が緩くなった瞬間に後から押し出されるような感覚で加速し始めます。

カタログスペックの中で個人的に攻めたな、と感じた部分はリムの内幅が23mmになっている点ですね。
昨今のリム幅のワイド化に対応した結果だとは思うのですが、フルクラムのラインナップ内における前モデルのカーボンディープホイールが内幅19mmだったので、21mmを飛ばしての23mm採用になります。
同じタイヤをリムの内幅の違うホイールに装着した場合、リムの内幅が広いホイールの方がタイヤ幅が太くなります。
逆に、リムの内幅が広がる、という事は、同じ外幅にそろえた場合にタイヤ本体の幅を狭くすることができる、という事になります。
つまり、内幅19mmと23mmのホイールでは、実寸のタイヤ幅を28mmにした場合に23mmのホイールの方がタイヤ幅が短くなるという事であり、タイヤを軽量化することが出来ます。
つまり、カタログスペックとしては今回のSPEED42は前モデルから大幅に軽量化されたわけではありませんが、タイヤも含めて考えるとカタログ値以上の軽量化が成功していることになります。
ちなみにフルクラムの設計では外幅28mmのタイヤを装着した際に一番性能を引き出すことが出来る、となっているので内幅が19mmで設計されているタイヤを使用する際には28Cより少し小さいものを使う必要があります。
また、空気圧の設定としては体重62kgぐらいの自分で前輪4.2barほどに設定するとかなり良いフィーリングになります。

メーカーサイトでもハンドリング性能の向上が紹介されていますが、コーナーリングの際には驚くほどキレ良く曲がってくれる感覚があります。
トレーニングの時点でバイクの倒しこみに対して素直に曲がり、コーナーリング中であってもラインを変更できる余裕があったので安心感が高いと感じていました。
実際に全日本で使用した感想としては、コーナーでのバイクコントロールが明らかに向上しており、ホイールの剛性感が上がったこともあってか路面からのグリップ感をダイレクトに感じつつ、不安なくバイクを倒しこむことが出来ました。
バイクを倒した状態でも安心してペダリングが出来るため、数年ぶりにペダルで地面を掻いてしまったほどです。
コーナーリングの際に他の選手よりも内側に切り込むことが出来るため、走行距離を短くすることが可能であり、地味ではありますが確実に脚を温存できたように感じます。
プロトン内で「下りが下手」で有名な自分の動きが激変したことによって、一緒に逃げていた他の選手から自分の下りの速さについて疑問が出るほどに速くなっていました(笑)
分かりやすく印象を伝えようとするのであれば、それまで下ハンドルで曲がっていたコーナーに対してシフトレバーを握ったままそれまで以上の速度で曲がれる、といった感覚でしょうか。

全体的なホイールのスペックとしては、かなりレース向きに性能が振り切られているホイールだと感じていますが、乗り味や踏んだ際の感覚が安価なホイールと明らかに違うため、トレーニング時から使用するべきだろうと思います。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

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