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ツアー・オブ・タイフウレイク 2016 6日目

ツアー・オブ・タイフウレイク 6日目

 

クラス:1クラス ステージレース

開催国:中国

日程:11月11日

距離:117.1km




天候:晴れ

出場チームメイト:石橋学、ダニエーレ・コッリ、山本元喜、エドワード・グロス、二コラス・マリーニ、リカルド・スタキオッティ

 

中国南部で行われたNIPPOシーズン最終レース。

 

 

レース前のミーティング

 

いつもどうりマリーニのゴールスプリントで勝負し、自分と石橋は逃げを狙って動くという指示。

 

 

レースレポート

 

今日も今日とて平坦のレース。

スタートから先頭近くに並んでアタックに反応できるようにしておく。

多い人数が逃げた際には入るように言われているが少数の逃げの場合には見送って良いと言われている。

昨日逃げて疲れていることを加味して考えると今日は少数の逃げに先行させてしまいたいところ。

アタックが始まり動いて行く。

出来る限り逃げに入って消耗したくないので大人数が動くとき以外には見送る、

ほどなくして5人が先行する。

リーダーチームのアタッキもNIPPOと同じイタリアのプロコンのサウスイーストも入っていない。

正直あまり強力ではないメンバーの飛び出し。

出来ればこれを逃がしてしまいたい。

自分と同じ考えのチームが前に集まってペースを抑えにかかる。

道が広いせいで横からブリッヂするためのアタックがかかる。

それを潰し続ける。

タイム差は30秒ほど。

まだブリッヂをかけれる可能性があるタイム差。

それにいつ捕まってもおかしくない。

少しして前から1人が千切れてきて4人になる。

なおさら逃がしてしまいたい。

そこからしばらく牽制とアタックが繰り返され、最終的に4人の逃げが決まった。

15km過ぎといったところだった。

そこからはしばらく休憩。

逃げが4人で強力でないということもあり自分たちがローテーションに加わる必要は今のところない。

今日はリーダーチームのアタッキが仕事をする日。

自分はマリーニの側でトラブルがあった際に対応できるように備えながら走る。

タイム差2分程でレースが進んでいく。

少し横風が吹いているが気にするほど強くはない。

しかし時速40km中盤のペースでレースが進んでいるため完全に休めるという感じではない。

次に動きを起こしたのはラスト30km手前。

本格的に逃げとの差を詰めるということでローテーションに加わって追走を開始する。

ローテーションのメンバーはアタッキ3人と自分とサウスイーストが1人。

最初のタイム差1分30秒強。

残りの距離を考えると確実に吸収できる差ではあるが万が一を考えてラスト10kmまでには捕まえるか最低でも視界には入れておきたい。

40km後半のペースで追走するが差が少しずつしか詰まらない。

これは逃げが結構粘るパターンかもしれない。

ペースを緩めずに追走を続けることで逃げを消耗させて確実に潰さないとまずい。

他のメンバーも同じ考えなのかかなりハイペースで追走が続く。

しばらくタイム差が分からず、次に教えられた時には40秒。

思った以上に一気に差が詰まった。

逃げが力尽きたのだろうか?

10kmちょっとで視界に入る。

いつでも休憩できる状態。

無線で一度下がるように指示が出る。

逃げがいつでも捕まる状態になり、残りの距離が20km近くある今の状態ではローテーションに入る意味があまりない。

終盤のペースアップに備えるべきだろう。

その後ほどなくして逃げが捕まり、カウンターでアタックをかけた選手が単独先行させられる状態になる。

再びタイム差30秒ぐらいでの調整が始まる。

サウスイーストも一旦下がりアタッキだけのコントロールでレースが進む。

ラスト10kmちょっとでサウスイーストがローテーションに加わったのに合わせて自分も再びローテーションに加わりコントロール開始。

単独で飛び出していた選手をほどなくして捉える。

そこから散発的に繰り返されるアタックをサウスイーストと一緒に処理する。

ラスト6kmを切ったところでゴールスプリントに向けた位置取り争いが始まり、足を消耗していた自分は集団内に飲み込まれる。

そこからは集団後方で付いて行きゴールした。

ゴールスプリントではマリーニとグロスが2位と3位に入った。

 

 

感想

 

今日も調子は悪くなかったが疲労は確実に溜まってきていると感じるレースだった

上手く少数の逃げが決まったおかげで消耗を最小限に抑えることが出来て良かった。

チームとしても毎日表彰台に乗ることが出来ているのでとてもい状態だと思う。

明日が最終日なのでしっかりと集中してやり切りたい。

 

 

キツさレベル

比較的楽に余裕を持ちながらレースを走ることが出来た。

調子が上がってきたことも加わり今回のレースの期間中で一番楽だと感じた1日だった。

しかし疲労が蓄積しているのは確かなのでしっかりと休んで油断しないようにしたい。

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