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ツアー・オブ・アンタレア 4日目

クラス:2.1クラス ステージレース
開催地:トルコ
日程:2月11日
距離:183km
天候:晴れ



平均ワット:217W
最大ワット:839W
出場チームメイト:ドリュー・モレ、レイモンド・クレダー、トマ・ルバ、畑中勇介、山本元喜、孫崎大樹、白川幸希

レースレポート

3日目の結果でドリューが総合19位に付けており、総合順位においてUCIポイント獲得圏内にいる、という事もあって今日はドリューがトラブルで遅れないようにフォローすることを重視しつつも、チャンスがあれば逃げを狙って行く、という考えでレースに挑んだ。
パレード中に先頭まで上がり、状況によっては動けるように構えていた。
スタートアタックに白川が反応し少し抜け出していたが決まらず。
しかし、リーダーチームの雰囲気としては逃げを決めたさそうな様子が伺えた。
これは総合順位に関係ない選手であれば逃げやすいのではないか?と感じたため、自分も積極的に動き出す。
様子見のアタックでは無く、1本ごとにしっかりと逃げを決めるために全開で踏んだので、本数は多く打てなかったが、1本1本集団から抜け出すことはできていた。
今日のコースは序盤早々に標高200m近くまでの登りので、あまり悠長にアタックを繰り返していると登りが始まり、ペースの上がった集団に置いて行かれる危険があり、逃げを決めるのであればできる限り速やかに、という意識があったので若干焦りつつ逃げを打ちに行っていた。
最終的に登りの直前に5名ほどで先行したため、全開で踏みながら後ろを確認すると集団が離れていた。
これは逃げれる可能性がある、と先頭で全開で踏む選手から緩やかに登り始めた道を千切れそうになりながら本気で付いて行っていた。
これは決めれるのじゃないか?と苦しみながらも期待していたが、自分の横にフラっとリーダーチームのポルティの選手が現れたことで全てを察した。
集団に追いつかれペースの上がる集団から遅れないように粘るが、ドンドンと選手にパスされていき、ギリギリ頂上を通過するか?というところで前方の中切れを埋め切れずに千切れた組に送り込まれた。
千切れた組が30人以上居たことで全員諦めておらず、全開でローテーションを回してメイン集団を追っていた。
時速は50km以上出ている場面も多く、非常に速かったのにも関わらず、集団の姿が一向に見えず、一体どれくらいの速度でアタック合戦をしているんだ?と恐怖していたが、逃げが決まった事でペースの緩んだ集団に、畑中さんや白川と共に復帰することが出来た。
そこからは集団内で走りつつ、事前情報で74km地点で幹線道路から細い山道に入る、という話を聞いていたので、そこに向けてドリューやトマを前方位置で登りに入らせるために前に上がるタイミングを伺っていた。
平坦な道から登りに入るのかと思っていたが、その前時点から結構登り始めており、いよいよ前に上がった方が良いか?と後ろを確認するとドリューが居なくなっていたので、一度集団の後方まで下がりドリューを発見後、前に上がるぞ!と声を掛けて集団の端を前方に上がっていった。
その最中にトンネルに入ったのだが、その真中あたりが完全に照明が失われており真っ暗闇になっていた。
前から叫び声が聞こえるが、何が起きているか分からず。
ブレーキを使用にも後ろには前が見えていないであろうドリューが居るのはずなので突っ込まれる危険もあり、緩やかな減速しかできない。
そもそも、周りが一切見えないので自分がどれくらい減速しているのかも分からない状態ではあった。
脇の縁石も見えないので、いつ足元を掬われて落車するかも分からない、という恐怖の中で感覚だけは真っ直ぐ走っているつもりでいると、何がホイールのようなものを轢いた間食はあったが、落車せずに周りが少しずつ明るくなっていった。
で、トンネルを抜けたところで後ろを振り返ると、ドリューが居ない。
速度を落としてドリューがトンネルから出てくるのを待っていたが、他のキナンの選手が出てくるもののドリューの姿は見えない。
落車したか?と最悪のパターンを考えているとトンネルから出てくる最終集団にドリューが居り、自分がそこに合流すると「真っ暗でヤバかったな」とで言いたげに笑っていた。
しかし、こちらとしては、すぐ先で細い登りが始まる、と認識しているのでそれどころでは無い。
急いで集団に復帰しながら無線で先頭に上がる段取りを付けつつ、最後尾に合流。
畑中さんと一緒に集団の右端が空いていることを確認し、ドリューに付いてくるようにしつこくハンドサインで伝えてから一気に右端から先頭まで上がっていった。
タイミングが良かったこともあって、そのまま先頭まで出れたは良いものの、そこで位置を下げると集団に飲み込まれるので、先頭を牽く他チームと張り合う事になった。
畑中さんがしばらく粘っていたが、徐々に上がるペースに耐え切れずに離脱。
自分が先頭になり、他のチームと3列並走の真ん中を走りつつ、下がると飲み込まれるというプレッシャーを感じ全開で踏み続けていた。
何度も追い込みをかけたが、完全に脚を使い切ってしまい、オールアウト状態になったので横に捌けると、後ろに白川しか居なかった。
集団内を下がりつつ、ドリューがどこに行ったのか探すと意外と前方に居たので、途中まで付いては来たが、他のチームに挟まれて位置を下げてしまったのだろう、と分かった。
自分は先頭の競り合いで完全にオールアウトしていたので、ほぼ集団の最後尾まで下がってしまい、そこから登ることになった。
登りの入り口の様子ではそこまで集団が加速していないように見えたので、諦めずに再度踏みなおしを掛けて登り区間で千切れてくる選手をドンドンと躱して前に上がっていたが、周りの景色が開けた区間で集団が複数に分断されている様子が見て取れた。
自分の少し前には孫崎を含む大き目の集団があったので、そこまでは踏み切って追いつけたが、その先は少し離れていた上にチームカーの車列に混ざっていたので追いつくのは難しいと判断した。
チャンスがあるなら山頂からの下りを利用して勢いを付けて前を追うしかない、と考えて山頂で踏みなおしてみたが、前は前で先頭への復帰を狙っているのでかなり良い速度で走っており、逆に差が広がってしまっていた。
これは残りの距離が100km以上あったので、これはDNFもあり得るな、と考えていたが、自分より先に遅れていた白川を含む選手が全員合流したことで30名近い集団にまで膨らみ全員でゴールを目指すローテーションが始まっていた。
畑中さんは膝痛でDNFとなったが、それ以外の選手は全員でゴールまで走り切り、無事完走となった。
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集団は自分がオールアウトした直後に狭い登りの区間で大きく3つに分断され、先頭グループにドリューが残り総合順位で16位に入りUCIポイントを獲得した。トマは第2、レイモンドが自分達の2分前を行く第3グループでゴールとなった。


感想

序盤からDNFでも仕方が無いとも感じつつ可能性に掛けて動いたがいい結果を得ることが出来なかった。
データの数値上はかなり調子がよさそうだったので、良いトレーニングにはなっていたと思う。
4日間で特になにもできていなかったので、最後にドリューをしっかりと前に残す動きをできたのは良かったと思う。


キツさレベル
10
特に序盤の逃げ狙いからの登りと、細い登りの手前では限界突破レベルまで追い込んでいた。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

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