ツアー・オブ・タイフウレイク 2016 7日目
ツアー・オブ・タイフウレイク 7日目
クラス:1クラス ステージレース
開催国:中国
日程:11月12日
距離:130km
天候:晴れ
出場チームメイト:石橋学、ダニエーレ・コッリ、山本元喜、エドワード・グロス、二コラス・マリーニ、リカルド・スタキオッティ
中国南部で行われたNIPPOシーズン最終レース。
レース前のミーティング
今日のレースは逃げを狙い、乗れなければ後半に登りがあるのでそれに備えるようにという指示。
レースレポート
最終日ということで気合を入れて先頭に並んで逃げのためのアタックに備える。
レースが始まり逃げに反応していく。
スタートして1km走ったかどうかというところで左に曲がり、車がギリギリすれ違えるかどうかという幅の道に入る。
道が曲がりくねっていることもあり逃げが決まりやすいはず。
後ろに下がると前に上がりなおすことは困難なので常に先頭付近で逃げを狙って動く。
脚の調子は悪い。
連日動き続けているせいでそろそろ限界にきているようだ。
自分が動いた後に石橋が飛び出す。
これが決まればかなり楽になると思い集団を抑えに入る。
抑えがうまくいかず活性化した集団と飛び出した選手が繋がる。
そのままの流れで前方にいた選手が再びアタックをかける。
そこに石橋も加わっている。
今度はリーダーチームのアタッキも抑えにかかり逃げが決まる。
石橋を含む8人の逃げ。
タイムが1分差に開くまでかなりピリピリしながら集団が広がっていたが、逃げが確定したことで集団が緩む。
しばらくして逃げとのタイム差が2分近くに開いたところで追走が始まる。
中々速い時速40kmの後半で追い続ける。
最初こそ差が縮まり1分半ぐらいになったがそれ以降差が詰まっていかない。
逃げがどれくらい全力で逃げているんだ?と不思議に思う。
無線で道が狭くなると連絡が入りNIPPOのメンバーで固まって前に上がる。
連絡通り60km過ぎから道が狭くなる。
そしてアップダウンやコーナーが増えてくる。
最初はたいして問題なく前に一度れていたが、距離が進むにつれ選手が前に集まってきて密度が上がる。
全員で固まって走ってはいるが時々離れては合流を繰り返す。
道が狭いこともあり端に追いやられた選手が路肩に落ちたりもしている。
70km手前から緩やかな上りが始まる。
そこで集団からアタックがかかりペースが上がる。
キツイ。
千切れそう。
この1週間で溜め込んだ疲れがここで一気に来ている。
ヒィーヒィー言いながら集団で登りをクリア。
そこから緩いアップダウンの区間に入り再び落ち着く。
88kmから再び登りが始まる。
ペースが上がる。
かなり速くなり集団がばらけ始める。
自分も限界になり千切れる。
前に居たコッリに頑張って追いつく。
一旦下ってから再び登りが始まる。
コッリからも千切れそうになりながら必死で付いて行きも乗り切り下りに入る。
コンクリートの路面で滑りそうで怖い。
コーナーもブラインドも多い。
前の韓国の選手が遅くて外から抜こうとすると膨らんでくる。
危うく路肩に落とされかけて、怒鳴りながら抜く。
コッリ達の集団に追いついて少し休む。
前方に大きい集団がありコッリに言われて自分たちの集団を牽引してその集団に追いつく。
一瞬メイン集団か?と思ったが、どうやら遅れた選手の集団だったらしく、その集団でイーブンペースで走ってゴールした。
感想
最終日にこれまで貯め込んできた疲れが一気に来たという感じでかなり辛かった。
ゴールすることが出来たのは良かったが登りに入ってすぐに千切れてしまったので何も出来なかった。
今シーズンはこれが最終レースだったのでしっかりと休養を取り、心身共に休めて来年に向けて切り替えたいと思う。
キツさレベル
8
レース自体のしんどさはそこまで辛くなかったように感じたが、如何せん疲労度がマックスに達していたので相当辛い1日になった。
しかし、無事に走り切ることが出来て良かったと思う。
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