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2023AACA第10戦長良川

クラス:AACA
開催地:長良川
日程:12月10日
距離:100km








天候:晴れ
出場チームメイト:トマ・ルバ、山本元喜、孫崎大樹、宮崎泰史、津田悠義
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レースレポート

今回のAACAは公式戦も一通り終えたのちのレースというわけで特に明確な目的は無く参加した。
個人的にはそこまで重要ではないが、“そこまで重要ではないが”年間リーダーに王手をかけている孫崎に少し、ほんの少し嫌がらせをして、メンドクセェって思わせれればいいな、という気楽な感じで挑んだ。
具体的には孫崎を逆転できる人を逃がしたり、その逃げに入って全力で牽引することで孫崎が追わないといけない展開を作ったり、孫崎と一緒に逃げて最終局面で集団に追いつかれるかどうか?みたいな状態にして全開で牽かないといけない状況に持ち込んでから、単独でアタックして自分が優勝したり、といった具合に、今日で総合リーダーが決まるからこそのレース展開、というのを作りたかった。
当然、そういった流れを利用して、孫崎以外の総合リーダーになれる可能性のある人たちの脚も削ったうえで、最終的に自分がこの日の勝利をもらうというのは裏の目的でもあった。
つまり、漁夫の利作戦である。

レースはスタートから激しいアタックが続く展開になった。
最初の宮崎の飛び出しに関しては、ギリギリのブリッジをかけたくなる距離を保った状態で集団を牽引していたが、ブリッジではなく何故か数名で協力して前を追い始めたことで飛び出しが潰れた。
個人的には、孫崎に対して逆転の目がある上位の人を逃がしたうえで、集団の勢いを抑えて孫崎がブリッジしたり牽引したりするのを妨害する、というのがメインのプランではあった。
仮に上位の人たちが入っていない逃げが出来た場合、これに関しても見送っていい状況で、その場合は得点を重ねなければ孫崎を逆転できない上位の人たちが焦ることになる。
孫崎が追い込まれた方が面白くはあるが、アタックの掛け合いを重視するAACAにおいて、逃げを打たずに後手を踏むことでチャンスを失いかねない上位の人が居るなら、それはそれで焦ってもらうのもありかな?という考えでもあった。
孫崎が居ないが上位の人が入った逃げに自分が入って全力で牽引することで、プレッシャーをかけることもできるので、自分自身もかなり積極的に攻撃は仕掛けていたのだが、中々逃げが決まらなかった。
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抜け出すことはあっても、抜け出した先でローテーションが上手く回っていなかったり、集団から単独で抜け出しての追走では無く、集団を牽引して逃げを潰す、という動きも生まれていたことがそれに拍車をかけていた。
逃げに乗りたいのであれば集団を牽引するのではなく、単独でブリッジをかけるようなキレのいいアタックが適切なのだが、アシストのつもりなのだろうか?という動きもいくつか見られた。
ちなみに自分は孫崎が数名で逃げようとした際には、集団を引き連れて追いつき、先頭交代を要求して振り返る孫崎に大袈裟に首を振って交代を拒否して牽制をかける、という遊びもしていた。
状況的に、総合で上位にいる人は孫崎を集団に残した状態で逃げる方が有利なのは間違いないのだが、逆に孫崎をマークしている人もおり積極的じゃなくて面白くないな、という場面もあった。
とはいえ、流石に前半から動き過ぎたせいもあって消耗が激しく、このままやり続けていると自分の勝機を逃すな、と感じたため40kmを過ぎたあたりから動きを抑えて回復に努め、ラスト50kmから再び動き出すための準備を始める。
そんな中、ちょうど中間地点になる50km通過時のゴールラインにて中間スプリントが発生、そこで津田と孫崎が2人で飛び出して全開で競り合っていた。
その後ろでは年間ランキングで2位の川崎さんが集団の先頭でペースを抑えていたので、中途半端にペースが落ちてリラックスモードに入るとレースが面白くなくなる、と考えてアタック。
孫崎と津田にハンドシグナルで「逃げるぞ」と合図を送ったが反応してこず、5名ほどで抜け出す。
自分と一緒にトマが抜け出しており、目が合うとニヤリと笑っており、楽しんでるな、という感じが出ていた(笑)
トマは抜け出しの瞬間だけペースを引き上げて離脱し、その後抜け出したメンバーがパラパラと遅れていったことで2人になる。
振り返ると集団のペースが落ちていたので、BONDSの山本選手と2人で全開のローテーションで差を広げにいく。
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2周を逃げたところで後ろから孫崎を含む5名が集団と差を広げてブリッジしてきているのが確認できた。
