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ツール・ド・サンルイス 4日目

まず始めに、昨日のレポートの中で不適切な表現の文を上げてしまい、心配おかけして済みませんでした。
自分もあれがいったい何なのか気になり、今日のレース前に聞いてみたところ「ガラナ」だったようです。
ガラナはジュースも大好きです。笑






ツール・ド・サンルイス折り返しの4日目が終わりました。
結果はトップと9分51秒差の62位です。
総合は4つ下がり54位でした。

以下レース前の様子

今日はスタート地点からホテル方向に142km一直線というコースだったが、ゴールがホテルから100kmも離れていたので朝からバスで200km移動でした。
レース前に監督のジュリアーニを探して最後の登りをどう登るか相談しに行きました。
自分の意思表示もしてみようと思い、トップには付いていかずにペースで登っていってラストの平坦で全力をし切る感じで良いか?と聞くとオッケーということになりました。
2日目の登りで轟沈していたので最初から突っ込んで激ダレするのが嫌だったため安心しました。
天候はスタート直前に曇りだした状態でスタートです。


以下レースレポート

今日もスタートは広めの平坦でスタート。
ラストの山が半端無いからかアタック合戦は控え目。
10分程で逃げが決まったのかペースが落ち着く。
本日もベルラートが逃げに乗る。
そこからは時々ペースアップして逃げとのタイム差を調整しながら進む。
レース中にAg2rの選手が話しかけてくれたがいまいち分からずにいるとマリーニが通訳してくれた。
自分は昨日のレース後にケイデンスが遅いから上げるようにとジュリアーニから言われていたので、余裕があるときはケイデンスを上げるように意識した。
途中から急激に晴れだし水の消費量が増える。
今日は補給所が設定されていおらず、車に下がるタイミングも逃して水が少し足りない状態でラスト20kmへ。
登りが始まれば途中で車も上がってこれるだろうと、脱水が少し心配だったが我慢する。

そして終盤の登りへ。
斜度がかなりきつい登りでペースが上がる。
GARMINを確認するとラスト12km地点でコースマップよりは少し早いがたぶん誤差だろうと無理に着いていかず、離れて自分のペースを刻みだす。
集団から離れた状態で短く斜度のキツイ登りが終わると、

軽い下りと平坦がスタート
しかも結構続いている。
完全に判断ミスした。
恐らくコースマップのラストの登りばかりに気を取られてその前の登りを見落としていたのだろう。

仕方がないので一人でペースを刻んでいくが、集団がどんどん離れていく。
そのままラスト10kmに入るがGARMINを確認すると134km地点。
ようは逆方向に誤差が2kmあり、さっき千切れたのはラスト14km地点だったということに。
かなりミスったとは思ったが後悔してもしょうがないので予定どうりペースで登る。
途中でユックリ登っている選手から抜きざまに「集団でユックリ登るぞ」と言われるが目的が違うので無視する。
しばらくして水が少なかったダメージが効いてくる。
平坦よりペースが落ちる分風も無く日光もかなりキツイため体温上がり続けてヤバイ。
ちょうど観客がペットボトルの水を差し出してくれていたので受け取り一気にかぶる。
その後無事チームカーから水を受け取る。
ボトルの水を飲みながら観客から受けとる水をかぶって体温を下げ続けることでペースを上げ直せる。
コーナーは斜度の浅い外側ギリギリを走ることでダメージを減らしペースをのせる。
少しきつめの坂は蛇行してペースを保ち回転数が落ちすぎないように気を付ける。
斜度10%越えの坂は蛇行も無意味なのでダンシングを入れつつ踏みすぎないように気を付ける。
途中で抜かれもするが無理に付かず自分のペースを維持する。
登りで踏む気の無い選手をだいたいパスし、同じペース位で登っている選手が増えてきた頃にはラスト4km。
ラスト2kmは平坦なので登りはあと2km。
感覚的には結構短かったように感じた。
あと3kmの地点で山頂のゲートが見える。
ここからなら踏み切っても持つと考えペースアップ。
山頂を越えラスト2kmの平坦基調のアップダウンへ。
平坦に入ったくらいで逃げていたベルラートをパスする。
そこからは登りも無理やり踏み切ってゴール。


以下感想

途中までは良かったが、登りの開始地点をミスしたのが致命的すぎる。
コースマップはかなり念入りに見ていたつもりだったが、ラストの登りばかり考えていたのだと思う。
終わってから見れば確かにラストの登りの前に小高い丘があった。
海外レースは距離はあまり当てにならないので目印で確認するべきだった。
今回はラストの登りの開始直後に3級山岳があったので、せめてそれを見てから自分のペースに入ると決めておくべきだった。
登りでのペースの刻みかたは良く、スタートの失敗の割には62位と悪くはなかった。
しかしペースで走る以上、2日目の54位以上は絶対で総合も上げるつもりだったのでやはりトータルで失敗。
またもし自分のペースで登れていたらどこまで行けていたのかは気になるところ。
6ステージも山岳ゴールなのでもし許可されれば挑戦したいと思う。
ペースで登れたことと前半で回転を意識していたお陰で今日は昨日程は疲れていないと思う。
明日は17.4kmのTT。得意分野でもあるので、自分がどのレベルか知るためにも全力で踏み切りたいと思う。


余談
途中で話した Ag2rの選手レース後にマリーニからリナルド・ノチェンティーニだと教えてもらった。
Wikipediaで調べたら凄かった。
もしかしたら、もしかしたらだが、自分は選手のことを知らなさすぎるのかもしれない。
カベンディッシュの件も含めて。


ちなみに今日はカベンディッシュを登りで抜いた。
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