集団が追ってくる可能性もあったので、ペースを落として待つことはせず、追いついてくるのを待つ。
半周くらい行ったところで後ろが追いついてきたことで7名逃げになったが、1人がパンクで遅れて6名になる。
合流してからはもう一段階ペースを引き上げて、集団との差を確実に広げに行く。
タイム差が40秒ほどまで広がったものの、メイン集団側がガッツリとペースを落とすこともなかったため、逃げもペースを緩めずにローテーションを回していた。
ゴールラインを越えてからが向かい風になっているので、行きが時速42~45kmほど、帰りが時速48~52kmほどで逃げていた。
最大で50秒以上までタイム差が広がったものの逃げ側のメンバー内で消耗している雰囲気を出している人もいたので、少しペースを調整しながら逃げを続けていた。
バイクがタイムボードを表示してくれるので、そのタイムで差を参考にメイン集団側が追ってきにくくなるように調整していた。
総合リーダーという面において、逃げのメンバー内には4位の伸元が居るので、勝たせて孫崎を下位に落とせば逆転させられたが、前半からかなり積極的に動いていたこともあり、バテバテの雰囲気がかなり出ていたので、難しいかな~という印象だった。
となると、次の孫崎に対する嫌がらせとしては、終盤にペースを落とすと集団に追いつかれるかも!?という状況に持ち込んで、総合上位の他の選手にポイントを取らせないために孫崎が逃げ切りを確定させるために牽かざるを得ない、という展開に持ち込むことだった。
現状で1位の孫崎はポイント獲得圏内の5位までを潰してしまえば年間リーダーが確定するわけで、今日の優勝の可能性を捨てでも牽ききる可能性が高い。
加えて、メイン集団内にいる総合上位の選手たちも追いつけば逆転のチャンスがある、と意識することで全開で追ってくるはずなので、全員が限界まで追い込む、というかなり面白い展開になる。
そして、そのうえでラスト1周を切ってからアタックを繰り返して独走で勝利する。
これが自分の完璧なプランだった。
計画を順調に進めるためにタイム差を40秒前後で維持しながら逃げを継続させていた。
そしてラスト3周ほどになってくるとローテーションを回すのが辛いメンバーも出てきたが、タイム差が縮み過ぎないように少し長く牽いたりして調整した。
ラスト2周に入ってからアタックをかけるか?という考えが一瞬だけ浮かんだが、残りの距離がまだ多く、単独になると追いつかれる可能性が出てくるので、動くのを我慢した。
ラスト2周の折り返しあたりから4人でのローテーションになったが、集団との差は残っており逃げ切れる可能性が高く、もし仮に捕まる展開になったとしてもその瞬間に単独でアタックをかければ逃げ切れる可能性が高いと考えていた。
ラスト1周に入った直後にローテーションの速度が鈍ったので、逃げの先頭からそのままアタック。
2人が反応してきたため3人でのローテーションになり、振り返ると少し遅れた孫崎が全開で追って来ていた。
苦しめるチャンス到来!と思って踏んでいたが、ちゃんと差を詰めてきたので、孫崎の追いつきざまに再びアタックし2人になったが、遅れた2人も合流し再び4人に。
2回連続で仕掛けたことで消耗していたことに加えて、孫崎が逃げ切りを決めるためにゴリゴリ踏んでいたので、いったん孫崎を消耗させるためにローテーションで協調する。
3回ほど回した後の孫崎が下がってくるタイミングで逆側からアタック。
単独で抜け出したが、山本裕昭選手が再び追いついてくる。
今日はアタックして抜け出すたびに山本選手と2人になることが多く、終始ダブル山本の展開が多かった。
2人でローテーションを回しながらも、頻繁に後ろを確認して孫崎と石田選手との差を把握し続ける。
2人ずつでの追いかけ合いになっているが、こういう場合は後ろの方が目標があるから気持ち的には有利な場合もある。
孫崎が単独でブリッジを仕掛けてきた際には追いつく直前でアタックできるように脚を使い切らないように少しセーブしつつ走っていたが、その動きは無い、と判断し残り700mあたりからアタックして独走開始。
もう一人の山本選手の追い上げが怖かったが、差を広げて独走で勝利することが出来た。
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孫崎は3位で年間リーダーを獲得した。


感想

楽しんで走りつつ、全員が苦しい展開になればいいな、という目標も達成できたので、とても満足度の高いレースとなった。
年間総合も絡めた展開で孫崎にストレスを与えつつ、自分の持ち込みたい展開に上手くはめ込むことが出来て、久しぶりのAACAで優勝できたのも嬉しかった。
とはいえ、60分間の平均出力が299Wで今年中でパワーデータが残っている中で過去2番目に高い数値だったので、この時期に踏み過ぎている、まである。


キツさレベル

有酸素系の追い込みレースという感覚だったので、ピークの辛さがそこまで大き過ぎなかった気がする。
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